202 / 355
第十一章:スシブレード・バトル・アソシエーション
蒸発した意思
しおりを挟む
樽からオリーブオイルを泉に向かって流し込むサイ。
「おい、 何をするつもりだ?」
「・・・・・」
「何をするつもりだ!?」
ミンチが叫び、 手を伸ばす。
しかし巧みに躱して樽を投げつけてオリーブオイルをミンチの全身に浸透させるサイ。
「これは・・・オリーブオイル!?」
「その通り」
松明を投げるサイ、 オリーブオイルに引火する。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
絶叫するミンチ、 暴れ回り体中の水分が蒸発していく。
「これで終わりだな・・・」
勝利を確信しているサイ、 しかし警戒を怠らない。
「・・・・・!?」
視界が暗転するサイ。
何故!? それはミンチの蒸発した体を吸い込んだ事による弊害である。
「ぐぅ!?」
踏み止まろうとするが倒れるサイ。
そして意識が暗転する・・・・・
昔々ある所にランゴと言う少女がおりました。
ランゴは貧しい家の生まれで多くの兄弟達と一緒に暮らしていました。
ある時、 貧しい生活に耐えかねて家を飛び出したランゴは
路上生活者として暮らしていました。
ある時、 偶然お忍びの貴族を助けた事から
その貴族の御屋敷でメイドとして働く様になったランゴは
日々、 少しずつお屋敷の物を盗んでは売りさばき一財産を築いていました。
しかしある時盗みがバレてあわやしょっ引かれる所で
”闇”と出会いました、 ”闇”はランゴの盗んだ物の金額と同額でランゴを買うと
スシブレーダーとしての技を叩き込みました。
ランゴは新しくミンチと言う名前を手に入れました。
ミンチは力を欲しました、 力が有れば何でも出来る
力が無ければ何も成せない、 意味が無いのです。
故に彼女は力を手っ取り早く手に入れる為に何時もやっている方法
つまり盗んで力を手に入れる事にしました。
”闇”の持つ包丁を失くしたと嘘を吐いて盗んだ彼女は包丁を手に入れましたが
”闇”からは包丁を失くした罰で牢屋に閉じ込められてしまいました。
包丁の力に酔いしれた彼女は更なる力を得る為に多くのスシブレーダー達を殺し
溶かし取り込んで行きました、 そうして彼女は泉の様に大きく体積が有る姿になったのです。
「こ・・・れ・・・は・・・」
イメージが流れ込んで来る、 これはミンチの記憶なのだろうか。
頭が破裂しそうである。
「おい、 何をするつもりだ?」
「・・・・・」
「何をするつもりだ!?」
ミンチが叫び、 手を伸ばす。
しかし巧みに躱して樽を投げつけてオリーブオイルをミンチの全身に浸透させるサイ。
「これは・・・オリーブオイル!?」
「その通り」
松明を投げるサイ、 オリーブオイルに引火する。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
絶叫するミンチ、 暴れ回り体中の水分が蒸発していく。
「これで終わりだな・・・」
勝利を確信しているサイ、 しかし警戒を怠らない。
「・・・・・!?」
視界が暗転するサイ。
何故!? それはミンチの蒸発した体を吸い込んだ事による弊害である。
「ぐぅ!?」
踏み止まろうとするが倒れるサイ。
そして意識が暗転する・・・・・
昔々ある所にランゴと言う少女がおりました。
ランゴは貧しい家の生まれで多くの兄弟達と一緒に暮らしていました。
ある時、 貧しい生活に耐えかねて家を飛び出したランゴは
路上生活者として暮らしていました。
ある時、 偶然お忍びの貴族を助けた事から
その貴族の御屋敷でメイドとして働く様になったランゴは
日々、 少しずつお屋敷の物を盗んでは売りさばき一財産を築いていました。
しかしある時盗みがバレてあわやしょっ引かれる所で
”闇”と出会いました、 ”闇”はランゴの盗んだ物の金額と同額でランゴを買うと
スシブレーダーとしての技を叩き込みました。
ランゴは新しくミンチと言う名前を手に入れました。
ミンチは力を欲しました、 力が有れば何でも出来る
力が無ければ何も成せない、 意味が無いのです。
故に彼女は力を手っ取り早く手に入れる為に何時もやっている方法
つまり盗んで力を手に入れる事にしました。
”闇”の持つ包丁を失くしたと嘘を吐いて盗んだ彼女は包丁を手に入れましたが
”闇”からは包丁を失くした罰で牢屋に閉じ込められてしまいました。
包丁の力に酔いしれた彼女は更なる力を得る為に多くのスシブレーダー達を殺し
溶かし取り込んで行きました、 そうして彼女は泉の様に大きく体積が有る姿になったのです。
「こ・・・れ・・・は・・・」
イメージが流れ込んで来る、 これはミンチの記憶なのだろうか。
頭が破裂しそうである。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
宮廷外交官の天才令嬢、王子に愛想をつかれて婚約破棄されたあげく、実家まで追放されてケダモノ男爵に読み書きを教えることになりました
悠木真帆
恋愛
子爵令嬢のシャルティナ・ルーリックは宮廷外交官として日々忙しくはたらく毎日。
クールな見た目と頭の回転の速さからついたあだ名は氷の令嬢。
婚約者である王子カイル・ドルトラードを長らくほったらかしてしまうほど仕事に没頭していた。
そんなある日の夜会でシャルティナは王子から婚約破棄を宣言されてしまう。
そしてそのとなりには見知らぬ令嬢が⋯⋯
王子の婚約者ではなくなった途端、シャルティナは宮廷外交官の立場まで失い、見かねた父の強引な勧めで冒険者あがりの男爵のところへ行くことになる。
シャルティナは宮廷外交官の実績を活かして辣腕を振るおうと張り切るが、男爵から命じられた任務は男爵に文字の読み書きを教えることだった⋯⋯
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
悪役令嬢は断罪イベントから逃げ出してのんびり暮らしたい
花見 有
恋愛
乙女ゲームの断罪エンドしかない悪役令嬢リスティアに転生してしまった。どうにか断罪イベントを回避すべく努力したが、それも無駄でどうやら断罪イベントは決行される模様。
仕方がないので最終手段として断罪イベントから逃げ出します!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる