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悪役令嬢の私がモテモテな件について
閑話 色と属性
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火鍋の〆のラーメンを食べる巾木達とビア帝国皇族一同。
ウィノも同伴している。
「所でこれは効いて良いか分からないのですが・・・
ビア帝国の皇族の方々って髪や瞳の色、 魔法属性がバラバラなのは何でですか?」
巾木が疑問を口にする。
「魔法属性に関してはバラバラなのはおかしくないでしょ?
カラメル王家も魔法属性が一致しない者も居るでしょ?」
アラモードが返答する。
「それはそうですが髪の毛の色は普通同じでは?」
「・・・・・」
アラモードがソーラーをちらと見る。
「母の固有魔法【神殺し】ですよ」
「皇妃殿下の?」
「どういう事?」
「母の固有魔法【神殺し】は夫に加え今までの自分の血筋
つまり先祖の特徴を子に受け継がせる
それ故に様々な魔法属性や髪の毛や瞳の色が違うと言う訳です
血液型なんかも生まれる筈の無い型になるらしいです」
「なるほど・・・しかし【神殺し】とは物騒な名前ですね」
「いや、 そうでもないぞ」
雷の言葉を否定する巾木。
「生命の誕生を神の死と表現するのは良く有る事だ」
日本神話でも火之迦具土の屍から多くの神々が生まれ
保食神の屍は食べ物の元になったと言うハイヌウェレ型神話もある。
「だがしかし信じられないな、 何故皇妃はそんな固有魔法にしたのか・・・
本当は大勢の側室が居るのではないか?」
「いえいえ、 血縁関係は証明されていますよ」
「何故?」
「我が国では血液から個人を特定出来る魔法技術が有るのを御存じでしょう
血縁関係も判別する事が出来ます」
「あぁ・・・アレか・・・」
遠い目をするゼロ。
「度々問題になる奴ですよね・・・」
「個人特定技術はビア帝国以外ではあまり取り入れられないですよね」
「何故?」
「雷君、 分からないかね? そんな技術が取り入れられれば
浮気とか愛人を持つ事が出来ないじゃないか
勿論言うまでもないが私はそんな事はしないし興味も無いが
多くの貴族達が反対してね・・・遅々として進まない」
「嘆かわしいですわね・・・」
ラビーが呟いた。
「ラビー嬢、 貴女ならば王国に戻って社会を変える事が出来ると思いますが?」
「私が居なくても全ての貴族女子が訴えれば何れは変わると思いますよ
一人が声を挙げなくても大勢で声を挙げれば変わります」
「・・・」
ウィノも同伴している。
「所でこれは効いて良いか分からないのですが・・・
ビア帝国の皇族の方々って髪や瞳の色、 魔法属性がバラバラなのは何でですか?」
巾木が疑問を口にする。
「魔法属性に関してはバラバラなのはおかしくないでしょ?
カラメル王家も魔法属性が一致しない者も居るでしょ?」
アラモードが返答する。
「それはそうですが髪の毛の色は普通同じでは?」
「・・・・・」
アラモードがソーラーをちらと見る。
「母の固有魔法【神殺し】ですよ」
「皇妃殿下の?」
「どういう事?」
「母の固有魔法【神殺し】は夫に加え今までの自分の血筋
つまり先祖の特徴を子に受け継がせる
それ故に様々な魔法属性や髪の毛や瞳の色が違うと言う訳です
血液型なんかも生まれる筈の無い型になるらしいです」
「なるほど・・・しかし【神殺し】とは物騒な名前ですね」
「いや、 そうでもないぞ」
雷の言葉を否定する巾木。
「生命の誕生を神の死と表現するのは良く有る事だ」
日本神話でも火之迦具土の屍から多くの神々が生まれ
保食神の屍は食べ物の元になったと言うハイヌウェレ型神話もある。
「だがしかし信じられないな、 何故皇妃はそんな固有魔法にしたのか・・・
本当は大勢の側室が居るのではないか?」
「いえいえ、 血縁関係は証明されていますよ」
「何故?」
「我が国では血液から個人を特定出来る魔法技術が有るのを御存じでしょう
血縁関係も判別する事が出来ます」
「あぁ・・・アレか・・・」
遠い目をするゼロ。
「度々問題になる奴ですよね・・・」
「個人特定技術はビア帝国以外ではあまり取り入れられないですよね」
「何故?」
「雷君、 分からないかね? そんな技術が取り入れられれば
浮気とか愛人を持つ事が出来ないじゃないか
勿論言うまでもないが私はそんな事はしないし興味も無いが
多くの貴族達が反対してね・・・遅々として進まない」
「嘆かわしいですわね・・・」
ラビーが呟いた。
「ラビー嬢、 貴女ならば王国に戻って社会を変える事が出来ると思いますが?」
「私が居なくても全ての貴族女子が訴えれば何れは変わると思いますよ
一人が声を挙げなくても大勢で声を挙げれば変わります」
「・・・」
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