【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄

Mr.後困る

文字の大きさ
上 下
25 / 426

赤い森に来たフロート(フロートside)

しおりを挟む
フロートは空を飛び赤い森に着陸した。
ラビーに渡した食料を入れた袋に居場所が分かる魔法をかけて有ったので
その袋の場所に行ってみると・・・

「にょー・・・ここはおでぶちゃんのおうちにょー」

野良でぶ妖精が住み着いていた。
フロートはでぶ妖精を叩きだして問い詰めた。

「この袋を何処で手に入れた!!」
「にょおおおお・・・落ちてたにょおおおお・・・」
「落ちてただと!?」

如何言う事態だか判断出来ないフロート。
まさか気に食わないからと食料を捨てていたとは夢にも思わなかった。

「くそ!!」
「にょおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ・・・」

でぶ妖精を蹴り飛ばすフロート、 でぶ妖精は吹き飛ばされる。

「くそ・・・こうなったら探すしかないか・・・」

フロートは生物探知の魔法を使いながらラビーを探す事にした。
人間サイズの生物が居ないか探す。

「くっ・・・まさかもう死んでいるのか? あの馬鹿!!
何で食料を放り捨てるんだ!! あのアマ!!
素直に俺からの好意を受取って居れば良い物を!!」

フロートが生物探知で探していると突然後ろから殴りつけられた。

「がっ!?」

殴り飛ばされて木にぶつかり木が圧し折れる。

「くっ・・・馬鹿な・・・探知に引っかからないとは何者だ!!」

フロートが立ち上がり前を見る。

「頑丈だなぁ」

マクスウェルがフロートの前に立つ。

「っ!! 化け物めッ!!」

フロートが風を叩きつける。
フロートの固有魔法【カイキアスの暴風】である。
風を自在に操り相手を打ちのめすと言う単純な魔法だが
破壊力、 発動スピード、 攻撃範囲全てが極めて高い魔法であり
騎士団一つに匹敵すると言わしめる物である。

「あっぶねー」

マクスウェルがディスプレイが光り輝いた。
マクスウェルの能力はディスプレイの中の
自分の自由になる空間に物や人を閉じ込める事が出来る能力である。
この能力でフロートと魔法をディスプレイの中の空間に閉じ込めたのだ。

「とりあえず針山地獄でも突っ込んでおくか
にしても中々ヤバい奴が来たな、 俺が来なかったら危なかったんじゃないか?」
「かもしれませんね・・・」

隠れていた辺境伯が現れる。

「それにしても生物探知の魔法を使って感知されなかったのは何でですかね?」
「あぁ、 亜人は人間よりも魔法に対する抵抗力が高いから
感知の対象に入らなかったんだろうさ、 とりあえず侵入者の始末完了っと」
「御疲れ様です」
「本当だよ、 あぁ疲れったっと、 帰ってビールでも飲もう」

そう言って赤い森を後にする辺境伯とマクスウェルだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

あなたを忘れる魔法があれば

美緒
恋愛
乙女ゲームの攻略対象の婚約者として転生した私、ディアナ・クリストハルト。 ただ、ゲームの舞台は他国の為、ゲームには婚約者がいるという事でしか登場しない名前のないモブ。 私は、ゲームの強制力により、好きになった方を奪われるしかないのでしょうか――? これは、「あなたを忘れる魔法があれば」をテーマに書いてみたものです――が、何か違うような?? R15、残酷描写ありは保険。乙女ゲーム要素も空気に近いです。 ※小説家になろう、カクヨムにも掲載してます

悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!

たぬきち25番
恋愛
 気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡ ※マルチエンディングです!! コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m 2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。 楽しんで頂けると幸いです。

侯爵令嬢の置き土産

ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。 「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。

村娘になった悪役令嬢

枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。 ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。 村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。 ※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります) アルファポリスのみ後日談投稿しております。

婚約破棄の、その後は

冬野月子
恋愛
ここが前世で遊んだ乙女ゲームの世界だと思い出したのは、婚約破棄された時だった。 身体も心も傷ついたルーチェは国を出て行くが… 全九話。 「小説家になろう」にも掲載しています。

婚約破棄ですか。ゲームみたいに上手くはいきませんよ?

ゆるり
恋愛
公爵令嬢スカーレットは婚約者を紹介された時に前世を思い出した。そして、この世界が前世での乙女ゲームの世界に似ていることに気付く。シナリオなんて気にせず生きていくことを決めたが、学園にヒロイン気取りの少女が入学してきたことで、スカーレットの運命が変わっていく。全6話予定

勘当された悪役令嬢は平民になって幸せに暮らしていたのになぜか人生をやり直しさせられる

千環
恋愛
 第三王子の婚約者であった侯爵令嬢アドリアーナだが、第三王子が想いを寄せる男爵令嬢を害した罪で婚約破棄を言い渡されたことによりスタングロム侯爵家から勘当され、平民アニーとして生きることとなった。  なんとか日々を過ごす内に12年の歳月が流れ、ある時出会った10歳年上の平民アレクと結ばれて、可愛い娘チェルシーを授かり、とても幸せに暮らしていたのだが……道に飛び出して馬車に轢かれそうになった娘を助けようとしたアニーは気付けば6歳のアドリアーナに戻っていた。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢

岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか? 「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」 「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」 マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

処理中です...