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第五章:希望の光
進撃のソルジャースシ
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バルトが調理を行っている時、 ソルジャースシ達は禁じられた山に辿り着いた。
「ここが禁じられた山かぁ・・・」
「如何する? ウィンナーでこの出入口塞いじまおうか?」
「いや、 別の出入り口が有るかもしれない、 中に入って調べよう」
「めんどくせ・・・」
馬から降りる三人。
そして山の中に入った。
罠を警戒して慎重にソルジャースシ達は進んだ。
ソルジャースシ達は自分達のスシブレードに対して絶対の自信を持っていた。
しかしスシブレードの弱点、 スシブレードは撃たなければただのスシ。
つまり不意打ちに弱い。
それ故に罠や不意打ちを警戒し進んで行った。
「・・・如何やら罠の類は無いようだな」
「拍子抜けだな、 もうパパっと行っちまうか?」
「いや、 奥に罠が有るやもしれん」
「だが面倒だろ? 俺が哨戒役で先に進むからお前等二人で付いて来い」
「良いのか?」
「その代わり大将首は俺んだからな」
「そいつは駄目だな・・・」
「・・・・・」
「じゃあこうしようぜ、 全部終わったら三人で勝負して勝った奴が手柄総取りで」
「「のった」」
彼等三人はとても仲が悪い様に見えているがこの時考えていた事は同じだった。
『スシブレードならば俺が勝てる』と
彼等三人はスシブレードを過剰に信頼しているのだ。
閑話休題、 彼等は宣言通り哨戒役が走って残り二人が後を追う形で着々と進んでいた。
「・・・・・んあ?」
間抜けな声を出すソルジャースシ。
「ほっほぉ・・・これはこれは」
「そう来たか」
通路には大量の物が積み上げられていた、 恐らくバリケードだろう。
「これはまぁ・・・」
「馬鹿だなぁ・・・」
ソルジャースシ達は笑う、 こんな物スシブレードを使えば簡単に壊せるだろう。
騎士達は何を考えているのか? スシブレードを過小評価しているのかと思った。
「じゃあこんなの打っ壊そうか」
どごぉん!! と轟音が鳴った。
「バリケードが打ち破られたか!!」
ゴハンは叫んだ。
「バルト!! まだか!!」
「まだご飯が炊けません!!」
「くそ・・・ならハウ!! 俺達で足止めに行くぞ!!」
「ゴハンさん・・・!!」
「バルト、 スシが出来次第すぐに来てくれよ!!」
そう言ってゴハンとハウは轟音がした方に向かった。
「くっ・・・早く焚けないかな・・・!!」
「赤子泣いても蓋取るなだ・・・バルト」
ハルトが諫める。
「今のうちに具の準備もしておいたら如何だ?」
「・・・そうしましょう」
バルトは具材の準備を始めた。
逃げてきた際に食材を幾つか持って来ていたのだった。
この具材を使ってスシを作らなければならない。
ただ作れば良いだけではなく美味しくスシでなければならないのだ。
バルトは具材を前に目を瞑った。
「・・・・・」
バルトが手に取った食材、 それは卵であった。
「ここが禁じられた山かぁ・・・」
「如何する? ウィンナーでこの出入口塞いじまおうか?」
「いや、 別の出入り口が有るかもしれない、 中に入って調べよう」
「めんどくせ・・・」
馬から降りる三人。
そして山の中に入った。
罠を警戒して慎重にソルジャースシ達は進んだ。
ソルジャースシ達は自分達のスシブレードに対して絶対の自信を持っていた。
しかしスシブレードの弱点、 スシブレードは撃たなければただのスシ。
つまり不意打ちに弱い。
それ故に罠や不意打ちを警戒し進んで行った。
「・・・如何やら罠の類は無いようだな」
「拍子抜けだな、 もうパパっと行っちまうか?」
「いや、 奥に罠が有るやもしれん」
「だが面倒だろ? 俺が哨戒役で先に進むからお前等二人で付いて来い」
「良いのか?」
「その代わり大将首は俺んだからな」
「そいつは駄目だな・・・」
「・・・・・」
「じゃあこうしようぜ、 全部終わったら三人で勝負して勝った奴が手柄総取りで」
「「のった」」
彼等三人はとても仲が悪い様に見えているがこの時考えていた事は同じだった。
『スシブレードならば俺が勝てる』と
彼等三人はスシブレードを過剰に信頼しているのだ。
閑話休題、 彼等は宣言通り哨戒役が走って残り二人が後を追う形で着々と進んでいた。
「・・・・・んあ?」
間抜けな声を出すソルジャースシ。
「ほっほぉ・・・これはこれは」
「そう来たか」
通路には大量の物が積み上げられていた、 恐らくバリケードだろう。
「これはまぁ・・・」
「馬鹿だなぁ・・・」
ソルジャースシ達は笑う、 こんな物スシブレードを使えば簡単に壊せるだろう。
騎士達は何を考えているのか? スシブレードを過小評価しているのかと思った。
「じゃあこんなの打っ壊そうか」
どごぉん!! と轟音が鳴った。
「バリケードが打ち破られたか!!」
ゴハンは叫んだ。
「バルト!! まだか!!」
「まだご飯が炊けません!!」
「くそ・・・ならハウ!! 俺達で足止めに行くぞ!!」
「ゴハンさん・・・!!」
「バルト、 スシが出来次第すぐに来てくれよ!!」
そう言ってゴハンとハウは轟音がした方に向かった。
「くっ・・・早く焚けないかな・・・!!」
「赤子泣いても蓋取るなだ・・・バルト」
ハルトが諫める。
「今のうちに具の準備もしておいたら如何だ?」
「・・・そうしましょう」
バルトは具材の準備を始めた。
逃げてきた際に食材を幾つか持って来ていたのだった。
この具材を使ってスシを作らなければならない。
ただ作れば良いだけではなく美味しくスシでなければならないのだ。
バルトは具材を前に目を瞑った。
「・・・・・」
バルトが手に取った食材、 それは卵であった。
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