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第十一章:スシブレード・バトル・アソシエーション

オープニング・クロール

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大海戦を勝利で飾ったバルド達ファウンデーション教国スシブレーダー一行だったが
勝利のお祝いパーティをする事態では無いのだ。

モン・カラ湿原での敗北により戦局は大混乱に至った。

その混乱の最中に入って来た情報によるとダースシ・ヴォルフガング率いる部隊が
バルド達の元に進軍中との事、 休む暇は与えないつもりなのか。
ファウンデーション教国及び三国からの救援は期待出来そうに無い状況。
バルド達が如何に強かろうと軍隊に勝ち目が有るのかと問われれば否と答えるしかない。
しかしながらバルド達が居る村は極めて重要な拠点。
ダースシ・オーモリを死闘の末に撃破してやっと手に入れたのだ離れる訳には行かない・・・。

ダースシ・ヴォルフガングが来るのは半月後
半月の間攻撃を耐え忍ぶのは地獄の一言、 凄惨の二文字!!
ファウンデーション教国が急ぎ部隊を編成しても一月はかかる!!
果たしてバルド達はダースシ・ヴォルフガング達に勝つ事が出来るだろうか!?

バルド達はバルド達で出来る事をする事にした。
スシブレードとの理解、 新しいスシブレードの開発、 強化。
陣形、 戦略、 議論は進めど答えは見えず。
天はバルド達を見放したのだろうか? 否、 希望はまだ潰えてはいないのだ。



モン・カラ湿原で敗北し捕虜となりサンダリ牢獄に囚われたサイ。
彼女は一兵卒としてモン・カラ湿原での戦いに参加していたのだ。
彼女は聖女の娘、 七光りと軽んじられていたが彼女自身、 並の女では無いのだ。
彼女は隙を見て脱獄に成功した、 そして何とか捕虜解放の機を伺っていたのだった。
そんな中でダースシ・ヴォルフガングの軍隊がバルド達を襲う事を知ったのだ!!
軍隊相手ではバルド達も旗色が悪い!!
何としてでもダースシ・ヴォルフガングを止めなくてはならない!!
しかし自分では如何にも出来ない、 そこでサイは一縷の望みを託して
何かしらの理由で捕まっている闇のスシブレーダー達を解放する事に決めたのだった。
闇のスシブレーダーにも悪人ばかりではない、 ダースシ・セキユーの様な人間も居るのだ
力になってくれる様なスシブレーダーが居るのかもしれない。
博打に近い、 いや、 最早身投げに近い策、 策とすら呼べない物かもしれない。
しかし急がねばバルドは殺されてしまう!! バルドが死ねばファウンデーション教国の
勝利は無いだろう!! 人的損失、 そして村を取り戻されるのは非常に手痛いのだ!!

過去に多大な失敗を犯し、 母親を失ったサイ
彼女はバルド達を救えるのか!?
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