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第九章:混沌会談

演説

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シャリーダ13世が影武者だった!?
その情報が発信されダークネスシ帝国にも伝わった!!
シャリーダ13世は直ちに演説を行った。
そしてその演説は魔術的機工により大々的に広まったのだった。

「まず始めに諸君らが気になっているであろう
私が影武者か否かの話だがこれは各国が主張する通りに
私はヴィネガーの影武者だった、 しかしヴィネガーよりも優秀であり
ヴィネガーには無い闇寿司の知識と技術が有る
そもそも私は王族だと言う事をひけらかした事は無い
全て力で解決して来た、 能力で解決して来たのだ

王族だからと尊ぶ連中は頭が可笑しいと言わざるを得ない
そもそも私はヴィネガーの影武者だが実態はヴィネガーが怠けて遊ぶ為に
代わりに勉強や執務を行う役割だった
ヴィネガーが如何しようもない怠け者で遊び人だった
血筋以外に彼に尊ぶべき物は無い、 彼よりも私は能力が有る

そもそも王政とは王と言う優秀な個人が自分の子孫を贔屓するシステムである
先祖が優秀だったからと言って子孫が優秀な筈が無い
貴族達も同様、 今は堕落した屑も多い

私は民衆に投げかけたい、 これで良いのか?
身分で差別されて能力が低い者にのさばらせていいのか?
ダークネスシ帝国は平等では無いが公平である
能力の有る者は貴族だろうが奴隷だろうが公平に良い生活が出来る
努力して上に登る事も可能なのだ!!
努力し続けて貴族の下に居続ける生活が望みなのか?
素力しても報われない社会で良いのか?
否、 断じて否、 能力が有る者が能力が無い者の上に立つ
これは真理であり常識である

私が王の座に座っているのも私が純粋に強いからである
もしもこのダークネスシ帝国の玉座が欲しいのならば挑んで来れば良い
反逆も下剋上も私は厭わん、 強い者が上に立てれば良い
もしも私よりも強い王が現れれば私は喜んで玉座を譲ろう
だがしかし私は一国の王に収まる器では無い
世界の血筋や身分のみで上に座り続ける無能な王や貴族を全て妥当し
全ての国を平定し、 魔王を倒し、 人間の、 人間による、 人間の為の
国を作らなければならない!! 能力の有る者が人々を導き!!
能力の有る者は道を開ける!! 身分の差が存在しない!!
公平な機会が与えられたそういう新しい国家を造り出す!!
人間の安全と安定を確保、 維持するために
この世界史上初の!! 全世界統一帝国を作り出すのだ!!
人類の安心かつ安全な社会のために!!

貴族であろうと平民であろうと奴隷であろうとも強ければ誰だって構わない!!
我こそはと思う者は闇寿司の元に集え!!」
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