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第6章 恋する乙女に花束を
第142話 筋肉!ヒーロー!お菓子の城?
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【メルサバ城前】
「止まれ。怪しい服装の者よ、何故にここへ来た」
屈強そうな男は、片方側にも居る兵士と共に、槍で扉を塞ぐように立ちはだかる。
顔も見えない、まさに動く鎧のような兵士に一瞬怖気付くが、タクマはすぐに「フラッシュさんに会いに来ました」と用件を話した。
「ウチらはフラッシュの友達なんや。せやから頼む、中に入れてくれ。な?」
「うぅ……いや、観光地とは訳が違う。重大な用件がない限り、何人たりとも入れぬ!」
色気作戦で切り抜けようと、美しいお姉さんに変身したナノは、全く効果がなかった事にショックを受け、石化してしまった。
ノエルは石化してしまった彼女に「おーい」と声をかけながら、何度も突く。
「駄目なようでござるな。フラッシュ殿に会えれば、切り抜けられるでござるが……」
「困ったでありんすな」
「こうなりゃ、もうアレやるしかねぇか」
そう言うとリュウヤは、スーッと大きく息を吸い込んだ。
そして、城に聞こえるくらいの大声で「ムキムキフラッシュ出ておいで~!出ないと目玉をほじくるぞ~!」と言い出した。
「うっさ!うっさ!何なんですか、そんな大声出して!」
「む?目玉を……?何を言っているんだコイツ……」
「あーもう、余計に疑われとるやないか!」
よし、いい作戦だった!と言わんばかりのご満悦顔をしていたリュウヤの頭に、ナノは飛び上がってまでチョップをかます。
ただその時、どこからともなく、正義のヒーローのような高らかな笑い声が上がった。
「ハーハッハッハッハ!どうしたどうした、私の名を叫ぶ者達よ!事件か!魔物か!怪人か!私が来たからにはもう安心!筋肉ムキムキ!素顔は不明!その名は、スーパーヒーロー・フラァァァァァァッシュ!!参上!」
なんと、王宮の窓から、ムキムキ男、フラッシュが落ちながら決め台詞を言い、門の前に現れたのである。
ただ、その決め台詞と決めポーズが、あまりウケなかったのか、爆発するどころか余計に静まり返ってしまった。
「フラッシュ兵長、この者達が城に入りたいと」
「何だタクマ君達ではないかぁ!彼らが城に遊びに来たのなら、追い返す理由はなぁい!通したまえ!」
「「ぎょ、御意!」」
兵士達はフラッシュに敬礼し、急いで門を開けた。これでやっと入れる、そう思ったその時だった。
待て、とフラッシュは吾郎とリュウヤの腕を掴み、歩みを止めさせた。
「君達には話がある、私と共に来たまえ」
「おろ?拙者達、何かしたでござるか?」
「とにかく来たまえ、大事な話だ」
いつものうるさいほど元気な声とは打って変わり、低い声で言う。
不思議に思ったが、まずはメアに会うのが先決と考えたタクマは、「お、終わったら迎えに行くわ」と言い、先に城へと入った。
そして、フラッシュ達も、遅れて城へと入った。
【メルサバ城 城内】
門を潜り、ロビーらしき所に出ると、外国の大豪邸(マンション)にあるような、丸い階段とマカロンタワーのような像がで迎えてくれた。
内装は全体的に広く、やはりファンシーなピンクや青などが使われている。更に、いらっしゃいませと出迎えてくれたメイド達も、ロリータメイド服のような物を身に纏っており、髪留めやカチューシャには皆揃ってスィーツの飾りが付いている。
まるでお菓子の国にでもやって来たようだ。
「異国の城はこんなにも可愛らしいのでありんすなぁ」
「ここがお家だなんて、リオさんが羨ましいです」
「にしても、じぃじとリュー君、何したんやろ」
「特に私達、悪いことしてないし……」
ノエルは、何故二人が用件も言わずに連れられたのか考えていると、2階の白い扉から、メアらしき悲鳴が聞こえて来た。
それを聞いたタクマは、急いで向かった。
急ぎつつもゆっくりと歩き、目の前の扉を3回ノックする。すると、部屋の奥から「は~あ~い~」と可愛らしい声が返事をした。
「お、おじゃましま……ベリルッ!」
扉を開けたと同時に、白の美しいドレスを着たメアが飛び出して来た。いきなりの出来事に、タクマはそのままぶつかり、メアに馬乗りされてしまった。
レディに対して言うと失礼になるからアレだが、結構な重さがタクマの腹にかかる。
「も、もう嫌じゃ!妾は黒がいいの!真っ黒がいいのじゃ!」
「駄目よそれじゃあ、黒は夜見当たらなくなっちゃうわ。もしかして、他の色の方が良かった?」
「いや~!他もやだ~!」
メアは、泣きながらスカートを掴み、ドレスを持って追いかけるクルクル髪の貴族、もといウルク王妃から逃げる。
その間、馬乗りにされていたタクマは見向きもされず、逃げ回る度、何度も踏みつけられる。
「ぎゃっ!ぶへっ!ぬぉっ!」
「あー……止めるべきでありんしょうか……」
「な、なら!私がメアちゃんの代わりやります!」
転んでしまったメアを庇うように、ノエルはウルク王妃の前に立った。するとウルク王妃は、ノエルの手を握り「可愛い!」と言い出した。
「あ、あなた!もしかして、ノエちん!?」
