【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄

Mr.後困る

文字の大きさ
上 下
233 / 426
冥府にGO!!

冥府への旅路

しおりを挟む
冥府の門に移動するラビー一行。

「所で一つ疑問なんだが・・・冥府の門に行くと言ったが
具体的には? やっぱり底に降りるのか?」

歩きながらツイストが尋ねる。

「そうですね底に降ります」

ADが答える。

「降りる迄、 大変じゃないのか? 相当深いだろ、 あそこ」
「昇降機で降りるので問題無いですよ、 言いませんでしたっけ?」
「如何だったかな・・・」
「谷底だとしたら色々問題が有るのではないのですか?」

ラビーが尋ねる。

「例えば暗さとか」
「永劫ランプを大量に配置してあるので問題無いですよ」
「となるとビア帝国と交易が有る?」
「えぇ、 ありますね
と言うよりも冥府の門を拠点にしていた麻薬王は
ビア帝国の皇帝フライと交易をして勢力を拡大して八王になった
と言う噂です」
「寧ろ麻薬王と交易したから父君は皇帝になれたのではないの?
麻薬ビジネスは帝国の一大産業って言って良いじゃない」

アラモードがカラカラと笑う。

「そもそも谷底って空気有るのか? 物凄い不安なんだが・・・」
「それは問題無いでしょう巾木議員、 最近の研究で人工の光でも植物は育つらしいですし」
「????? どういう事ですかアラモード殿下? 植物が育つから何です?」
「植物が有るから光合成出来ますよ?」
「こうごうせい? 何ですかそれ?」
「植物は光を浴びると二酸化炭素を吸って酸素を吐き出すんです」
「にさんかたんそ? さんそ? 本気で何を言っているのか分からない」

謎が謎を深める巾木。

「・・・なぁ店長、 エルフって言うのはあんなに頭悪いのか?
私でも光合成とかは知っているが・・・」

盾の騎士がラビーに尋ねる。

「・・・・・どうでしょうか、 巾木さんは2000歳を超えてますから
細かい事は気にしないのかも・・・私は寧ろ、 これが気になります」

そう言って馬車を見るラビー。
馬車には食べ物が満載で有る。

「結構食べ物を積んでいますがこれは一体・・・」
「冥府の門は麻薬王のおひざ元ですからね
持ち込んだ食べ物以外を食べるのは危険かと思います」
「薬物を盛られるかもしれないって事ですか?
そんな直接的な事します?」
「やらないとも言えないじゃないですか警戒をするべきです」
「そうですか・・・それならば料理は任せて下さい」
「是非ともよろしくお願いします」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

あなたを忘れる魔法があれば

美緒
恋愛
乙女ゲームの攻略対象の婚約者として転生した私、ディアナ・クリストハルト。 ただ、ゲームの舞台は他国の為、ゲームには婚約者がいるという事でしか登場しない名前のないモブ。 私は、ゲームの強制力により、好きになった方を奪われるしかないのでしょうか――? これは、「あなたを忘れる魔法があれば」をテーマに書いてみたものです――が、何か違うような?? R15、残酷描写ありは保険。乙女ゲーム要素も空気に近いです。 ※小説家になろう、カクヨムにも掲載してます

誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。

木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。 彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。 こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。 だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。 そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。 そんな私に、解放される日がやって来た。 それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。 全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。 私は、自由を得たのである。 その自由を謳歌しながら、私は思っていた。 悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。

悪役令嬢がヒロインからのハラスメントにビンタをぶちかますまで。

倉桐ぱきぽ
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私は、ざまぁ回避のため、まじめに生きていた。 でも、ヒロイン(転生者)がひどい!   彼女の嘘を信じた推しから嫌われるし。無実の罪を着せられるし。そのうえ「ちゃんと悪役やりなさい」⁉ シナリオ通りに進めたいヒロインからのハラスメントは、もう、うんざり! 私は私の望むままに生きます!! 本編+番外編3作で、40000文字くらいです。 ⚠途中、視点が変わります。サブタイトルをご覧下さい。

悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!

たぬきち25番
恋愛
 気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡ ※マルチエンディングです!! コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m 2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。 楽しんで頂けると幸いです。

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

侯爵令嬢の置き土産

ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。 「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。

王太子が悪役令嬢ののろけ話ばかりするのでヒロインは困惑した

葉柚
恋愛
とある乙女ゲームの世界に転生してしまった乙女ゲームのヒロイン、アリーチェ。 メインヒーローの王太子を攻略しようとするんだけど………。 なんかこの王太子おかしい。 婚約者である悪役令嬢ののろけ話しかしないんだけど。

村娘になった悪役令嬢

枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。 ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。 村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。 ※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります) アルファポリスのみ後日談投稿しております。

処理中です...