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第六章:ダークネス・チョコレート・オン・ザ・アイス
マヨラーズ・タクティスク
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ヤミ・マスター達の会議が終わり、 解散する一同。
自室に戻ろうとするマヨラーの前に二人のヤミ・アプレンティスが現れる。
「上手くやったじゃねぇのよぉ、 えぇマヨラーよ」
白い衣裳に身に纏った悪い目つきの男が睨みを効かせる。
「俺達の上になったからマヨラーさんかぁ? えぇおい」
頼みもしないのにさん付けをした赤いメッシュの男が下から睨みつける。
「ガーリックマヨとカリフォルニアか、 何の用だ?」
「俺達はお前が俺等の上に立つ事に納得いってねーんだわ」
「フレンドリーファイヤーの副官だぁ?
媚を売るのが一番上手いってだけだろ? えぇおい」
「つまり?」
「「その席には俺が座る、 お前は退けって事だよ」えぇおい」
スシを構える二人、 それぞれイカ天のガーリックマヨかけと
カリフォルニアロールを構えた。
「ふん」
マヨラーもスシを構える、 構えたスシは・・・
「あ? 何だそのスシは?」
「マヨコーンじゃねぇだと? 舐めてんのか? えぇおい」
白い軍艦!? これは一体・・・
「マヨネーズだ」
「何だと・・・」
「マヨネーズだけ・・・どういう事だ、 えぇおい」
狼狽する二人を後目に笑うマヨラー。
「何を戸惑う? スシは所詮道具、 ならばマヨコーン以外を使っても文句は有るまい」
闇寿司の理屈で言えばそうだが、 持ち寿司を変えるのは異様。
例えるならば昨日まで剣の名手だった男が急に斧を使い始める様な物。
マヨラーはフレンドリーファイヤー同様、 マヨコーン使いだった筈・・・
挑戦者二人は固唾を飲んだ。
「如何する? ここまで来て止めるなんて言わねぇよな」
「・・・落ち着けカリフォルニア、 マヨネーズ軍艦のポテンシャルは未知
マヨコーンよりも強かったとしても俺達二人なら取れる!!」
「そうだな、 マヨネーズだけなんて舐めた事しやがって
・・・後悔させてやるぞ、 えぇおい」
三人はスシを構え射出する!!
イカ天のガーリックマヨかけとカリフォルニアロールが着地し勢い良く回転する!!
そしてマヨネーズ軍艦はべしゃり、 と床にマヨネーズを散乱させて砕け散った。
「「!?」」
眼の前で起きた出来事に困惑する二人、 次の瞬間!!
「がっ!?」
吹き飛ばされるガーリックマヨ!!
マヨコーンの直撃を受けた!!
「な、 何!?」
カリフォルニアは驚愕しガーリックマヨに目線を映す。
「はっ!?」
カリフォルニアも歴戦の強者、 瞬時に理解した。
マヨラーが使ったマヨネーズ軍艦はフェイク!!
目線を集中させる為のデコイ!!
本命のマヨコーンを後で射出しダイレクトアタックをする事が狙いだったのだと!!
「く」
そしてマヨラーはマヨコーンの第二打を打とうとしている!!
放たれればガーリックマヨ同様にマヨコーンを打ち込まれ、 絶命!!
ならば如何する!? 地面のカリフォルニアロールでの対応、 間に合わない!!
第二打の射出、 言って遅れるかもしれないがこれにかける!!
瞬時に計算したカリフォルニアは二つ目のカリフォルニアロールを装填する。
「間に合えぇおい!!」
カリフォルニアが装填する間にマヨコーンが射出される!!
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
カリフォルニアロールも射出される!!
相打ちか!? 否!! マヨコーンの縦回転でコーンが散乱する!!
「ぐっぐううううううううううううううう!!」
飛びちったコーンがカリフォルニアの体に穴を開ける!!
何と言う事だ!! これは蓮の様だ!!
そして軍艦とカリフォルニアロールの激突!!
地面に落下!! だが勝敗は最早決した。
「くそ・・・」
カリフォルニアは地に伏した、 自身の勝ちの目は無くなったのである。
第三打のマヨコーンを回避する事も迎撃する事も不可能なのだった・・・
この激闘を見てマヨラーが強者だと思った読者は少なくないだろう。
だがマヨラーの実力とガーリックマヨ、 カリフォルニアの実力は拮抗していた。
しかしマヨラーの機転で集中を逸らされたのが彼等の敗因だったと言わざるを得ない。
敵味方区別しないフレンドリーファイアーの副官を自認していたとあって
マヨラーの状況判断は並ではなかったのだ!!
