222 / 426
冥府にGO!!
帝国の刑務所事情(ウィノ&アラモードside)
しおりを挟む
「殺される・・・死刑になる?」
「いや、 それは無いと思うけどもさ、 ウィノ、 アンタは大事な事忘れていない?」
「大事な事・・・?」
「私、 14最なのよ」
「・・・・・大事、 ですか?」
ぽつりと呟くウィノ。
「大事よ、 未成年の、 しかもうら若き乙女を拉致したとなりゃあ
もう刑務所に行ったら間違い無く他の囚人から殺されるでしょ
ロリコン誘拐犯とかマジで終わっている」
「ロリコン・・・?」
首を傾げるウィノ。
「児童性愛者だね」
「そう見られるのは本当に嫌ですね・・・でもアラモード殿下は
年下とは思えませんね」
「ドヤァ( ・´ー・`)」
「・・・でも帝国って他の囚人に殺されるとか有るんですか?」
「そもそも帝国の刑務所で生きて出られるケースは他国に比べると少ない
お偉いさんの不評を買った奴やまた問題起こすだろうと危険視される奴は
刑務所内で殺される
魔道具の素材に人体が必要な場合にちょくちょく人が『無くなる』ケースも多い」
「そんな事して問題にならないんですか?」
「アンタは帝国の刑務所内での死亡した人数とか把握しているの?
王国の刑務所内での死亡人数にすら興味無いでしょ
帝国でも情報公開はしているし調べればどれだけ刑務所で人が死んでいるか分かるけども
そもそも調べる人間がいないから問題にならない」
「・・・・・」
確かに気に留めた事は無い。
ウィノは愕然とした。
「ましてやアンタは皇族を拉致した奴
王国も関わりたく無いでしょう、 そんな居なくなっても良い奴をほっとくとは思えない」
「・・・貴女を皇帝にするか、 死ぬか、 ですか」
「そうなるわね」
「・・・・・はぁ・・・」
溜息を吐くウィノ。
「まぁ今回の事はアンタの自業自得も含まれるんじゃないの?
アンタが色々有って勘当されたって言う話
アンタが真面目にやっていれば防げたはずじゃない」
「・・・そう、 なんですかね」
「そうよ、 積極的に騎士として盗賊のアジトにでも行って
皆殺しにして来ればよかったのよ」
「いや、 流石にそれは・・・」
「だって騎士でしょう?」
「騎士のイメージがちょっとおかしいとしか・・・」
「そうかしらねぇ・・・うーん、 お腹空いたしラビーに何か作って貰いますかね」
「それが良いでしょうね」
小屋からひょっこり出てレストラン・スコヴィルに向かう二人だった。
「いや、 それは無いと思うけどもさ、 ウィノ、 アンタは大事な事忘れていない?」
「大事な事・・・?」
「私、 14最なのよ」
「・・・・・大事、 ですか?」
ぽつりと呟くウィノ。
「大事よ、 未成年の、 しかもうら若き乙女を拉致したとなりゃあ
もう刑務所に行ったら間違い無く他の囚人から殺されるでしょ
ロリコン誘拐犯とかマジで終わっている」
「ロリコン・・・?」
首を傾げるウィノ。
「児童性愛者だね」
「そう見られるのは本当に嫌ですね・・・でもアラモード殿下は
年下とは思えませんね」
「ドヤァ( ・´ー・`)」
「・・・でも帝国って他の囚人に殺されるとか有るんですか?」
「そもそも帝国の刑務所で生きて出られるケースは他国に比べると少ない
お偉いさんの不評を買った奴やまた問題起こすだろうと危険視される奴は
刑務所内で殺される
魔道具の素材に人体が必要な場合にちょくちょく人が『無くなる』ケースも多い」
「そんな事して問題にならないんですか?」
「アンタは帝国の刑務所内での死亡した人数とか把握しているの?
王国の刑務所内での死亡人数にすら興味無いでしょ
帝国でも情報公開はしているし調べればどれだけ刑務所で人が死んでいるか分かるけども
そもそも調べる人間がいないから問題にならない」
「・・・・・」
確かに気に留めた事は無い。
ウィノは愕然とした。
「ましてやアンタは皇族を拉致した奴
王国も関わりたく無いでしょう、 そんな居なくなっても良い奴をほっとくとは思えない」
「・・・貴女を皇帝にするか、 死ぬか、 ですか」
「そうなるわね」
「・・・・・はぁ・・・」
溜息を吐くウィノ。
「まぁ今回の事はアンタの自業自得も含まれるんじゃないの?
アンタが色々有って勘当されたって言う話
アンタが真面目にやっていれば防げたはずじゃない」
「・・・そう、 なんですかね」
「そうよ、 積極的に騎士として盗賊のアジトにでも行って
皆殺しにして来ればよかったのよ」
「いや、 流石にそれは・・・」
「だって騎士でしょう?」
「騎士のイメージがちょっとおかしいとしか・・・」
「そうかしらねぇ・・・うーん、 お腹空いたしラビーに何か作って貰いますかね」
「それが良いでしょうね」
小屋からひょっこり出てレストラン・スコヴィルに向かう二人だった。
0
お気に入りに追加
97
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした
珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。
色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。
バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。
※全4話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました! でもそこはすでに断罪後の世界でした
ひなクラゲ
恋愛
突然ですが私は転生者…
ここは乙女ゲームの世界
そして私は悪役令嬢でした…
出来ればこんな時に思い出したくなかった
だってここは全てが終わった世界…
悪役令嬢が断罪された後の世界なんですもの……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
婚約破棄ですか。ゲームみたいに上手くはいきませんよ?
ゆるり
恋愛
公爵令嬢スカーレットは婚約者を紹介された時に前世を思い出した。そして、この世界が前世での乙女ゲームの世界に似ていることに気付く。シナリオなんて気にせず生きていくことを決めたが、学園にヒロイン気取りの少女が入学してきたことで、スカーレットの運命が変わっていく。全6話予定
婚約破棄を望むなら〜私の愛した人はあなたじゃありません〜
みおな
恋愛
王家主催のパーティーにて、私の婚約者がやらかした。
「お前との婚約を破棄する!!」
私はこの馬鹿何言っているんだと思いながらも、婚約破棄を受け入れてやった。
だって、私は何ひとつ困らない。
困るのは目の前でふんぞり返っている元婚約者なのだから。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
侯爵令嬢の置き土産
ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。
「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる