【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄

Mr.後困る

文字の大きさ
上 下
246 / 426
冥府にGO!!

雷と盾の騎士のグダグダ話

しおりを挟む
ツイストと巾木と見張りを交代した盾の騎士と雷。

「あんまり眠れなかったなぁ・・・」

首を鳴らしながら眠そうにする盾の騎士。

「野営の訓練とかは亜人はやらないのか?」
「やるけども、 こんな鉄の板の上では寝れんわ」
「気持ちは分かる、 だが眠れるときに寝ないとなー」
「だな」

暇そうにする二人。

「そう言えば亜人は人間と関わりを持ちたくないと買って聞いたが・・・
アンタはラビー嬢と仲が良いみたいだが」
「まぁ、 辺境に居る奴は大体そういう恐怖は薄いよ」
「何で人間と関わり合いになりたくないんだ?」
「子供の頃からの習慣だから気になならなかったから調べてみた
すると過去に色々有ったらしい」
「色々って?」
「大陸外縁部との戦争だよ」
「そんな事が有ったのか?」

驚く雷、 今までそんな話は聞いた事が無い。

「まぁ凄い昔だからな、 人間圏では神話の類の話になっているだろう
何度か戦争は有ったが直近でもシクラメン合衆国成立以前だから物凄い昔だろう」
「うーん、 巾木さんはまだ生まれていない頃か・・・
だがしかしアンタの体付きを見るに亜人はかなり強い種族だと思う
現代なら兎も角過去の人類が戦争をして勝てるのか?」
「ボロ負けだ、 王国の開祖、 帝国の恐怖症、 合衆国の殺し屋
法国の巨人、 公国の逆流、 共和国のエルダーエルフ
そして連邦の巨大爆発」
「巨大爆発?」
「そう、 如何言う理屈か知らないが巨大な爆発で山が吹き飛んで
今のトング大山脈になったらしい」
「滅茶苦茶だな・・・神話か何かだろ、 それ」
「いや、 大昔は火を噴く山とか有ったらしいからそれじゃないかと睨んでいる」
「火山だった、 と言う事か? ・・・いや、 しかし・・・」

考え込む雷。

「自然の力は凄まじいな」
「そうだな、 地震とかも凄いし」
「地震も火山噴火も魔法で再現出来るけどな」
「マジかよ、 人間マジ怖いな、 絶滅すんじゃないの?」
「人間には理性があるから絶滅とかはあり得ないと思うけどなぁ」
「理性が無くなったらアウトとか怖すぎるわぁ・・・」

会話が途切れる二人。

「所で逆に君は私の事怖くないのか?」

盾の騎士が雷に尋ねる。

「愚問だな、 ラビー嬢が心を許しているんだ、 だから怖くねぇ」
「そうか・・・」

遠い目をするのか盾の騎士が遠くを見る。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした

珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。 色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。 バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。 ※全4話。

シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした

黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)

村娘になった悪役令嬢

枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。 ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。 村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。 ※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります) アルファポリスのみ後日談投稿しております。

乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました! でもそこはすでに断罪後の世界でした

ひなクラゲ
恋愛
 突然ですが私は転生者…  ここは乙女ゲームの世界  そして私は悪役令嬢でした…  出来ればこんな時に思い出したくなかった  だってここは全てが終わった世界…  悪役令嬢が断罪された後の世界なんですもの……

誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。

木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。 彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。 こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。 だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。 そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。 そんな私に、解放される日がやって来た。 それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。 全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。 私は、自由を得たのである。 その自由を謳歌しながら、私は思っていた。 悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。

婚約破棄ですか。ゲームみたいに上手くはいきませんよ?

ゆるり
恋愛
公爵令嬢スカーレットは婚約者を紹介された時に前世を思い出した。そして、この世界が前世での乙女ゲームの世界に似ていることに気付く。シナリオなんて気にせず生きていくことを決めたが、学園にヒロイン気取りの少女が入学してきたことで、スカーレットの運命が変わっていく。全6話予定

婚約破棄を望むなら〜私の愛した人はあなたじゃありません〜

みおな
恋愛
 王家主催のパーティーにて、私の婚約者がやらかした。 「お前との婚約を破棄する!!」  私はこの馬鹿何言っているんだと思いながらも、婚約破棄を受け入れてやった。  だって、私は何ひとつ困らない。 困るのは目の前でふんぞり返っている元婚約者なのだから。

侯爵令嬢の置き土産

ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。 「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。

処理中です...