自室に戻ろうとするマヨラーの前に二人のヤミ・アプレンティスが現れる。
「上手くやったじゃねぇのよぉ、 えぇマヨラーよ」
白い衣裳に身に纏った悪い目つきの男が睨みを効かせる。
「俺達の上になったからマヨラーさんかぁ? えぇおい」
頼みもしないのにさん付けをした赤いメッシュの男が下から睨みつける。
「ガーリックマヨとカリフォルニアか、 何の用だ?」
「俺達はお前が俺等の上に立つ事に納得いってねーんだわ」
「フレンドリーファイヤーの副官だぁ?
媚を売るのが一番上手いってだけだろ? えぇおい」
「つまり?」
「「その席には俺が座る、 お前は退けって事だよ」えぇおい」
スシを構える二人、 それぞれイカ天のガーリックマヨかけと
カリフォルニアロールを構えた。
「ふん」
マヨラーもスシを構える、 構えたスシは・・・
「あ? 何だそのスシは?」
「マヨコーンじゃねぇだと? 舐めてんのか? えぇおい」
白い軍艦!? これは一体・・・
「マヨネーズだ」
「何だと・・・」
「マヨネーズだけ・・・どういう事だ、 えぇおい」
狼狽する二人を後目に笑うマヨラー。
「何を戸惑う? スシは所詮道具、 ならばマヨコーン以外を使っても文句は有るまい」
闇寿司の理屈で言えばそうだが、 持ち寿司を変えるのは異様。
例えるならば昨日まで剣の名手だった男が急に斧を使い始める様な物。
マヨラーはフレンドリーファイヤー同様、 マヨコーン使いだった筈・・・
挑戦者二人は固唾を飲んだ。
「如何する? ここまで来て止めるなんて言わねぇよな」
「・・・落ち着けカリフォルニア、 マヨネーズ軍艦のポテンシャルは未知
マヨコーンよりも強かったとしても俺達二人なら取れる!!」
「そうだな、 マヨネーズだけなんて舐めた事しやがって
・・・後悔させてやるぞ、 えぇおい」
三人はスシを構え射出する!!
イカ天のガーリックマヨかけとカリフォルニアロールが着地し勢い良く回転する!!
そしてマヨネーズ軍艦はべしゃり、 と床にマヨネーズを散乱させて砕け散った。
「「!?」」
眼の前で起きた出来事に困惑する二人、 次の瞬間!!
「がっ!?」
吹き飛ばされるガーリックマヨ!!
マヨコーンの直撃を受けた!!
「な、 何!?」
カリフォルニアは驚愕しガーリックマヨに目線を映す。
「はっ!?」
カリフォルニアも歴戦の強者、 瞬時に理解した。
マヨラーが使ったマヨネーズ軍艦はフェイク!!
目線を集中させる為のデコイ!!
本命のマヨコーンを後で射出しダイレクトアタックをする事が狙いだったのだと!!
「く」
そしてマヨラーはマヨコーンの第二打を打とうとしている!!
放たれればガーリックマヨ同様にマヨコーンを打ち込まれ、 絶命!!
ならば如何する!? 地面のカリフォルニアロールでの対応、 間に合わない!!
第二打の射出、 言って遅れるかもしれないがこれにかける!!
瞬時に計算したカリフォルニアは二つ目のカリフォルニアロールを装填する。
「間に合えぇおい!!」
カリフォルニアが装填する間にマヨコーンが射出される!!
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
カリフォルニアロールも射出される!!
相打ちか!? 否!! マヨコーンの縦回転でコーンが散乱する!!
「ぐっぐううううううううううううううう!!」
飛びちったコーンがカリフォルニアの体に穴を開ける!!
何と言う事だ!! これは蓮の様だ!!
そして軍艦とカリフォルニアロールの激突!!
地面に落下!! だが勝敗は最早決した。
「くそ・・・」
カリフォルニアは地に伏した、 自身の勝ちの目は無くなったのである。
第三打のマヨコーンを回避する事も迎撃する事も不可能なのだった・・・
この激闘を見てマヨラーが強者だと思った読者は少なくないだろう。
だがマヨラーの実力とガーリックマヨ、 カリフォルニアの実力は拮抗していた。
しかしマヨラーの機転で集中を逸らされたのが彼等の敗因だったと言わざるを得ない。
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