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冥府にGO!!
進路相談
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カランコロン、 と剣の騎士と勲章の騎士、 ADが店に入って来た。
「店長、 何とか目途が立ちました!!」
「おぉ!!」
がたりと立ち上がるゼロ。
「とりあえずこっちに殿下が向かっているので合流したら向かう事にします」
「向かう? このまま赤い森から出るのではないのか?」
「いえ、 まず【冥府の門】に向かって貰います」
「「「!!?」」」
ビア帝国の超危険地域【冥府の門】。
地面に空いた巨大な亀裂は正に冥府に繋がると言われる程深い。
中に入れば生きては帰れない、 そもそも・・・
「ま、 待ってくれ!! 貴公等亜人には分からないかもしれないが
ビア帝国は冥府の門の周囲には
ビア帝国の魔術師団が駐在していて近付くと問答無用で攻撃される!!」
「そもそも冥府の門には冥府のバケモノが出るって噂が有るぞ
危険じゃないのか?」
「そうなんですか巾木さん」
「何で知らないんだ雷」
「いや・・・他の国の事だし・・・」
「じゃあ解説しよう
冥府の門は昔からあったがビア帝国のフライ陛下が即位する少し前から
冥府の門から怪物が出て人間を誘き寄せて多くの人間を冥府に引きずり込もうと
企んでいる言う話がある」
「何ですか、 それ」
「冥府の門が本当に冥府の門だったらあり得なくはない・・・
現皇帝が即位するまで夥しい血が流れたんだ・・・」
遠い目をする巾木。
「先方とは話は着いていますので大丈夫です」
「大丈夫なのか・・・不安しかない・・・」
「・・・心配ですし、 私も付いて来ます」
ラビーが立ち上がる。
「あ、 じゃあ私とウィノも行くよ」
「え? 何で自分も?」
「いざという時のおt、 一人ぼっちだと暇だろ?」
「囮って言おうとした!! 今囮って言おうとしたよ!!」
「男が細かい事言うな、 そっちの議員さん達も帰るの?」
「それについて話し合ったのですが・・・意見が割れましてね」
「意見が割れた? それは可笑しいじゃないのですか巾木議員」
「可笑しい? 何がですかラビー嬢」
「私は好きでここに残っているんです、 付き添いはしますが
カラメル王国に戻るつもりはありません」
「それは重々承知しています、 ですがだからと言って直ぐに帰る訳には行きません」
「何故?」
「・・・・・」
巾木はゼロからスキットルを受取り中身を飲み干した。
「何故ここで酒?」
「しらふじゃ言えませんよ・・・」
「店長、 何とか目途が立ちました!!」
「おぉ!!」
がたりと立ち上がるゼロ。
「とりあえずこっちに殿下が向かっているので合流したら向かう事にします」
「向かう? このまま赤い森から出るのではないのか?」
「いえ、 まず【冥府の門】に向かって貰います」
「「「!!?」」」
ビア帝国の超危険地域【冥府の門】。
地面に空いた巨大な亀裂は正に冥府に繋がると言われる程深い。
中に入れば生きては帰れない、 そもそも・・・
「ま、 待ってくれ!! 貴公等亜人には分からないかもしれないが
ビア帝国は冥府の門の周囲には
ビア帝国の魔術師団が駐在していて近付くと問答無用で攻撃される!!」
「そもそも冥府の門には冥府のバケモノが出るって噂が有るぞ
危険じゃないのか?」
「そうなんですか巾木さん」
「何で知らないんだ雷」
「いや・・・他の国の事だし・・・」
「じゃあ解説しよう
冥府の門は昔からあったがビア帝国のフライ陛下が即位する少し前から
冥府の門から怪物が出て人間を誘き寄せて多くの人間を冥府に引きずり込もうと
企んでいる言う話がある」
「何ですか、 それ」
「冥府の門が本当に冥府の門だったらあり得なくはない・・・
現皇帝が即位するまで夥しい血が流れたんだ・・・」
遠い目をする巾木。
「先方とは話は着いていますので大丈夫です」
「大丈夫なのか・・・不安しかない・・・」
「・・・心配ですし、 私も付いて来ます」
ラビーが立ち上がる。
「あ、 じゃあ私とウィノも行くよ」
「え? 何で自分も?」
「いざという時のおt、 一人ぼっちだと暇だろ?」
「囮って言おうとした!! 今囮って言おうとしたよ!!」
「男が細かい事言うな、 そっちの議員さん達も帰るの?」
「それについて話し合ったのですが・・・意見が割れましてね」
「意見が割れた? それは可笑しいじゃないのですか巾木議員」
「可笑しい? 何がですかラビー嬢」
「私は好きでここに残っているんです、 付き添いはしますが
カラメル王国に戻るつもりはありません」
「それは重々承知しています、 ですがだからと言って直ぐに帰る訳には行きません」
「何故?」
「・・・・・」
巾木はゼロからスキットルを受取り中身を飲み干した。
「何故ここで酒?」
「しらふじゃ言えませんよ・・・」
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