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チャプター14:ノット・インデペンデンス
ジュエリーボックス・ライブラリー
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ベルモンド伯爵領内に発生した新国家【クレーター】は建国後
不気味な程の静けさを保っていた。
株式会社アルベドから囚人が作った安い麦等を購入しては居るが
関税がかかり普通の麦などよりも割高になっている。
税金収入が得られるが【クレーター】が何をするでもなく不気味なのだ。
当然ベネルクス王国sideも警戒を強めており
ドイツ帝国への対策を兼ねた軍務大臣肝入りの基地を新設する等対策を行っている。
ベネルクス95世は独立に対して大使を送る等して対応した。
大使からの報告では【クレーター】内では
地質調査が進められ地下水源を見つけたと報告が上がったのだった。
が、 それ以降は特に音沙汰は無く。
食料自給で賄いきれない分の食料を輸入しながら国家運営をしていくのだった。
再誕歴7703年オーガスト8日。
ベルモンド伯爵領、 【クレーター】国境沿い検問所。
株式会社アルベドの運搬馬車が止まり
兵士達が馬車の中を改める。
「今日もごくろうさん・・・目録は?」
「はいこちらに」
運んでいる荷物の目録を見せるアルベド社員。
「えーっと・・・麦、 野菜、 肉、 牛乳、 酒、 げっ」
「げっ?」
「お前、 何だコレ? この酒の単価ミスってるぞ?」
「いや、 これで合ってますよ」
「はぁ? 3万ユーロだぞ? 何でこんな高い酒を注文するんだ?」
「何やら祭りをやるらしくて」
「この間は10万ユーロ分の医療器具とか買ったのに
良くもまぁそんなに金が有るな」
「私は下っ端だから良く分かりませんが、 まぁ有る所には有るんじゃないです?」
「有り過ぎだとは思うが・・・もう数百万は使ってるんじゃないのか?」
「でも税金で結構持って行くじゃないですか」
「俺の知った事じゃない」
「じゃあこちらの商売も私の知る所じゃないですね」
「あぁ、 言えばこういう・・・うん?」
目録の一部に首を傾げる兵士。
「この『私物購入』っていうのは?」
「市民が個人的に欲しい物の購入ですね」
「だから内容は何だよ」
「つるはしですね」
「つるはしぃ? またつるはしか?
前も前々もつるはしを何セットか持って行ったじゃないか」
兵士が訝しむ。
「さぁ、 何やら硬い岩盤が出て来たそうで大量に必要らしいですよ」
「本当かよ、 武器にするんじゃないだろうな?」
「まさか、 戦争の気配が有れば大使殿から通達が来るでしょう」
「それもそうか」
大使からの報告にも異常なしとの事だった。
「だがこうもぽんぽんつるはしが必要な固い岩盤出て来るかね」
「さぁ、 詳しい事は何も・・・うん?」
全力で国境に向かって来る馬車。
「!?」
ホイッスルを吹いて警戒を促す兵士。
アルベド社員も物陰に身を隠す。
兵士達がわらわらと湧いて来る。
「こっちに来る馬車!! 止まれ!! 止まらなければ撃つぞ!!」
超ド級の巨大な固定弩を馬車に向ける兵士達。
しかし馬車は止まらず弩は馬車に向けて矢を放った。
馬車は横転して荷物が散らばったのだった。
「「「「「!!!!!!??」」」」」
兵士達は目を疑った。
馬車の中には中年の男、 そして散らばる砂金。
「さ、 砂金だと?」
「・・・・・」
武器を持って中年男に近付く兵士。
「止めろ!!」
「何を?」
「あのおっさんを殺して金を奪うつもりだろう!!」
「何を言っている!! お前こそ金を奪うつもり」
「何を!! やるってのか!!」
兵士達がわちゃわちゃやっている中で中年男が立ち上がった。
「動くな!!」
と兵士が言う前に倒れたのだった。
再誕歴7703年オーガスト12日。
ハウバリン公爵領直轄領、 ハウバリン公爵別邸図書室。
「いやはや、 これは見事な蔵書ですな」
ベルモンドは感嘆の声を挙げた。
「別邸でこの蔵書とは・・・本邸もさぞかし」
「本邸には本は置いていない」
エーテルを利用したルミネセンス※1 ライトに照らされながら端的に言うハウバリン。
※1:物質が吸収したエネルギーの一部または全部を光として放出する現象。
高熱を伴わないことから冷光とも呼ばれる。
火事の原因になり難い事から日光を取り入れらない火気厳禁の場所で
用いられる事がある。
「ここに有るのは、 別邸毎叔父から受け継いだ物だ
叔父は蔵書家でね、 この本を運ぶ事は出来ないと判断した」
「確かに・・・著名な方の古書がちらほらと・・・
この部屋と同じ宝石箱に宝石一杯詰め込んだとしても
この図書館の蔵書達の方がが価値が有るでしょうな」
「それ故に警備が厳重にしてある」
「納得しました」
「あぁ、 内緒話にももってこいの場所だ」
ハウバリンの目つきが変わる。
「件の砂金とやらは持って来ているか?」
「はっ」
そう言って砂金袋を取り出すベルモンド。
「我が領の兵士が【クレーター】から逃げた馬車から押収した物です」
「本物の砂金だな、 これは何処の砂金だ?」
「判別出来ません、 【クレーター】から産出した物かもしれません」
「この事を知っている者は?」
「対応した我が領の兵士と私と貴方、 外務大臣と内務大臣だけです」
