【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄

Mr.後困る

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古代でぶ妖精文明遺跡の謎

突入!!でぶ妖精遺跡!!(トレジャーハンターside)

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遺跡の入口に居るでぶ妖精に大量の食べ物を差し出すトレジャーハンター達。

「さぁ、 これでそこから退いてくれ」
「にょーん♪ おっけーにょー」

遺跡の入口からにゅーんと出て来るでぶ妖精、 まるでところてんの様だった。

「にょーん」

のびるでぶ妖精。

「それでは中に入るぞ・・・」
「あぁ・・・」
「うむ・・・」
「いよいよだな・・・」
「・・・・・」

トレジャーハンター達がでぶ妖精が詰まっていた通路を抜けると
大きなホールの様な場所に出た。
様々なでぶ妖精が出店を作っている。

「明るい・・・?」
「おい、 あれ・・・」

カンテラ頭が天井を指差すと太陽の様なでぶ妖精が周囲を照らしていた。

「あれはたいよーでぶ妖精・・・中々にレアなでぶ妖精だ・・・」
「するとここはでぶ妖精のコロニー?」
「何れにせよ、 どうやら先が有る様だ、 進もう」

ホールを通過し、 奥に進む一行。
カンテラ頭が能力で通路を照らすと・・・

「ん・・・? 何か居るぞ?」
「何だ・・・?」

一行は混乱した、 何かが居るのは分かる、 しかし何かは分からない
真っ黒い何かが居たのだった。

「何だコイツは・・・」
「にょもし?」

振り返ると顔だけだ白いでぶ妖精だった。

「でぶ妖精? でも顔だけ白い? なんだこいつ?」
「にょーん」

ぷにぷにとカンテラ頭が触る。

「これは幹事だな・・・」

冷静に判断する鳥籠頭。

「幹事?」
「そうだ、 でぶ妖精の中でも特に良く食べて飲み会を開いて
良く食べる、 そういうでぶ妖精だ」
「ふーん・・・」
「ユニークでぶ妖精の中でも最下級だがこんな所に居るとは・・・
ここには相当な数のでぶ妖精が居るぞ」
「呼んだー?」「にょもし?」「にょー?」「にょん?」「にょー」「にょん」

ぞろぞろとでぶ妖精達が湧いて出て来た。
中にはユニークでぶ妖精も混じっている。

「うわ、 邪魔臭いなぁ・・・ほら散った散った」

鬱陶しそうにでぶ妖精を払う鳥籠頭。

「にょー」「にょー」「ぽーん」「にょー」
「全く・・・鬱陶しいな・・・」
「まぁでぶ妖精が群生しているという事は
近場に危険な生き物は居ないんだから安全だと思えば・・・」
「そうでもないぞ」

ヘルメット頭がカンテラ頭の荷物をもぞもぞと探る。

「?」
「にょー」

荷物の中から食料ももぐもぐしていたでぶ妖精が出て来た。

「何時の間に紛れていた?」
「さっきぽーんってでぶ妖精を打ち出した奴が居たぞ」
「なるほど・・・警戒は必須だな・・・」
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