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帰還
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「ぐ・・・ごごば・・・」
カーボン・フェイスが気が付くと、 そこはラスト・ワンの部屋であった。
「ふん、 良い所無しじゃないか、 ざまぁないな」
「・・・・・」
カーボン・フェイスに辛辣な言葉をかけるラスト・ワン。
足元にはビースト・タイマンが転がっていた。
「い”ま”の”ばな”ん”だ?」
「俺の眼球には持っている奴の監視だけじゃない
いざという時は俺の元に連れ戻す機能も備わっている」
「べん”り”だな”」
「そうだな・・・腕を見せろ」
「ん”・・・」
斬られた右腕を見せるカーボン・フェイス。
「ふん、 この程度ならば新しい強力な腕を新しく取り付けてやる」
「ぼん”どが!?」
「俺の為に働くならな」
「ばだら”ぐ!!」
「素直でよろしい、 お前も見習えよ猿!!」
足元に転がっているビースト・タイマンを蹴るラスト・ワン。
「ギャヒ!!」
ビースト・タイマンを鳴き声を上げて転がる。
「ダーク・シスター、 治療してやれ」
「はい」
ダーク・シスターがビースト・タイマンを治療する。
「一番早く帰って来たのはお前だが他の連中は色々と面倒な事をしているみたいだな・・・
素直に破壊活動をしてくれた方が分かり易いんだが・・・」
「じら”ね”ぇ”よ”」
「お前に愚痴ってもしゃあないか、 まぁしかしこれでお前達の実力は大体把握した
そろそろ帰って来て貰うか」
「そうですか、 それではそろそろ本番と言う事ですね」
「そうなるな、 後は雑兵も必要か?」
「雑兵?」
「レベルマックス以外の囚人って事だよ」
「如何やって集めるつもりですか?」
「ふん、 こうする」
めきょ、 と自分の眼孔から目玉をくり抜くラスト・ワン。
目玉は一個だけでは無く大量に転がる。
そしてその大量の目玉を思い切り外に何百、 何千とばら撒き始めた。
「これで大量に囚人共を確保する事が出来るだろう」
「それって普通の人間も回収出来ます?」
「特に制限はないが・・・何故だ?」
「人質とかに出来るじゃ無いですか」
「人質? 人間特有の考え方だな
そんな物、 向こうがキレたら何の意味も無いだろう」
「そ、 そうですかね」
「そうだよ、 所でその猿の治療は終わったのか?」
「え、 えぇ、 そろそろですね」
「おっそいなぁ・・・」
「結構酷く痛めつけていますので御容赦を・・・」
「躾けが丁寧過ぎたかな」
ラスト・ワンはカチャチャとせせら笑った。
カーボン・フェイスが気が付くと、 そこはラスト・ワンの部屋であった。
「ふん、 良い所無しじゃないか、 ざまぁないな」
「・・・・・」
カーボン・フェイスに辛辣な言葉をかけるラスト・ワン。
足元にはビースト・タイマンが転がっていた。
「い”ま”の”ばな”ん”だ?」
「俺の眼球には持っている奴の監視だけじゃない
いざという時は俺の元に連れ戻す機能も備わっている」
「べん”り”だな”」
「そうだな・・・腕を見せろ」
「ん”・・・」
斬られた右腕を見せるカーボン・フェイス。
「ふん、 この程度ならば新しい強力な腕を新しく取り付けてやる」
「ぼん”どが!?」
「俺の為に働くならな」
「ばだら”ぐ!!」
「素直でよろしい、 お前も見習えよ猿!!」
足元に転がっているビースト・タイマンを蹴るラスト・ワン。
「ギャヒ!!」
ビースト・タイマンを鳴き声を上げて転がる。
「ダーク・シスター、 治療してやれ」
「はい」
ダーク・シスターがビースト・タイマンを治療する。
「一番早く帰って来たのはお前だが他の連中は色々と面倒な事をしているみたいだな・・・
素直に破壊活動をしてくれた方が分かり易いんだが・・・」
「じら”ね”ぇ”よ”」
「お前に愚痴ってもしゃあないか、 まぁしかしこれでお前達の実力は大体把握した
そろそろ帰って来て貰うか」
「そうですか、 それではそろそろ本番と言う事ですね」
「そうなるな、 後は雑兵も必要か?」
「雑兵?」
「レベルマックス以外の囚人って事だよ」
「如何やって集めるつもりですか?」
「ふん、 こうする」
めきょ、 と自分の眼孔から目玉をくり抜くラスト・ワン。
目玉は一個だけでは無く大量に転がる。
そしてその大量の目玉を思い切り外に何百、 何千とばら撒き始めた。
「これで大量に囚人共を確保する事が出来るだろう」
「それって普通の人間も回収出来ます?」
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そんな物、 向こうがキレたら何の意味も無いだろう」
「そ、 そうですかね」
「そうだよ、 所でその猿の治療は終わったのか?」
「え、 えぇ、 そろそろですね」
「おっそいなぁ・・・」
「結構酷く痛めつけていますので御容赦を・・・」
「躾けが丁寧過ぎたかな」
ラスト・ワンはカチャチャとせせら笑った。
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