「ふむ、 良い対応だ、 調査する必要が有る、 暫し待て」
「はっ」
頭を下げるベルモンドだった。
不気味な程の静けさを保っていた。
株式会社アルベドから囚人が作った安い麦等を購入しては居るが
関税がかかり普通の麦などよりも割高になっている。
税金収入が得られるが【クレーター】が何をするでもなく不気味なのだ。
当然ベネルクス王国sideも警戒を強めており
ドイツ帝国への対策を兼ねた軍務大臣肝入りの基地を新設する等対策を行っている。
ベネルクス95世は独立に対して大使を送る等して対応した。
大使からの報告では【クレーター】内では
地質調査が進められ地下水源を見つけたと報告が上がったのだった。
が、 それ以降は特に音沙汰は無く。
食料自給で賄いきれない分の食料を輸入しながら国家運営をしていくのだった。
再誕歴7703年オーガスト8日。
ベルモンド伯爵領、 【クレーター】国境沿い検問所。
株式会社アルベドの運搬馬車が止まり
兵士達が馬車の中を改める。
「今日もごくろうさん・・・目録は?」
「はいこちらに」
運んでいる荷物の目録を見せるアルベド社員。
「えーっと・・・麦、 野菜、 肉、 牛乳、 酒、 げっ」
「げっ?」
「お前、 何だコレ? この酒の単価ミスってるぞ?」
「いや、 これで合ってますよ」
「はぁ? 3万ユーロだぞ? 何でこんな高い酒を注文するんだ?」
「何やら祭りをやるらしくて」
「この間は10万ユーロ分の医療器具とか買ったのに
良くもまぁそんなに金が有るな」
「私は下っ端だから良く分かりませんが、 まぁ有る所には有るんじゃないです?」
「有り過ぎだとは思うが・・・もう数百万は使ってるんじゃないのか?」
「でも税金で結構持って行くじゃないですか」
「俺の知った事じゃない」
「じゃあこちらの商売も私の知る所じゃないですね」
「あぁ、 言えばこういう・・・うん?」
目録の一部に首を傾げる兵士。
「この『私物購入』っていうのは?」
「市民が個人的に欲しい物の購入ですね」
「だから内容は何だよ」
「つるはしですね」
「つるはしぃ? またつるはしか?
前も前々もつるはしを何セットか持って行ったじゃないか」
兵士が訝しむ。
「さぁ、 何やら硬い岩盤が出て来たそうで大量に必要らしいですよ」
「本当かよ、 武器にするんじゃないだろうな?」
「まさか、 戦争の気配が有れば大使殿から通達が来るでしょう」
「それもそうか」
大使からの報告にも異常なしとの事だった。
「だがこうもぽんぽんつるはしが必要な固い岩盤出て来るかね」
「さぁ、 詳しい事は何も・・・うん?」
全力で国境に向かって来る馬車。
「!?」
ホイッスルを吹いて警戒を促す兵士。
アルベド社員も物陰に身を隠す。
兵士達がわらわらと湧いて来る。
「こっちに来る馬車!! 止まれ!! 止まらなければ撃つぞ!!」
超ド級の巨大な固定弩を馬車に向ける兵士達。
しかし馬車は止まらず弩は馬車に向けて矢を放った。
馬車は横転して荷物が散らばったのだった。
「「「「「!!!!!!??」」」」」
兵士達は目を疑った。
馬車の中には中年の男、 そして散らばる砂金。
「さ、 砂金だと?」
「・・・・・」
武器を持って中年男に近付く兵士。
「止めろ!!」
「何を?」
「あのおっさんを殺して金を奪うつもりだろう!!」
「何を言っている!! お前こそ金を奪うつもり」
「何を!! やるってのか!!」
兵士達がわちゃわちゃやっている中で中年男が立ち上がった。
「動くな!!」
と兵士が言う前に倒れたのだった。
再誕歴7703年オーガスト12日。
ハウバリン公爵領直轄領、 ハウバリン公爵別邸図書室。
「いやはや、 これは見事な蔵書ですな」
ベルモンドは感嘆の声を挙げた。
「別邸でこの蔵書とは・・・本邸もさぞかし」
「本邸には本は置いていない」
エーテルを利用したルミネセンス※1 ライトに照らされながら端的に言うハウバリン。
※1:物質が吸収したエネルギーの一部または全部を光として放出する現象。
高熱を伴わないことから冷光とも呼ばれる。
火事の原因になり難い事から日光を取り入れらない火気厳禁の場所で
用いられる事がある。
「ここに有るのは、 別邸毎叔父から受け継いだ物だ
叔父は蔵書家でね、 この本を運ぶ事は出来ないと判断した」
「確かに・・・著名な方の古書がちらほらと・・・
この部屋と同じ宝石箱に宝石一杯詰め込んだとしても
この図書館の蔵書達の方がが価値が有るでしょうな」
「それ故に警備が厳重にしてある」
「納得しました」
「あぁ、 内緒話にももってこいの場所だ」
ハウバリンの目つきが変わる。
「件の砂金とやらは持って来ているか?」
「はっ」
そう言って砂金袋を取り出すベルモンド。
「我が領の兵士が【クレーター】から逃げた馬車から押収した物です」
「本物の砂金だな、 これは何処の砂金だ?」
「判別出来ません、 【クレーター】から産出した物かもしれません」
「この事を知っている者は?」
「対応した我が領の兵士と私と貴方、 外務大臣と内務大臣だけです」
「ふむ、 良い対応だ、 調査する必要が有る、 暫し待て」
「はっ」
頭を下げるベルモンドだった。
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