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第六章:ダークネス・チョコレート・オン・ザ・アイス

生まれる強者達!!

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「所でアンタのスシブレード、 エッグヴィーナスだったか?
機種変更はしないのか?」
「卵を使ったスシブレードにしたいんだよね」
「色々スシブレードを使っていくのは悪い事じゃないと思うぞ?」

オクトパス・レッグの言い分にも一理ある。
自分と相性のいいスシブレードを選ぶのはスシブレードに対しての不義理にはならないだろう。

「でもなぁ・・・何と言うか・・・卵を使え、 と言われている様な・・・」
「どういう事だ?」
「何と言うのかな・・・スシの神? あるいはスシその物に言われている様な・・・」
「スシの握り過ぎでイカれたのか?」
「いや、 大丈夫だろう、 多分」

不安がる二人である。

「ま、 まぁそんな事より他のスシブレーダー達はどんな感じだよ
見所の有る奴はいるのか?」
「結構居るよ」

大勢のスシブレーダーの中から特に有望なスシブレーダーをピックアップするバルト。

「まずはウェッジ、 彼はイクラリオンを的確に使いこなす」
「軍艦巻き、 というタイプのスシブレードを使うんだったか
イクラリオンは魚卵を拡散させて相手のスシブレードのスピードを落とすから
妨害型の印象を受けるな」
「ウェッジはイクラ、 つまり魚卵をスシブレードに当てて倒す技術に秀でている
まさにスナイパーと言えるだろう」
「なるほどな、 他にはどんな奴がいる?」
「ウェッジの妹のシャルと言うのも凄い逸材だ
テッカマーズと言う鉄火巻きのスシブレードを使う」
「お前のエッグヴィーナスと同じ海苔巻きタイプだな
テッカマーズの特性はどんなのだ?」
「テッカマーズは安定した回転を見せるタイプですが、 時折、 強い一撃が出ます
これは僕の握り方の問題でしょうか」
「ラッキーヒットが出やすいと言う事か?」

事実鉄火巻きの名の由来には鉄火場、 つまり賭博場で手軽に食べられたから
という説もある、 運関係の可能性も大いにある。

「後はサバヒルバー使いのケイさん、 ホターⅩ使いのマドカ
シンコフェネックを操るグレン、 イカルオンのナル
それから箱使いのエミリー、 思ったより少女の方が強い傾向にある」
「そりゃあスシブレードには腕力入らないからな
男女関係無く活躍出来る、 女のヤミ・マスターやヤミ・アプレンティスも多い」
「そりゃあ良いな、 女子スシブレーダー部隊でも作るか」

冗談交じりに言うゴハン。

「女子男子で分ける事自体ナンセンスだな」
「男性にも強いスシブレーダーは大勢居ますよ、 シーエーチンのラルフさんや
ワサビジュピターのグリードさん、 ファットプラネッツ使いのゾーバさん」
「結構強者も居るんだなぁ・・・
まだスシブレードを広めてから一ヶ月も経ってないぞ」
「やはりネギ乗せとの戦いで実戦を経験したのが大きいと思います」
「なるほど、 俺も実戦を経て強くなった実感が有るしそれは一理あるな」
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