【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄

Mr.後困る

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古代でぶ妖精文明遺跡の謎

ピーマンの存在意義って何?

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無限ピーマンに必要な食材。
ピーマン、 ツナ、 調味料。

「ピーマンと調味料は今持っている」
「何でピーマンを持ってるの?」

ラビーの準備の良さに困惑する少年。

「ピーマンもこの赤い森には少しだけど有るのよ
この森は赤くて辛い物ばかりと思われがちだけど
香味野菜も豊富にある、 そのまま食べるには辛いけども
料理すれば美味しく食べられる野菜ばかり」
「うーん・・・ピーマンって香味野菜なの? そもそもピーマンって意味が分からない」
「分かる、 何でこの世に存在するの? 無くて良いじゃないか
ピーマンの存在意義って何?」

如何やらピーマンが嫌いな少年と盾の騎士。

「子供だなぁ、 二人共、 ピーマンはピーマンの良さが有るんだ」

料理人が指を振りながら言う。

「どんな?」
「それはだな」
「待って、 実際に料理で食べて貰うのが分かり易い、 まずはツナを調達しないと」

ラビーが行動を始める。

「だがツナってマグロだろ? マグロを調達って・・・難しいんじゃないのか?」
「普通はね、 だけど今回に限っては簡単に調達出来る」
「?」

困惑するトレジャーハンター達。

「忘れたの? さっき私達は色々調査して回ったじゃない
そこでツナサンドを売っているのを見た」
「おぉ!! そこでツナを調達すると言うのか!!」
「えぇ、 これでツナはゲット出来る!!」

画してラビーはツナサンドを売っているでぶ妖精からツナを交渉
(と言う名の食べ物での買収)によりツナを入手。
早速ラビーは大量のピーマンを切り刻み、 ツナと一緒にボールに入れて
ごま油、 鶏がら粉末、 塩コショウを入れて混ぜて
魔法で暖めてから鰹節、 白ゴマを振りかけて出来上がり。

「出来た、 無限ピーマン、 さぁ食べて食べて」
「え、 俺?」

少年と盾の騎士に無限ピーマンを差し出すラビー。

「美味しいから」
「・・・じゃあ頂きます・・・」

恐る恐る食べる少年と盾の騎士。

「・・・ピーマンがいい感じにクタッとしていて味で染みてて美味しい」
「店長、 貴方はやっぱり凄いな・・・私の想像を超えて来る・・・」

パクパクと無限ピーマンを食べ進める二人。
二人が食べ切る前にでぶ妖精に無限ピーマンを渡すラビー。

「ウマー、 ウマー、 これが無限ピーマンか、 おいしー」
「喜んでもらえて何より・・・」
「じゃあ御礼の溶岩プレートをあげるねー」

ラビー達は溶岩プレートを手に入れた。
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