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第十章:大海戦
君は海を知っているか?
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ダークネスシ帝国の漁場である【海】に向かう
ファウンデーション教国のスシブレーダー部隊一行。
「ゾーバ、 君は【海】を知っているんだよな?」
「あぁ、 知っている」
「【海】って一体何なんだ?」
歩いている時にラルフがゾーバに尋ねる。
「物を知らないとは嫌だね、 海も知らないとは」
「巨大な湖の様な物だと聞いている」
「水の地平だな、 一面が湖だ
俗説ではこの世界の半分以上が海だと言う説もある」
「デカすぎだろ」
「一つ疑問だが良いか?」
三崎が尋ねる。
「何だ?」
「海を知らないで一体如何やって魚を調達して来たんだ?
マグロとか海の魚だろ?」
「そうなの?」
「そうなのって・・・じゃあどうやってマグロを手に入れてたんだよ」
「ファフロツキーズ」
「は?」
解説しようファフロツキーズとは、 一定範囲に多数の物体が落下する現象のうち
雨・雪・黄砂・隕石のようなよく知られた原因によるものを除く
その場にあるはずのないものが空から降ってくる現象を指す。
つまり空からマグロが降って来る、 幸いにも触ると溺死する毒は持っていない。
他の海産物も同様である、 鮭等は普通に戻って来たのを捕まえる。
「そんな運任せで調達して来たのか?」
「いやいや、 降って来たマグロは保存して養殖している」
「つまりは全て養殖と言う事だ」
「悪いかい?」
「天然物が旨いんだよなぁ・・・一度食べて見ろ」
「機会が有れば・・・」
「待て待てぇい!!」
ファウンデーション教国、 スシブレーダー部隊一行の前に立ち塞がる軽装の男。
「金目の物を置いて行け!!」
「この人数相手に盗賊かよ」
「ふふふ、 これを見てもそう言い切れるかな!?」
盗賊が取り出したのはスシブレードである。
カルビだ!!
「俺は元ソルジャースシだ!! このカルビの餌食になりたく無ければ」
ゾーバがファットプラネッツを構える。
ラルフもシーエチンを構える。
三崎もマヨコーンを構える。
「あ、 すんません、 何でもないです」
盗賊は大人しく引き下がった。
「待て」
ゾーバが盗賊の背中を掴む。
「すみませんすみません!! 命はお助け!!」
「こんな奴如何するんですか?」
グリードが尋ねる。
「海の状況を確かめるのには丁度良いだろう
知っている事を全て話せ」
「話します!! 何もかも洗いざらい全て話しますからお命だけはお助けを!!」
号泣する盗賊。
「うわぁ・・・これは引くわ」
三崎もこの見苦しさにはドン引きである。
「よし、 バルドを連れてこい
一応隊長だからな、 あいつも必要だろう」
「分かりました」
ファウンデーション教国のスシブレーダー部隊一行。
「ゾーバ、 君は【海】を知っているんだよな?」
「あぁ、 知っている」
「【海】って一体何なんだ?」
歩いている時にラルフがゾーバに尋ねる。
「物を知らないとは嫌だね、 海も知らないとは」
「巨大な湖の様な物だと聞いている」
「水の地平だな、 一面が湖だ
俗説ではこの世界の半分以上が海だと言う説もある」
「デカすぎだろ」
「一つ疑問だが良いか?」
三崎が尋ねる。
「何だ?」
「海を知らないで一体如何やって魚を調達して来たんだ?
マグロとか海の魚だろ?」
「そうなの?」
「そうなのって・・・じゃあどうやってマグロを手に入れてたんだよ」
「ファフロツキーズ」
「は?」
解説しようファフロツキーズとは、 一定範囲に多数の物体が落下する現象のうち
雨・雪・黄砂・隕石のようなよく知られた原因によるものを除く
その場にあるはずのないものが空から降ってくる現象を指す。
つまり空からマグロが降って来る、 幸いにも触ると溺死する毒は持っていない。
他の海産物も同様である、 鮭等は普通に戻って来たのを捕まえる。
「そんな運任せで調達して来たのか?」
「いやいや、 降って来たマグロは保存して養殖している」
「つまりは全て養殖と言う事だ」
「悪いかい?」
「天然物が旨いんだよなぁ・・・一度食べて見ろ」
「機会が有れば・・・」
「待て待てぇい!!」
ファウンデーション教国、 スシブレーダー部隊一行の前に立ち塞がる軽装の男。
「金目の物を置いて行け!!」
「この人数相手に盗賊かよ」
「ふふふ、 これを見てもそう言い切れるかな!?」
盗賊が取り出したのはスシブレードである。
カルビだ!!
「俺は元ソルジャースシだ!! このカルビの餌食になりたく無ければ」
ゾーバがファットプラネッツを構える。
ラルフもシーエチンを構える。
三崎もマヨコーンを構える。
「あ、 すんません、 何でもないです」
盗賊は大人しく引き下がった。
「待て」
ゾーバが盗賊の背中を掴む。
「すみませんすみません!! 命はお助け!!」
「こんな奴如何するんですか?」
グリードが尋ねる。
「海の状況を確かめるのには丁度良いだろう
知っている事を全て話せ」
「話します!! 何もかも洗いざらい全て話しますからお命だけはお助けを!!」
号泣する盗賊。
「うわぁ・・・これは引くわ」
三崎もこの見苦しさにはドン引きである。
「よし、 バルドを連れてこい
一応隊長だからな、 あいつも必要だろう」
「分かりました」
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