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チャプター7:ファイブ・ZAMXaww・ストーリー
スーサイド・ロープ
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フェザーはマーマレードに近付こうとするがロープに阻まれる。
フェザーはロープの一本を掴む。
そして思い切り引っ張る。
更にウィルパワーを流し、 ロープのコントロールを奪う、 が
「っ!!」
引っ張ったロープは勢い良くフェザーの手元に向かった。
ロープの終端には鉄球が括りつけられておりフェザーの手に鉄球が激突。
ダメージは有るが致命的ではない。
しかしながら
(ダメージレース※1 では一歩先をいかれたか・・・)
※1:ウィルパワーの考え方の一種。
ウィルパワーは意志の力、 それ故に意志によって力は増減する。
故に相手の意志を弱めてしまえばウィルパワーは減少する。
意志を弱める方法としてはダメージを相手に与えるのがポピュラーなやり方である。
この様に相手にダメージを与えて意志を弱める事をダメージレースと言う。
互いに戦ってダメージを与える様がレースの様にと形容される事で
ダメージレースと呼称される様になった。
尚、 意志を弱める方法はダメージを与えるだけでは不十分なケースがある。
寧ろ奮起するケースも有り逆効果のパターンも有りえる。
またダメージを受けても気に介さなければアウトである。
そのケースに対応する為に『してやられた』と相手に思わせる
所謂『ハメ』と言う方法も有る。
今回の場合フェザーが引っ張る事を予測して予め鉄球を付ける事で
相手の技の上を行った『してやられた』感を演出する事に成功した。
「ならばこう」
フェザーは伸ばされたロープを踏みつける。
「それで封じたつも、 うわ!?」
ロープが爆発しダメージを受けるマーマレード。
「・・・・・」
ロープが縛って有った左腕のドレスの袖が弾け飛んだ。
ウィルパワーをロープに流し込み炸裂させたのだ。
先程の様に不意を打たれる可能性も有ったので引き合いには持ち込まなかった。
「ウィルパワーによる内部破壊による爆散か・・・」
「君だって出来るだろう、 驚く事は無い」
「いやぁ、 袖だけしか破壊されて無いからねぇ・・・
まさか本気?」
「本気を出したくは無い、 そちらが本気を出すまでは」
ふふっ、 と笑うマーマレード。
くつくつと笑うフェザー。
「個体空間使いなさい」
フェザーの笑みが消えた。
「そこまでは行かないだろう」
「ではここから勝」
てると? と言い切る前にフェザーがナイフを投げて来た。
回避、 は恐らく無理だろう、 投げて来てウィルパワーで軌道を変えてくる可能性がある。
全力で回避すれば回避出来るだろうがそれも無理、 ならば。
「!!」
パンッパンッ、 とナイフを打ち落とすマーマレード。
新しく出したロープを手に持って振り回し鞭の様に迎撃したのだ。
「その縄は・・・・・」
「良い装備を準備して来るのは当然でしょ?」
「・・・・・」
マーマレードが新しく出した縄は何やら荒々しい縄だった。
長年風雪に晒したが如くにボロボロ、 しかし何故かウィルパワーが漲っている。
神代の武具にはウィルパワーが漲ると言う、 しかし何故こんな縄から・・・
「・・・・・マジか」
フェザーはドン引きした、 縄の先が輪になっている。
一方が輪になっている縄なんて代物、 何に使うかは明白である。
風雪に晒したかのようになっているのは文字通り、 何処かの樹海から拾って来たのだろう。
「あまり褒められた手段では無いが・・・」
「勝てば良い、 論理的に如何だとか言うのは私は気にしない」
「それもそうか、 だがそれは良い武器とは言えないな」
フェザーはマーマレードに迫る。
マーマレードは荒縄を振り回して迎撃するも、 フェザーはするりと回避する。
「そういう曰く付きの武器を普通に使うなら兎も角
ウィルパワーとの併用が基本的な運用ならば細心の注意を払うだろう
そもそもさっきまで良い勝負が出来ていたのは
君が手数多くやっていたからだ、 その荒縄の制御だけで手一杯になっているのは
僕から見てもヴァカだと思うよ」
どんどん近付くフェザー、 マーマレードは荒縄をフェザーに投げる。
フェザーは剣で叩き落とそうとするが荒縄が伸びてフェザーをグルグル巻きにする。
「ディスタンス」
ディスタンスを展開して拘束を回避するフェザー。
荒縄はディスタンスを締め上げる。
フェザーは飛んで荒縄から逃げる。
「ディスタンス、 か、 あんまり多用出来ないでしょ?」
マーマレードはフェザーを笑う。
「まぁ、 そうだけども、 これが切り札ならばこれで終わりじゃないの?」
「切り札? 切り札と言ったら一つしかないじゃない?」
「・・・・・いや、 君は個体空間使えないだろ
それ位の目利きは出来るよ」
「畏み畏み物申す」
二礼二拍手一礼をしながら祝詞を唱えるマーマレード。
「は? っ!!」
ウィルパワーの増大!! これはまさか!!
