【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄

Mr.後困る

文字の大きさ
上 下
294 / 426
冥府にGO!!

胎の中(アラモードside)

しおりを挟む
【ラプラスの悪魔】とは
九大魔家の前身十二大魔家の一つだった家の一つラプラス家が代々継承する固有魔法である。

情報を入手する事で将来的に起こる出来事を推測出来る
情報量が多ければ多い程、 推測は容易になる。
情報量が多ければまるで予言の様に使える。
更に推測が当たれば当たる程、 どんどん的中率が上がり
ビア・ガーデン・ホールディングスと言う会社の株価変動を
57回的中させた経験もあった。

但し【ラプラスの悪魔】は習得難易度が全ての魔法の中でも最も習得困難と謳われ
更に使っている最中は全身に重篤な疲労感が押し寄せ
多用し過ぎると早死にすると言う多大なリスクから次第に廃れ
シアン・ラプラスが発現するまで800年もの長きに渡り
誰も使えなかった魔法である。

「この魔法により周囲の状況から黒のフライと亜人達が繋がっている事が分かった
そして私達は反体制派の亜人達と共謀して今まで力を蓄えて来た」
「・・・で? 何でこの人は死んでいるの?」

長い話に飽き飽きし始めているアラモード。

「一番身近な情報って何だか分かる?」
「質問に質問で返すのは失礼って知らないんですか?
そういうの良いからさっさとして下さい」
「・・・分かった、 自分の健康状態よ
シアンは自分の健康状態から自分が出産に耐えられないって事を理解していたのよ
そして自分のお腹の中の赤ちゃんの固有魔法の事も」
「赤ちゃんの固有魔法?」
「そう」
「・・・ありえないわね、 腹の中の子供が固有魔法を備える?
幾ら何でも無茶よ、 父上でも固有魔法を使えるようになったのは生後3ヶ月の筈」
「それはそれで無茶苦茶な話だけども私達の子の父親は白のフライよ?
言っておくけども黒のフライが白のフライに勝てたのは
奴が小細工を弄して魔法道具の重武装をしていたからよ
もしも素の状態で戦ったら間違い無く私達のフライが勝っていたわ」
「準備をするのは悪い事じゃないでしょ」
「好きに言ってなさい、 兎も角私達の子の種は世界最強の魔法使い」
「あの・・・私生娘なのでそう言う事はちょっと・・・」

顔を赤らめるアラモード。

「確かにデリカシーが無いわねマヤ」
「うるさい!! この状況でデリカシーも糞も有るか!!
話を戻そう、 腹の中の胎児の状態でこの子は固有魔法に目覚めたの
それも凄い魔法をね・・・」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした

珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。 色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。 バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。 ※全4話。

シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした

黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)

村娘になった悪役令嬢

枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。 ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。 村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。 ※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります) アルファポリスのみ後日談投稿しております。

乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました! でもそこはすでに断罪後の世界でした

ひなクラゲ
恋愛
 突然ですが私は転生者…  ここは乙女ゲームの世界  そして私は悪役令嬢でした…  出来ればこんな時に思い出したくなかった  だってここは全てが終わった世界…  悪役令嬢が断罪された後の世界なんですもの……

誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。

木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。 彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。 こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。 だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。 そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。 そんな私に、解放される日がやって来た。 それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。 全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。 私は、自由を得たのである。 その自由を謳歌しながら、私は思っていた。 悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。

婚約破棄ですか。ゲームみたいに上手くはいきませんよ?

ゆるり
恋愛
公爵令嬢スカーレットは婚約者を紹介された時に前世を思い出した。そして、この世界が前世での乙女ゲームの世界に似ていることに気付く。シナリオなんて気にせず生きていくことを決めたが、学園にヒロイン気取りの少女が入学してきたことで、スカーレットの運命が変わっていく。全6話予定

婚約破棄を望むなら〜私の愛した人はあなたじゃありません〜

みおな
恋愛
 王家主催のパーティーにて、私の婚約者がやらかした。 「お前との婚約を破棄する!!」  私はこの馬鹿何言っているんだと思いながらも、婚約破棄を受け入れてやった。  だって、私は何ひとつ困らない。 困るのは目の前でふんぞり返っている元婚約者なのだから。

侯爵令嬢の置き土産

ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。 「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。

処理中です...