309 / 355
第四章:スシ・ウォーズ
コルサント城下町食べ歩き
しおりを挟む
時間は少し遡りコルサント城下町。
二人のローブを被った男が歩いていた。
「デカい街だな」
「そうですね、 東京や大阪程じゃないですけど結構凄いんスかね」
闇のスシブレーダーの親方"闇"とブタの男である。
「そこの二人!! ケバブは如何かね!?」
露店でケバブ売りのオッサンが声を挙げる。
「おう兄ちゃん、 それくれよ」
「あいよー」
親方"闇"は露店で売っていたドネルケバブを購入した。
「あ、 そっちじゃなくてそのデカい肉の塊をくれ」
「は? 何言ってんだ?」
ドネルケバブは香辛料やヨーグルト、 マリネなどで下味を付けた肉を大まかにスライスして
積み重ねて特別な垂直の串に刺し、 あぶり焼きにしてから外側の焼き上がった褐色の層を
大きなナイフで薄くそぎ落とした肉料理である。
原型はマトンかラム肉のみを使うが
このケバブ屋は如何やらシチメンチョウと鶏肉などが使われている様だ。
ライスやサラダを添えてメインディッシュとして
また、屋台などで売られているドネルケバブではピタなどにケバブと野菜をはさみ
好みのソースをかけて食べる方法が広がっている。
しかしながら闇は串毎肉を全部買って行ったのだ。
金なら幾らでも有るのだ。
「お、 うめーな」
むしゃむしゃと骨付き肉の要領で齧る闇。
「ケバブをそんな喰い方しますか?」
「漫画で見た事有るぞ」
「漫画と現実をごっちゃにしないで下さいよ・・・」
コルサントに向かって食べ歩きをしながら進む二人。
「魚は割と少ないですね」
「いやぁ、 露店で魚と言えばタコ焼き位だろう
焼き魚売ってる露店とか見た事あるか?」
「あんまり見ないですね・・・」
「だろぉ? それであのデカい城がコルサントか?」
「そうですね・・・どうします?」
「とりあえずは挨拶して行こうか」
闇はガブリと肉に喰らい付いて箸で肉の串を持ちスシブレードの要領で射出した。
圧倒的質量のドネルケバブはコルサントの城門に激突し破壊した。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
と轟音が鳴り響いた。
城下町の住民達は逃げ回り、 城から衛兵が出て来た。
ブタの男がハンバーグで衛兵たちを迎撃する。
「凄いっすね・・・あの質量のケバブを射出するなんて・・・
ラーメンを超えたのでは?」
「いや、 駄目だな、 威力は有るが形が串型で制御がまるで出来ない
まぁ最初にハッタリかますには良い感じだろうな
ラーメンも今回使う奴でラストになるだろうし、 じゃあ中に入るか」
「そうですね」
城の中に入るブタの男と闇。
二人のローブを被った男が歩いていた。
「デカい街だな」
「そうですね、 東京や大阪程じゃないですけど結構凄いんスかね」
闇のスシブレーダーの親方"闇"とブタの男である。
「そこの二人!! ケバブは如何かね!?」
露店でケバブ売りのオッサンが声を挙げる。
「おう兄ちゃん、 それくれよ」
「あいよー」
親方"闇"は露店で売っていたドネルケバブを購入した。
「あ、 そっちじゃなくてそのデカい肉の塊をくれ」
「は? 何言ってんだ?」
ドネルケバブは香辛料やヨーグルト、 マリネなどで下味を付けた肉を大まかにスライスして
積み重ねて特別な垂直の串に刺し、 あぶり焼きにしてから外側の焼き上がった褐色の層を
大きなナイフで薄くそぎ落とした肉料理である。
原型はマトンかラム肉のみを使うが
このケバブ屋は如何やらシチメンチョウと鶏肉などが使われている様だ。
ライスやサラダを添えてメインディッシュとして
また、屋台などで売られているドネルケバブではピタなどにケバブと野菜をはさみ
好みのソースをかけて食べる方法が広がっている。
しかしながら闇は串毎肉を全部買って行ったのだ。
金なら幾らでも有るのだ。
「お、 うめーな」
むしゃむしゃと骨付き肉の要領で齧る闇。
「ケバブをそんな喰い方しますか?」
「漫画で見た事有るぞ」
「漫画と現実をごっちゃにしないで下さいよ・・・」
コルサントに向かって食べ歩きをしながら進む二人。
「魚は割と少ないですね」
「いやぁ、 露店で魚と言えばタコ焼き位だろう
焼き魚売ってる露店とか見た事あるか?」
「あんまり見ないですね・・・」
「だろぉ? それであのデカい城がコルサントか?」
「そうですね・・・どうします?」
「とりあえずは挨拶して行こうか」
闇はガブリと肉に喰らい付いて箸で肉の串を持ちスシブレードの要領で射出した。
圧倒的質量のドネルケバブはコルサントの城門に激突し破壊した。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
と轟音が鳴り響いた。
城下町の住民達は逃げ回り、 城から衛兵が出て来た。
ブタの男がハンバーグで衛兵たちを迎撃する。
「凄いっすね・・・あの質量のケバブを射出するなんて・・・
ラーメンを超えたのでは?」
「いや、 駄目だな、 威力は有るが形が串型で制御がまるで出来ない
まぁ最初にハッタリかますには良い感じだろうな
ラーメンも今回使う奴でラストになるだろうし、 じゃあ中に入るか」
「そうですね」
城の中に入るブタの男と闇。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売中です!】
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
魔法少女マヂカ
武者走走九郎or大橋むつお
ファンタジー
マヂカは先の大戦で死力を尽くして戦ったが、破れて七十数年の休眠に入った。
やっと蘇って都立日暮里高校の二年B組に潜り込むマヂカ。今度は普通の人生を願ってやまない。
本人たちは普通と思っている、ちょっと変わった人々に関わっては事件に巻き込まれ、やがてマヂカは抜き差しならない戦いに巻き込まれていく。
マヂカの戦いは人類の未来をも変える……かもしれない。

女子力の高い僕は異世界でお菓子屋さんになりました
初昔 茶ノ介
ファンタジー
昔から低身長、童顔、お料理上手、家がお菓子屋さん、etc.と女子力満載の高校2年の冬樹 幸(ふゆき ゆき)は男子なのに周りからのヒロインのような扱いに日々悩んでいた。
ある日、学校の帰りに道に悩んでいるおばあさんを助けると、そのおばあさんはただのおばあさんではなく女神様だった。
冗談半分で言ったことを叶えると言い出し、目が覚めた先は見覚えのない森の中で…。
のんびり書いていきたいと思います。
よければ感想等お願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる