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第六章:ダークネス・チョコレート・オン・ザ・アイス
終結
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次元間スシ・フィールドが解かれるまで時間は前後する。
次元間スシ・フィールドの外では戦いが・・・行われていなかった・・・
「が・・・が・・・」
「ぐが・・・・・」
次元間スシ・フィールドの近辺を中心に極寒、 と言うか極地すら生温い
文字通りの紅蓮地獄が形成されていた。
「何だ・・・これは・・・」
「寒い・・・寒すぎる・・・」
震えてスシブレードを握る所の騒ぎでは無い、 最早戦える状況ではない。
戦場すら巻き込んで大パニックに陥っている!!
「俺達・・・このまま氷漬けで死ぬのか・・・?」
「ば、 馬鹿野郎・・・気合いで負けて如何する・・・」
震えるゴハンとハウ。
「お、 おいオッサン・・・今何がどうなってやがる・・・」
「やみちゃんの冷気が強まっている・・・のか?
幾ら何でも強くなりすぎ・・・」
プリンが絶え絶えに答える。
「だが・・・間違いなくやみちゃんは勝利する!!
そして次はお前達だ!!」
「その前に死ぬ・・・寒すぎて死ぬ・・・」
ガチガチと歯を鳴らすグレン。
「ね、 ねぇ・・・貴方、 さっきの娘が冷気使いだって知ってたでしょ
しかも凄い強い・・・・・」
「あぁ・・・そうだな・・・」
「じゃ、 じゃあ冷気を防ぐ手段は無いの?」
「無い・・・・・!!」
「馬鹿じゃ無いの? 何で用意し無いの・・・」
ナルが煽る。
「やみちゃんも寒いのを我慢してるんだ・・・!!
俺が耐えないで如何するよ!!」
「・・・・・?」
寒さが和らぎ始めた。
「ふっ・・・如何やら終わったようだな・・・」
次元間スシ・フィールドが解かれてバルトと拘束されたやみちゃんが現れる。
「!!!!?!!?!?!?!?!?
ば、 馬鹿なあああああああああああああああああああああああ!!!?」
驚愕するプリン。
「・・・・・僕の勝ちだ、 大人しく降参しろ」
「そ、 そんな馬鹿な話が有るか!! やみちゃんが負けるなんてそんな事が!!」
「あぁ、 勝ってないよ」
「・・・・・何だと?」
「彼女は自ら自分のスシブレードを食べた」
「食べた!? 馬鹿な!! そんな筈が・・・!!」
プリンは眼を見張った、 やみちゃんの口元にはチョコソースが!!
それは即ち、 やみちゃんが自分のスシブレードを食べたと言う事に外ならない!!
「彼女も君も悪人には思えない、 僕が全力で何とかするよ
この子の命は保障しよう、 だから降伏して撤退してくれないか?」
「・・・私も共をさせて貰おうか、 彼女がこれ以上利用されないように・・・」
「良く分からないけど、 それで良い」
戦争はここに終結した。
次元間スシ・フィールドの外では戦いが・・・行われていなかった・・・
「が・・・が・・・」
「ぐが・・・・・」
次元間スシ・フィールドの近辺を中心に極寒、 と言うか極地すら生温い
文字通りの紅蓮地獄が形成されていた。
「何だ・・・これは・・・」
「寒い・・・寒すぎる・・・」
震えてスシブレードを握る所の騒ぎでは無い、 最早戦える状況ではない。
戦場すら巻き込んで大パニックに陥っている!!
「俺達・・・このまま氷漬けで死ぬのか・・・?」
「ば、 馬鹿野郎・・・気合いで負けて如何する・・・」
震えるゴハンとハウ。
「お、 おいオッサン・・・今何がどうなってやがる・・・」
「やみちゃんの冷気が強まっている・・・のか?
幾ら何でも強くなりすぎ・・・」
プリンが絶え絶えに答える。
「だが・・・間違いなくやみちゃんは勝利する!!
そして次はお前達だ!!」
「その前に死ぬ・・・寒すぎて死ぬ・・・」
ガチガチと歯を鳴らすグレン。
「ね、 ねぇ・・・貴方、 さっきの娘が冷気使いだって知ってたでしょ
しかも凄い強い・・・・・」
「あぁ・・・そうだな・・・」
「じゃ、 じゃあ冷気を防ぐ手段は無いの?」
「無い・・・・・!!」
「馬鹿じゃ無いの? 何で用意し無いの・・・」
ナルが煽る。
「やみちゃんも寒いのを我慢してるんだ・・・!!
俺が耐えないで如何するよ!!」
「・・・・・?」
寒さが和らぎ始めた。
「ふっ・・・如何やら終わったようだな・・・」
次元間スシ・フィールドが解かれてバルトと拘束されたやみちゃんが現れる。
「!!!!?!!?!?!?!?!?
ば、 馬鹿なあああああああああああああああああああああああ!!!?」
驚愕するプリン。
「・・・・・僕の勝ちだ、 大人しく降参しろ」
「そ、 そんな馬鹿な話が有るか!! やみちゃんが負けるなんてそんな事が!!」
「あぁ、 勝ってないよ」
「・・・・・何だと?」
「彼女は自ら自分のスシブレードを食べた」
「食べた!? 馬鹿な!! そんな筈が・・・!!」
プリンは眼を見張った、 やみちゃんの口元にはチョコソースが!!
それは即ち、 やみちゃんが自分のスシブレードを食べたと言う事に外ならない!!
「彼女も君も悪人には思えない、 僕が全力で何とかするよ
この子の命は保障しよう、 だから降伏して撤退してくれないか?」
「・・・私も共をさせて貰おうか、 彼女がこれ以上利用されないように・・・」
「良く分からないけど、 それで良い」
戦争はここに終結した。
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