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第三章:進撃の闇

ヴォルフガングの選択

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「それで・・・えーっと・・・お名前は?」
「闇と呼んでくれ、 ヴォルフガング、 まずはその彼女さんの近所の人の所迄案内してくれ」
「構いませんが・・・」
「あ、 その人の家族構成は? どんな人?」
「普通のおばさんで一人暮らしですが・・・」
「よし、 なら問題無いな」

ヴォルフガングが闇を恋人の近所の人の家まで案内した。
闇は家のドアをノックした。

「はい、 どちらさ」

がっ!! と闇はドアの隙間に足を差し込んで閉められなくして無理矢理中に侵入して来た。

「ちょ、 何やってるんですか闇さん!!」

ヴォルフガングも後に続いた。

「落ち着けヴォルフガング
こうやって話し合いの場に持ち込むには家の中に入るのが一番だ」

そう言って闇は椅子に座った。

「な、 何よアンタ・・・ってアナキン!?
さっきも言ったけど私にも生活が」
「落ち着けよ、 アンタコイツの恋人の居場所知ってるんだろ? 吐け」
「いや・・・さっきも言ったけどアナキン、 パドメは」
「パドメ?」
「僕の恋人です」
「パドメはもう他の男と出て行ったのよ・・・」
「ふぅん、 じゃあ何処に行ったか教えて貰えるか?」
「いや、 人の話聞いてる? パドメは男と出て行ったのよ・・・居場所は分からない」
「居場所が分からないなんて事有るか? 近所の人にも知らせずに出かけるとは思えないが?」
「いや・・・それは・・・私にも分からない
でもアナキンは貴族の人との縁談が有るじゃない」
「そんな物僕には要らない!!」

闇は椅子から立ち上がった。
そしてハンバーグをおばさんの足に撃った。

「え」

当然ながらおばさんの足は折れて倒れ込んだ。

「叫んだら殺す」
「え、 え?」
「これから5秒ごとに体の部位を破壊していく」
「え、 え、 え?」
「喋りたくなったら言え」
「ちょ、 ちょっと闇さん!! これは余りにも・・・!!」

ヴォルフガングが止めようとする。

「じゃあお前はこのまま恋人と何も言わずに別れて良いのか?
お前は恋人を大事に思っていたんだろう? 恋人を他の男に取られて良いのか?
取られたとしてもこのまま擦れ違いで終わって良いのか?」
「・・・・・!!」
「まぁ良いだろう、 これは俺のお節介だ
お前が如何するか決めて良いぞ」
「・・・・・・・・・・・・おばさん、 パドメの居場所を教えて下さい」
「・・・・・・・・・・・それは・・・」
「5」
「・・・・・・・ひいい!! 言えない!! ヴォルフガング家の人達に口止めされてるの!!」

おばさんが泣きながら失禁して叫んだ。

「どういう事ですか・・・?」

ヴォルフガングがおばさんに詰め寄った。
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