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大瀑布で魚を漁ろう

サンライズとウォームの記者会見 その3(王子side)

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「浮気では無い!! 真実の愛だ!!」

サンライズが記者達に叫ぶ。

「サンライズ殿下、 婚約破棄する以前からお付き合いをしていたのではないでしょうか?」
「その通りだ」
「ならば浮気ではないのですか? これは王国民に対する裏切り行為では無いでしょうか?」
「そんな事はない!! ラビーよりもアスパルは素晴らしい女性だ!!」

アスパル? 誰だ? と騒めく記者達。

「深海戦争の英雄で人類の守り手として知られるラビー・ストロング公爵令嬢よりも
そのアスパルという女性は価値が有ると言うのですか!?」
「勿論だとも!! 彼女はむぐ!!」

ウルが後ろからサンライズを押さえる。

「記者会見はここまでとさせて貰います!! ではこれで失礼します!!」

ウルがサンライズは引き摺って会場から立ち去り
控え室迄戻った二人。

「ぷは!! 何をするんだ!!」

サンライズがウルに抗議する。

「想像以上に姉上は外国で好かれている様です
ここで不用意な発言をするとかなり問題になるかと思います」
「そんな馬鹿な!! あの女が好かれているだと!?
そんな訳ないだろ!!」
「事実として彼女の事は帝国も重要視している様子でしたし
ここは席を外すのが良いかと思います」
「っ!! 糞!!」

どか、 と椅子を蹴り倒すサンライズ。

「殿下、 お気持ちは分かりますが・・・」
「ウィノが絶縁されたって事を知って居たか?」
「いえ、 私も初耳です、 殿下、 如何しますか?」
「・・・・・私には何も出来ない、 今更王国に戻る訳にも行かないし
戻ったとしても王国騎士団長に絶縁を取り消させるのは厳しいかもしれない
少なくとも私が王にならないと無理だが・・・
王になったとしてウィノにそこまでしてやる価値が有るかは微妙だ」
「如何言う意味ですか?」
「ウィノとは王国騎士団長の息子だから側近にしてやっていたんだ
だが絶縁されたのならば奴の事なんて如何でも良い」
「見捨てるんですか!?」
「仕方ないだろう・・・今はそんな事よりもアスパルの方が大事だ
ウェーサーカ法国に行ってアスパルを何とかして貰わなければ・・・」
「・・・・・」

瞑目するウル。

その後、 一時間位経った頃に控え室にウォームがやって来た。

「俺一人残すなよ・・・大変だったぞ・・・」
「礼は言わんぞ」
「礼位言ってくれよぉ」
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