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スターターコンテンツ:【襲撃!!モーント・ズンディカーズ!!】
並び立つ二人
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再誕歴7703年セプテンバー29日。
ハウバリン伯爵領、ハウバリン伯爵邸。
「・・・粗茶ですが」
「粗末な物を出すな」
ベルモンド伯爵邸の応接間で
ベルモンド伯爵が点てた緑茶を拒否するセルデン侯爵。
「失礼では?」
「そもそも茶自体が嫌いだ
息子は訳の分からん方法で茶を飲むし
茶で頭が可笑しくなってるんじゃないのか?
そもそも何で苦いお湯を飲まなきゃならない?
戦時中なら兎も角」
「分かりましたから落ち着いて下さい・・・
それで本日はどのような御用件で?」
「過日は愚息が世話になったらしいからな
これを持って来た」
持って来た木箱を机の上に置くセルデン。
「これは?」
「我が領に伝わる髑髏盃だ」
「・・・・・髑髏を杯にした奴ですか?」
「あぁ、 今回の件で敵は自らの胃酸で溶けてなくなったと聞く
首印が無いのも可哀そうだと思い作らせた」
「・・・・・誰の髑髏ですか?」
「私の親戚の髑髏だ、 大層な傾奇者でな
先の戦争で戦死した際に輝いて居たいとして
髑髏盃にして誰かの褒章に送って欲しいと」
「・・・・・」
ベルモンド伯爵は正直全く要らなかったが
ここで断ると斬りかかってくるかもしれないのでとりあえず受け取る事にしたのだった。
「金・・・ですか・・・」
髑髏盃は金でコーティングされている。
「嫌か?」
「いえ・・・・・・」
断り文句が出て来ない・・・。
やはりセルデンとは合わないと感じたベルモンドだった。
「まぁ良い、 所で今度やらかした孤児院の連中の処刑を我が領で行うが来るか?」
「行きません、 私は処刑とかあまり好きでは無いので・・・」
やはりベルモンドとは合わないと感じたセルデンだった。
人気の娯楽なのに・・・
「そうか、 まぁ良い、 このまま問題事無く一生会わずに済ませたい所だが・・・」
「問題事無くても集まりで会うでしょう」
「そうだな、 じゃあ私は失礼する、 フェザーにもよろしくな」
「はい」
セルデンは去っていった。
「・・・・・はぁ・・・・・」
髑髏盃を如何するか考えながらセルデンに淹れてスルーされた緑茶を飲むベルモンド。
学生時代から突っかかって来て
戦争時には引っ張って、 当主になってからも突っかかる?事は少なくなったが
まだこれかもセルデンと関わり合いにならなくてはならないと思うと
憂鬱になって来る、 一生これか? 災難以外の何物でもないぞ・・・
ベルモンドはそう思いながらも緑茶の苦さを噛み締める。
人生の様に苦く、 美しい色合いだった。
ハウバリン伯爵領、ハウバリン伯爵邸。
「・・・粗茶ですが」
「粗末な物を出すな」
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「失礼では?」
「そもそも茶自体が嫌いだ
息子は訳の分からん方法で茶を飲むし
茶で頭が可笑しくなってるんじゃないのか?
そもそも何で苦いお湯を飲まなきゃならない?
戦時中なら兎も角」
「分かりましたから落ち着いて下さい・・・
それで本日はどのような御用件で?」
「過日は愚息が世話になったらしいからな
これを持って来た」
持って来た木箱を机の上に置くセルデン。
「これは?」
「我が領に伝わる髑髏盃だ」
「・・・・・髑髏を杯にした奴ですか?」
「あぁ、 今回の件で敵は自らの胃酸で溶けてなくなったと聞く
首印が無いのも可哀そうだと思い作らせた」
「・・・・・誰の髑髏ですか?」
「私の親戚の髑髏だ、 大層な傾奇者でな
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髑髏盃にして誰かの褒章に送って欲しいと」
「・・・・・」
ベルモンド伯爵は正直全く要らなかったが
ここで断ると斬りかかってくるかもしれないのでとりあえず受け取る事にしたのだった。
「金・・・ですか・・・」
髑髏盃は金でコーティングされている。
「嫌か?」
「いえ・・・・・・」
断り文句が出て来ない・・・。
やはりセルデンとは合わないと感じたベルモンドだった。
「まぁ良い、 所で今度やらかした孤児院の連中の処刑を我が領で行うが来るか?」
「行きません、 私は処刑とかあまり好きでは無いので・・・」
やはりベルモンドとは合わないと感じたセルデンだった。
人気の娯楽なのに・・・
「そうか、 まぁ良い、 このまま問題事無く一生会わずに済ませたい所だが・・・」
「問題事無くても集まりで会うでしょう」
「そうだな、 じゃあ私は失礼する、 フェザーにもよろしくな」
「はい」
セルデンは去っていった。
「・・・・・はぁ・・・・・」
髑髏盃を如何するか考えながらセルデンに淹れてスルーされた緑茶を飲むベルモンド。
学生時代から突っかかって来て
戦争時には引っ張って、 当主になってからも突っかかる?事は少なくなったが
まだこれかもセルデンと関わり合いにならなくてはならないと思うと
憂鬱になって来る、 一生これか? 災難以外の何物でもないぞ・・・
ベルモンドはそう思いながらも緑茶の苦さを噛み締める。
人生の様に苦く、 美しい色合いだった。
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