「神謀り 」
間違い無い個体空間だ。
そして闘技場内が紅白の縄に彩られ始めたのだった。
フェザーはロープの一本を掴む。
そして思い切り引っ張る。
更にウィルパワーを流し、 ロープのコントロールを奪う、 が
「っ!!」
引っ張ったロープは勢い良くフェザーの手元に向かった。
ロープの終端には鉄球が括りつけられておりフェザーの手に鉄球が激突。
ダメージは有るが致命的ではない。
しかしながら
(ダメージレース※1 では一歩先をいかれたか・・・)
※1:ウィルパワーの考え方の一種。
ウィルパワーは意志の力、 それ故に意志によって力は増減する。
故に相手の意志を弱めてしまえばウィルパワーは減少する。
意志を弱める方法としてはダメージを相手に与えるのがポピュラーなやり方である。
この様に相手にダメージを与えて意志を弱める事をダメージレースと言う。
互いに戦ってダメージを与える様がレースの様にと形容される事で
ダメージレースと呼称される様になった。
尚、 意志を弱める方法はダメージを与えるだけでは不十分なケースがある。
寧ろ奮起するケースも有り逆効果のパターンも有りえる。
またダメージを受けても気に介さなければアウトである。
そのケースに対応する為に『してやられた』と相手に思わせる
所謂『ハメ』と言う方法も有る。
今回の場合フェザーが引っ張る事を予測して予め鉄球を付ける事で
相手の技の上を行った『してやられた』感を演出する事に成功した。
「ならばこう」
フェザーは伸ばされたロープを踏みつける。
「それで封じたつも、 うわ!?」
ロープが爆発しダメージを受けるマーマレード。
「・・・・・」
ロープが縛って有った左腕のドレスの袖が弾け飛んだ。
ウィルパワーをロープに流し込み炸裂させたのだ。
先程の様に不意を打たれる可能性も有ったので引き合いには持ち込まなかった。
「ウィルパワーによる内部破壊による爆散か・・・」
「君だって出来るだろう、 驚く事は無い」
「いやぁ、 袖だけしか破壊されて無いからねぇ・・・
まさか本気?」
「本気を出したくは無い、 そちらが本気を出すまでは」
ふふっ、 と笑うマーマレード。
くつくつと笑うフェザー。
「個体空間使いなさい」
フェザーの笑みが消えた。
「そこまでは行かないだろう」
「ではここから勝」
てると? と言い切る前にフェザーがナイフを投げて来た。
回避、 は恐らく無理だろう、 投げて来てウィルパワーで軌道を変えてくる可能性がある。
全力で回避すれば回避出来るだろうがそれも無理、 ならば。
「!!」
パンッパンッ、 とナイフを打ち落とすマーマレード。
新しく出したロープを手に持って振り回し鞭の様に迎撃したのだ。
「その縄は・・・・・」
「良い装備を準備して来るのは当然でしょ?」
「・・・・・」
マーマレードが新しく出した縄は何やら荒々しい縄だった。
長年風雪に晒したが如くにボロボロ、 しかし何故かウィルパワーが漲っている。
神代の武具にはウィルパワーが漲ると言う、 しかし何故こんな縄から・・・
「・・・・・マジか」
フェザーはドン引きした、 縄の先が輪になっている。
一方が輪になっている縄なんて代物、 何に使うかは明白である。
風雪に晒したかのようになっているのは文字通り、 何処かの樹海から拾って来たのだろう。
「あまり褒められた手段では無いが・・・」
「勝てば良い、 論理的に如何だとか言うのは私は気にしない」
「それもそうか、 だがそれは良い武器とは言えないな」
フェザーはマーマレードに迫る。
マーマレードは荒縄を振り回して迎撃するも、 フェザーはするりと回避する。
「そういう曰く付きの武器を普通に使うなら兎も角
ウィルパワーとの併用が基本的な運用ならば細心の注意を払うだろう
そもそもさっきまで良い勝負が出来ていたのは
君が手数多くやっていたからだ、 その荒縄の制御だけで手一杯になっているのは
僕から見てもヴァカだと思うよ」
どんどん近付くフェザー、 マーマレードは荒縄をフェザーに投げる。
フェザーは剣で叩き落とそうとするが荒縄が伸びてフェザーをグルグル巻きにする。
「ディスタンス」
ディスタンスを展開して拘束を回避するフェザー。
荒縄はディスタンスを締め上げる。
フェザーは飛んで荒縄から逃げる。
「ディスタンス、 か、 あんまり多用出来ないでしょ?」
マーマレードはフェザーを笑う。
「まぁ、 そうだけども、 これが切り札ならばこれで終わりじゃないの?」
「切り札? 切り札と言ったら一つしかないじゃない?」
「・・・・・いや、 君は個体空間使えないだろ
それ位の目利きは出来るよ」
「畏み畏み物申す」
二礼二拍手一礼をしながら祝詞を唱えるマーマレード。
「は? っ!!」
ウィルパワーの増大!! これはまさか!!
「神謀り 」
間違い無い個体空間だ。
そして闘技場内が紅白の縄に彩られ始めたのだった。
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