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第六章:ダークネス・チョコレート・オン・ザ・アイス

次元間スシ・フィールドとは!?

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一方本陣では

「・・・・・」

アリアリはやみちゃんの冷気によって自身のスシブレードである
アリアリのホットコーヒーが冷めてしまった事に眉をひそめた。

「はぁ・・・しゃあねぇ轢かせて貰おう」
「何だと!?」
「このままでは勝てるか怪しいんでな、 では」

アリアリは本陣の外に出た。

「待て!!」
「いや、 ハウ、 ここは先に奥に行ったバルト達の所に行った方が良い」

熱が入り使い物にならなくなったタコボーグOを食べながらゴハンが言った。

「しかし!!」
「この冷気、 ただもんじゃねぇのは分かるだろ?
俺達も援護しなければならない」
「・・・・・分かった、 行こう!!」

ハウがゴハンと共に本陣の奥に向かった。
本陣の奥にはプリンとスシブレーダー達が居た。

「バルトは!?」

ゴハンが尋ねる。

「・・・眼の前で消えた!!」

グレンが今起こった出来事を端的に伝えた。

「どういう事だ? お前何をした!?」

プリンに向かって絶叫するゴハン。

「教えたやろう、 次元間スシ・フィールドだ」
「じ、 次元間スシ・フィールド?」
「優れた闇のスシブレーダーのみが到達出来る境地
闇の力で空間を捻じ曲げて異空間を作り出してそこでスシブレードの戦いを行う
闇寿司の極意だ、 こうなった以上、 戦いが終わるまで我々には手出し出来ん」
「異空間を作り出す・・・だって・・・それは最早神の領域じゃない・・・」

膝をつくグレン。

「やみちゃんは元々は教会によって仕立てられた聖女
故に神の力に近い存在やのかもしれん」

プリンは語る。

「やみちゃんが戦うならばさっきの小僧も命は有るまい」
「やってみなければわからない!!」
「さきほどの冷気は感じただろう?
あれ程の冷気を持ったスシブレードと相対して勝てると思うのか?」
「くっ・・・」

言葉に詰まるゴハン。

「こうなった以上、 決着がつくまで次元間スシ・フィールドは解除されない、 詰みだ」
「・・・・・ならばお前を倒そう」

スシブレードを構える面々。

「悪いがここでは死ねないな」

剣を抜くプリン。

「お前、 スシブレーダーじゃないのか?」
「スシブレードが無ければ戦えない、 そんな甘えた事を言う趣味は無い」

ゴハンの言葉に答えるプリン。

「さっきスシブレードのプリンを食べられちゃったらしいのよ」
「馬鹿じゃねぇの」
「・・・・・うるさい」

プリンは剣を構える、 そしてスシブレーダー達は戦慄した。
圧倒的闇のオーラ!! スシブレード無くとも間違いなくヤミ・マスターであると!!

「悪いが死ぬ訳にはいかない、 行くぞ」
「・・・来い!!」

ゴハンは冷や汗を流しながら叫んだ。
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