105 / 426
大瀑布で魚を漁ろう
寮長の出迎え(ウィノside)
しおりを挟む
カラメル王国のカラメル王国学院に向かったウィノ。
まずはサンライズ王子と合流しなければならないが
殆ど何も持っていないのだ、 まずはカラメル王国学院の学園寮に送ったと言う
自分の私物を受取りに行かなければならない。
「久々に来たな・・・」
カラメル王国学院に辿り着いたウィノ。
例の如く金を持って無いので歩きで有り
途中野宿をした為にかなり時間がかかった。
お陰で体はボロボロである。
ふらふらになりつつも学園寮に入る。
「おやアーモンド君、 遅かったね」
寮長のリカル・デントがウィノを出迎えた。
「寮長先生、 ここに送られた私物を返して貰えますか?」
「それは構わないが・・・」
言い難そうにするリカル。
「・・・何ですか?」
「・・・・・先にシャワーを浴びなさい
まだ君の部屋は取っておいてあるから着替えもした方が良い」
「・・・・・それもそうですね」
ウィノは寮の自分の部屋に入った。
自分の部屋に戻る途中に擦れ違った学生達は皆、 自分を避けた。
ウィノが自室に戻るとそこには私物が入った木箱が置いてあった。
「・・・・・まずはシャワーだな」
国内最高峰の学園だけあって寮の施設も充実している。
部屋にはシャワーが備え付けてあるのだ。
水は勿論、 お湯も出る。
久々のシャワーに癒されるウィノ。
「はぁ・・・・・」
シャワーに溜息まで出る、 久々の暖かいシャワーに心が躍った。
ウィノはシャワーを浴びた後に服を着替えた。
服には無頓着だったので学生服位しか無いが別に良いだろう。
「まさか卒業してからもう一度袖を通す事になるとはな」
自嘲しながら学生服を着るウィノ。
服を着た所でウィノの部屋にノック音が響く。
「はい」
「リカルだけど、 軽い食事でもどうだい?
シチューとパンが有るけど」
「頂きます」
「じゃあ食堂に来てね」
すぐさま部屋から出て食堂に入るウィノ。
出された暖かいシチューとパンを貪り食う。
「旨い・・・旨い・・・」
野宿をしていた頃は野生生物や草等を狩ってそのまま食べていた為
まともな食事を取ったのは久しぶりだった。
涙が溢れ出て来た。
「御代わりもあるからね」
リカルが気まずそうにウィノに言った。
「本当にありがとう」
「良いんだよ、 これ位しか出来ないから・・・」
リカルが気まずそうに俯いた。
まずはサンライズ王子と合流しなければならないが
殆ど何も持っていないのだ、 まずはカラメル王国学院の学園寮に送ったと言う
自分の私物を受取りに行かなければならない。
「久々に来たな・・・」
カラメル王国学院に辿り着いたウィノ。
例の如く金を持って無いので歩きで有り
途中野宿をした為にかなり時間がかかった。
お陰で体はボロボロである。
ふらふらになりつつも学園寮に入る。
「おやアーモンド君、 遅かったね」
寮長のリカル・デントがウィノを出迎えた。
「寮長先生、 ここに送られた私物を返して貰えますか?」
「それは構わないが・・・」
言い難そうにするリカル。
「・・・何ですか?」
「・・・・・先にシャワーを浴びなさい
まだ君の部屋は取っておいてあるから着替えもした方が良い」
「・・・・・それもそうですね」
ウィノは寮の自分の部屋に入った。
自分の部屋に戻る途中に擦れ違った学生達は皆、 自分を避けた。
ウィノが自室に戻るとそこには私物が入った木箱が置いてあった。
「・・・・・まずはシャワーだな」
国内最高峰の学園だけあって寮の施設も充実している。
部屋にはシャワーが備え付けてあるのだ。
水は勿論、 お湯も出る。
久々のシャワーに癒されるウィノ。
「はぁ・・・・・」
シャワーに溜息まで出る、 久々の暖かいシャワーに心が躍った。
ウィノはシャワーを浴びた後に服を着替えた。
服には無頓着だったので学生服位しか無いが別に良いだろう。
「まさか卒業してからもう一度袖を通す事になるとはな」
自嘲しながら学生服を着るウィノ。
服を着た所でウィノの部屋にノック音が響く。
「はい」
「リカルだけど、 軽い食事でもどうだい?
シチューとパンが有るけど」
「頂きます」
「じゃあ食堂に来てね」
すぐさま部屋から出て食堂に入るウィノ。
出された暖かいシチューとパンを貪り食う。
「旨い・・・旨い・・・」
野宿をしていた頃は野生生物や草等を狩ってそのまま食べていた為
まともな食事を取ったのは久しぶりだった。
涙が溢れ出て来た。
「御代わりもあるからね」
リカルが気まずそうにウィノに言った。
「本当にありがとう」
「良いんだよ、 これ位しか出来ないから・・・」
リカルが気まずそうに俯いた。
0
お気に入りに追加
97
あなたにおすすめの小説

