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第七章:鮮血のオルフェンズ
精神感応インフレーション
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見張りのソルジャースシを倒したバルドは即座に街を出発した。
セキユーを倒した以上、 インフレーション達が黙っているとは思えないからである。
インフレーションを放置して良いのかとバルドは疑問に思ったが
「非協力とはいえ敵の最高幹部を倒したんだ、 戦果としては充分!!」
当初の目的であった闇寿司思想を普及の妨害は出来なかったが
戦果としては充分おつりが来る事だった。
一方インフレーション達が事の事態を知ったのはバルド達が街を出た後だった。
「なんだと・・・セキユー様が負けた・・・」
「店が消滅したので恐らく・・・」
店が消滅してはザクロを手に入れる事は出来ない・・・つまり目的は破綻している。
「これは一体如何するつもりなのかしらインフレーション
セキユー様を助ける筈の貴方がむざむざと殺させるなんて」
アイラブミーもやって来た。
「アイラブミー・・・私とお前は一蓮托生だろう・・・?」
「何の事かしらぁ?」
「貴様っ!!」
インフレーションがスシブレードを構える、 カリフォルニアロールの一形態、 ツナロールだ!!
「ふふ、 愚かな」
アイラブミーもスシを取り出した、 真っ白いスシ、 これは一体!!
「脂身、 か」
「御名答」
自身の油分をシャリに浸透させる事で摩擦力を減らした高速回転が持ち味のスシブレード【サルモン】
ならば油分を更にシャリに浸透させれば摩擦力を更に減らし更なる高速回転が可能になる
そう言うコンセプトで造られたスシブレード、 脂身。
「ひ、 ひぃ・・・」
「直ぐに終わる、 下がっていろ」
ソルジャースシを下がらせるインフレーション。
「私の勝利でね!!」
脂身が射出される!! 圧倒的高速回転が生み出すスピードと破壊力は圧倒の一言!!
シャリーラ13世の信頼の厚さも伺える!!
一方のインフレーションもツナロールを射出する!!
「ツナロールは所詮カリフォルニアロールの一形態に過ぎない!!
そんなスシブレードで私に適うと!?」
「馬鹿が!! スシブレードの破壊力とスピードのみが全てでは無い!!」
「何ですって!?」
「私のスシブレードを見ろ!!」
「!? な、 こ、 これは!!」
ツナロールが5つに増えている!?
いや、 これは幻覚!!
「生魚では無いツナ缶を用いて精神に働きかける力を増しているツナロール
貴様には勝ち目が無い!!」
「ふっ、 侮られてた物ね、 5つに増えて見えるならば5つ全部破壊すれば良い!! 脂身!!」
脂身が回転しツナロールが破壊される、 宣言通り幻覚のツナロール諸共。
「ふっ、 瞬殺・・・」
二個目のツナロール射出!!
「いくらやっても無駄・・・!?」
アイラブミーは我が目を疑った!!
空間が歪み始めた!!
「馬鹿な、 これも幻覚・・・!? ぐわああああああああああああああ!!!」
アイラブミーは倒れたのだった。
「・・・起きろ、 アイラブミー」
「・・・・・・・」
アイラブミーはのろのろと立ち上がった。
「正気に戻られても面倒だ、 ここで始末しよう」
ぐさり、 とアイスピックをアイラブミーに突き刺したインフレーション。
アイラブミーの胸から血が噴き出して彼女は息の根が止まった。
「さて・・・ではセキユーを殺した奴を追うとしようか」
インフレーションは外に出るのだった。
セキユーを倒した以上、 インフレーション達が黙っているとは思えないからである。
インフレーションを放置して良いのかとバルドは疑問に思ったが
「非協力とはいえ敵の最高幹部を倒したんだ、 戦果としては充分!!」
当初の目的であった闇寿司思想を普及の妨害は出来なかったが
戦果としては充分おつりが来る事だった。
一方インフレーション達が事の事態を知ったのはバルド達が街を出た後だった。
「なんだと・・・セキユー様が負けた・・・」
「店が消滅したので恐らく・・・」
店が消滅してはザクロを手に入れる事は出来ない・・・つまり目的は破綻している。
「これは一体如何するつもりなのかしらインフレーション
セキユー様を助ける筈の貴方がむざむざと殺させるなんて」
アイラブミーもやって来た。
「アイラブミー・・・私とお前は一蓮托生だろう・・・?」
「何の事かしらぁ?」
「貴様っ!!」
インフレーションがスシブレードを構える、 カリフォルニアロールの一形態、 ツナロールだ!!
「ふふ、 愚かな」
アイラブミーもスシを取り出した、 真っ白いスシ、 これは一体!!
「脂身、 か」
「御名答」
自身の油分をシャリに浸透させる事で摩擦力を減らした高速回転が持ち味のスシブレード【サルモン】
ならば油分を更にシャリに浸透させれば摩擦力を更に減らし更なる高速回転が可能になる
そう言うコンセプトで造られたスシブレード、 脂身。
「ひ、 ひぃ・・・」
「直ぐに終わる、 下がっていろ」
ソルジャースシを下がらせるインフレーション。
「私の勝利でね!!」
脂身が射出される!! 圧倒的高速回転が生み出すスピードと破壊力は圧倒の一言!!
シャリーラ13世の信頼の厚さも伺える!!
一方のインフレーションもツナロールを射出する!!
「ツナロールは所詮カリフォルニアロールの一形態に過ぎない!!
そんなスシブレードで私に適うと!?」
「馬鹿が!! スシブレードの破壊力とスピードのみが全てでは無い!!」
「何ですって!?」
「私のスシブレードを見ろ!!」
「!? な、 こ、 これは!!」
ツナロールが5つに増えている!?
いや、 これは幻覚!!
「生魚では無いツナ缶を用いて精神に働きかける力を増しているツナロール
貴様には勝ち目が無い!!」
「ふっ、 侮られてた物ね、 5つに増えて見えるならば5つ全部破壊すれば良い!! 脂身!!」
脂身が回転しツナロールが破壊される、 宣言通り幻覚のツナロール諸共。
「ふっ、 瞬殺・・・」
二個目のツナロール射出!!
「いくらやっても無駄・・・!?」
アイラブミーは我が目を疑った!!
空間が歪み始めた!!
「馬鹿な、 これも幻覚・・・!? ぐわああああああああああああああ!!!」
アイラブミーは倒れたのだった。
「・・・起きろ、 アイラブミー」
「・・・・・・・」
アイラブミーはのろのろと立ち上がった。
「正気に戻られても面倒だ、 ここで始末しよう」
ぐさり、 とアイスピックをアイラブミーに突き刺したインフレーション。
アイラブミーの胸から血が噴き出して彼女は息の根が止まった。
「さて・・・ではセキユーを殺した奴を追うとしようか」
インフレーションは外に出るのだった。
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