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第十一章:スシブレード・バトル・アソシエーション

全力疾走

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「くっそおおおおおおおおおおおおおおお!!」

シュリンプ・ウィズ・バジルソースは床にスシブレードを叩きつけて穴を開けた!!
そしてそこから逃げ出した!!

「しゅりんぷうううううううううううううううううううううううう!!」

サーアイは激昂しながら後を追った、 ヤミ・アプレンティス達や生き残りも後に続いた。

「勝った・・・のか?」
「急いで追わないと!!」

カラースプレーが前に乗り出す。

「痴女!?」
「御洒落だっつの!! 急いで追いかけた方が良いんじゃないの!?」
「戦うよりもまずは戦況を確認した方が良い
さっきの黒装束と戦った帽子の彼を・・・」
「俺ならココだ」

トレジャーハンターが歩いてやって来た。

「トレジャーハンター・・・勝ったの?」
「あぁ・・・」

どさり、 と倒れるトレジャーハンター。

「と、 トレジャーハンター!?」
「流石に強敵だったぜ・・・暫く休ませてくれ・・・」
「休んでいる暇は悪いけどないよ」

サイがぴしゃりと言い放つ。

「サイ、 一体どういう事?」
「えぇ、 実は・・・」

ダースシ・ヴォルフガングの軍隊がバルド達を襲う事を説明するサイ。

「なんだって・・・これは一刻も早く救援に行かねば!!」
「行きましょう!!」
「くっ・・・体に鞭打つ奴だなぁ!!」
「とりあえず馬小屋に行きましょう!!」

足を確保する為に馬小屋に向かう一同。
しかし!!

「くっ・・・!! 一足遅かったか!!」

逃げ出したスシブレーダー達によって馬は連れていかれるか
連れていけない馬は既に殺されていた!!

「い、 一体如何しろって言うのよ・・・」
「ふん、 嘆く必要はねぇぜ」

半人半馬のスシブレーダーが前に出る。

「俺達には足が有るんだ、 走って行けばいい!!
傷付いたトレジャーハンターは俺が連れていく!!」
「そ、 そんな無茶な・・・」
「無茶でもやるしかありませんよ司令官殿」

キッとした眼付で言うサイ。

「・・・・・親の七光りかと思いきや良い事言うじゃない・・・」
「ふふっ・・・」
「分かったわ、 無茶な強行軍だけどやるしかないのならやるしかないじゃない!!
行くわよ皆!!」

ミーナが檄を飛ばす。

「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」

そして皆が叫び走り始めた!!
これが後に言う全速力行軍である!!
果たしてダースシ・ヴォルフガングの軍隊がバルド達を襲う目に
バルド達の所に辿り着けるのか!?
全力を持って走った先に希望は有るのか!?
それを知るにはまず走れ!!
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