悪役令嬢がヒロインからのハラスメントにビンタをぶちかますまで。
倉桐ぱきぽ
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私は、ざまぁ回避のため、まじめに生きていた。
でも、ヒロイン(転生者)がひどい!
彼女の嘘を信じた推しから嫌われるし。無実の罪を着せられるし。そのうえ「ちゃんと悪役やりなさい」⁉
シナリオ通りに進めたいヒロインからのハラスメントは、もう、うんざり!
私は私の望むままに生きます!!
本編+番外編3作で、40000文字くらいです。
⚠途中、視点が変わります。サブタイトルをご覧下さい。

婚約破棄の、その後は
冬野月子
恋愛
ここが前世で遊んだ乙女ゲームの世界だと思い出したのは、婚約破棄された時だった。
身体も心も傷ついたルーチェは国を出て行くが…
全九話。
「小説家になろう」にも掲載しています。

あなたを忘れる魔法があれば
美緒
恋愛
乙女ゲームの攻略対象の婚約者として転生した私、ディアナ・クリストハルト。
ただ、ゲームの舞台は他国の為、ゲームには婚約者がいるという事でしか登場しない名前のないモブ。
私は、ゲームの強制力により、好きになった方を奪われるしかないのでしょうか――?
これは、「あなたを忘れる魔法があれば」をテーマに書いてみたものです――が、何か違うような??
R15、残酷描写ありは保険。乙女ゲーム要素も空気に近いです。
※小説家になろう、カクヨムにも掲載してます

悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。

シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)

悪役令嬢に転生したら手遅れだったけど悪くない
おこめ
恋愛
アイリーン・バルケスは断罪の場で記憶を取り戻した。
どうせならもっと早く思い出せたら良かったのに!
あれ、でも意外と悪くないかも!
断罪され婚約破棄された令嬢のその後の日常。
※うりぼう名義の「悪役令嬢婚約破棄諸々」に掲載していたものと同じものです。

婚約破棄ですか。ゲームみたいに上手くはいきませんよ?
ゆるり
恋愛
公爵令嬢スカーレットは婚約者を紹介された時に前世を思い出した。そして、この世界が前世での乙女ゲームの世界に似ていることに気付く。シナリオなんて気にせず生きていくことを決めたが、学園にヒロイン気取りの少女が入学してきたことで、スカーレットの運命が変わっていく。全6話予定
婚約破棄を望むなら〜私の愛した人はあなたじゃありません〜
みおな
恋愛
王家主催のパーティーにて、私の婚約者がやらかした。
「お前との婚約を破棄する!!」
私はこの馬鹿何言っているんだと思いながらも、婚約破棄を受け入れてやった。
だって、私は何ひとつ困らない。
困るのは目の前でふんぞり返っている元婚約者なのだから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる