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最終章:スシの夜明け

バイオテロ

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走っている内にフグを見失ってしまったラマスとトゥーンウィ。

「くっ・・・一体何処に・・・」
「ふぐのいばしょがわからなきゃあいすくりーむをつかえない・・・」

アイスクリームの冷気で無差別攻撃すれば当たるかもしれないが
周囲にも大ダメージになってしまう。

「ラマス殿とトゥーンウィ殿!! ここで何を!?」

O5直属部隊レッド・ライト・ハンド隊員が尋ねる。

「スシの暗黒卿、 フグが侵入して来た!!」
「何ですと!? そ、 それでフグとやらは何処に!?」
「きしゅうをうけてにげられた、 おっているけどみうしなった・・・」
「なんと!! それでフグとやらはどんなスシブレーダーなのですか!?」
「手下のスシトルーパー5人含めて毒寿司を使う、 でしたっけ?」
「あんさつしゃだからかくれんぼがとくいみたいだな・・・」

ラマスとトゥーンウィが苦々しい顔をする。

「毒・・・ですか・・・スシトルーパーと思わしき5人は既に倒されています」
「油断は出来ない、 他に手下が居るかもしれない」
「可能性は高いですね・・・兵達を叩き起こして探し回る事にします」

兵達を起こしてフグを探す。
しかしフグは見つからなかった。
フグの連れて来たスシトルーパー以外にも何人かスシブレーダーが居た様だったが
巧みに逃げ回ったりしている。
捕まった者達は毒を飲んで自害した。
そうこうしている内に夜が明けた。

「・・・・・如何します? O5-1」
「・・・一旦食事にしよう」

流石に夜中に起こされて食事も抜きでは問題だろうという配慮だ。
とは言え流石に席に座っての食事という悠長な事は出来ないので
簡単なサンドイッチを食べる事にした。

「しかいO5-1自らも捜索に来るのは・・・」
「いや、 落ち着いて座ってばかりいる訳には行かないだろう」
「そうですか・・・もぐもぐ」

レッド・ライト・ハンド隊員がサンドイッチを食べながら探し回る。

「んぐ!! んぐ!!」
「ど、 如何した?」
「み、 水・・・」
「おいおい慌てて食べるからだよ・・・ほら、 水だ」
「すみません・・・」

O5-1から水を受取って飲むレッド・ライト・ハンド隊員。

「・・!!?・・・!!?」

喉を押さえてレッド・ライト・ハンド隊員。

「!!?」
「な、 何だ!?」
「ま、 まさか・・・!!」

O5-1やレッド・ライト・ハンド達は水を調べた。
何と毒が混入しており詳しい調査で
イエローストーンの水源に尋常じゃない量のフグ毒が混入しており水を飲んだ市民や兵達が
次々に呼吸困難で亡くなっていた。
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