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閑話 スパイス集め
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赤の森の植物は大体が刺激物である。
この世界では毒として扱われるが実態はスパイスである。
「凄いわね・・・クミンまであるじゃない・・・」
散策をしているラビーが次々とスパイスを入手している。
「これならば・・・出来そうね・・・」
ラビーが今回作ろうとしている物、 それはカレーである。
彼女の前世は料理人、 カレーをカレー粉無しで自作しようとした事は多々有る
その為、 彼女はスパイスからカレーを作る事が出来るのだ!!
「とは言えこれっぽっちじゃ自分用にしか作れないわねぇ・・・」
はぁ・・・とため息を吐くラビー。
「にょもーし」
「ん?」
ラビーが振り返るとそこにはでぶ妖精が居た。
「あら、 おでぶちゃん、 お留守番は?」
「にょにょにょー、 残念ながらアンタの店のでぶ妖精じゃないにょー
野生のでぶ妖精にょー」
「野生のでぶ妖精?」
「にょにょにょー、 この赤の森のでぶ妖精はアンタの店に住んでいるでぶ妖精と
それ以外に二分されるにょー」
「ふーん・・・それで? 何の用?」
「にょにょにょー、 アンタ、 何か探してるね?
こっちが代わりに集めて上げるにょ、 但し美味しい御馳走と引き換えにょー」
「ふーむ・・・仕方ないわね、 じゃあお昼に食べようとした
ピリ辛ソースの照り焼きチキンサンドをあげるわ」
そう言ってでぶ妖精にサンドイッチを渡すラビー。
「いただきます」
もーぐもーぐと食べるでぶ妖精。
「・・・・・あんにゃあああああああああ!! 辛いいいいいいいいいいいいい!!」
「でも美味しいでしょう?」
「美味しいけど辛いいいいいいいいいいいいいい!!」
自分用に作ったサンドイッチなので辛さは自重していないラビー。
とりあえずスパイスを集める事には成功した。
「これでカレーが作れると良いわねぇ・・・」
「辛いいいいいいいいいいいいい!!」
この世界では毒として扱われるが実態はスパイスである。
「凄いわね・・・クミンまであるじゃない・・・」
散策をしているラビーが次々とスパイスを入手している。
「これならば・・・出来そうね・・・」
ラビーが今回作ろうとしている物、 それはカレーである。
彼女の前世は料理人、 カレーをカレー粉無しで自作しようとした事は多々有る
その為、 彼女はスパイスからカレーを作る事が出来るのだ!!
「とは言えこれっぽっちじゃ自分用にしか作れないわねぇ・・・」
はぁ・・・とため息を吐くラビー。
「にょもーし」
「ん?」
ラビーが振り返るとそこにはでぶ妖精が居た。
「あら、 おでぶちゃん、 お留守番は?」
「にょにょにょー、 残念ながらアンタの店のでぶ妖精じゃないにょー
野生のでぶ妖精にょー」
「野生のでぶ妖精?」
「にょにょにょー、 この赤の森のでぶ妖精はアンタの店に住んでいるでぶ妖精と
それ以外に二分されるにょー」
「ふーん・・・それで? 何の用?」
「にょにょにょー、 アンタ、 何か探してるね?
こっちが代わりに集めて上げるにょ、 但し美味しい御馳走と引き換えにょー」
「ふーむ・・・仕方ないわね、 じゃあお昼に食べようとした
ピリ辛ソースの照り焼きチキンサンドをあげるわ」
そう言ってでぶ妖精にサンドイッチを渡すラビー。
「いただきます」
もーぐもーぐと食べるでぶ妖精。
「・・・・・あんにゃあああああああああ!! 辛いいいいいいいいいいいいい!!」
「でも美味しいでしょう?」
「美味しいけど辛いいいいいいいいいいいいいい!!」
自分用に作ったサンドイッチなので辛さは自重していないラビー。
とりあえずスパイスを集める事には成功した。
「これでカレーが作れると良いわねぇ・・・」
「辛いいいいいいいいいいいいい!!」
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