「は、はい……」
「いや~ん!まさかあのおにゃん娘アイドルが降臨するなんて!良いわ!とびっきりのお下がり持ってくるから!」
「あ、ちょっと……うわぁぁぁぁぁ!!」
ノエルは、ウルク王妃に連れ去られ、王妃の部屋に閉じ込められてしまった。そしてその数秒後、部屋から「アーン!そこはダメぇぇぇ!!」と、どこか楽しそうな声が聞こえて来た。
「……さて、リュウヤ達迎えに行くで」
「え、ノエル放っとくの?」
「楽しそうだし、良いでありんしょう?」
おタツは、部屋の奥で行われている何かを想像しつつ、クスクスと笑う。
そして、多分大丈夫だと踏んだタクマは、後ろで見守っていたメイドに話を聞くことにした。
「あの、眼帯した爺ちゃんと、番長っぽい風貌の人見ませんでした?」
「眼帯のご老人……と言えば、フラッシュ兵長が連れてきた?」
「えぇ、ウチの夫と、その付き人でありんす」
二人の容姿を伝えると、メイドは見たかなぁと、可愛らしく唇に指を当てて呟いた。
すると、その隣に居たギャルのような日焼け肌のメイドが「あ、あのイケメン君でしょぉ?ウチ知ってるよーん!」と言ってきた。
「刀や和装は珍しいから、きっと見たら忘れないと思うのじゃが、一体何処に向かったのじゃ?」
「イケメン君は兵寮の特別室、ハンサムおじさんならフラッシュさんの部屋に入ってくの見たよ」
「ホンマか!?そうと決まればウチらはリュウヤの所に行ってくるで」
ナノがそう言うと、おタツとメアも黙って頷いた。よほどフラッシュには会いたくないようだ。
そうして、タクマは一旦分かれて行動する事にした。
そして数分後、近くの兵士からの情報などを頼りに、フラッシュの部屋の前に到着した。
扉の前には「スーパーヒーロー フラッシュ」と大きく書かれた板が入れられている。
「うげっ、ここもヒーロー色だ……」
一瞬引いたが、中に吾郎が居るなら行くしかない。タクマは、ゆっくりと3回ノックした。が、返事がない。
もう一度ノックしてみるが、誰も来ない。
仕方がないので、タクマはゆっくりと扉を開けてみた。すると……
「むんっ!はぁっ!」
「何の、これしき」
吾郎とフラッシュは上着を脱ぎ、何故かマッスルポーズで筋肉の対決をしていた。
両者とも腹筋が六つに割れており、特に吾郎は、かつて人斬りだった時に受けた古傷に貫禄がかかっており、すごくカッコいい。
そして、筋肉でのテレパシーが通じたのか、両者とも満足げに握手を交わした。
「……見なかったことにしよ」
タクマはそっと、扉を閉じた。
「止まれ。怪しい服装の者よ、何故にここへ来た」
屈強そうな男は、片方側にも居る兵士と共に、槍で扉を塞ぐように立ちはだかる。
顔も見えない、まさに動く鎧のような兵士に一瞬怖気付くが、タクマはすぐに「フラッシュさんに会いに来ました」と用件を話した。
「ウチらはフラッシュの友達なんや。せやから頼む、中に入れてくれ。な?」
「うぅ……いや、観光地とは訳が違う。重大な用件がない限り、何人たりとも入れぬ!」
色気作戦で切り抜けようと、美しいお姉さんに変身したナノは、全く効果がなかった事にショックを受け、石化してしまった。
ノエルは石化してしまった彼女に「おーい」と声をかけながら、何度も突く。
「駄目なようでござるな。フラッシュ殿に会えれば、切り抜けられるでござるが……」
「困ったでありんすな」
「こうなりゃ、もうアレやるしかねぇか」
そう言うとリュウヤは、スーッと大きく息を吸い込んだ。
そして、城に聞こえるくらいの大声で「ムキムキフラッシュ出ておいで~!出ないと目玉をほじくるぞ~!」と言い出した。
「うっさ!うっさ!何なんですか、そんな大声出して!」
「む?目玉を……?何を言っているんだコイツ……」
「あーもう、余計に疑われとるやないか!」
よし、いい作戦だった!と言わんばかりのご満悦顔をしていたリュウヤの頭に、ナノは飛び上がってまでチョップをかます。
ただその時、どこからともなく、正義のヒーローのような高らかな笑い声が上がった。
「ハーハッハッハッハ!どうしたどうした、私の名を叫ぶ者達よ!事件か!魔物か!怪人か!私が来たからにはもう安心!筋肉ムキムキ!素顔は不明!その名は、スーパーヒーロー・フラァァァァァァッシュ!!参上!」
なんと、王宮の窓から、ムキムキ男、フラッシュが落ちながら決め台詞を言い、門の前に現れたのである。
ただ、その決め台詞と決めポーズが、あまりウケなかったのか、爆発するどころか余計に静まり返ってしまった。
「フラッシュ兵長、この者達が城に入りたいと」
「何だタクマ君達ではないかぁ!彼らが城に遊びに来たのなら、追い返す理由はなぁい!通したまえ!」
「「ぎょ、御意!」」
兵士達はフラッシュに敬礼し、急いで門を開けた。これでやっと入れる、そう思ったその時だった。
待て、とフラッシュは吾郎とリュウヤの腕を掴み、歩みを止めさせた。
「君達には話がある、私と共に来たまえ」
「おろ?拙者達、何かしたでござるか?」
「とにかく来たまえ、大事な話だ」
いつものうるさいほど元気な声とは打って変わり、低い声で言う。
不思議に思ったが、まずはメアに会うのが先決と考えたタクマは、「お、終わったら迎えに行くわ」と言い、先に城へと入った。
そして、フラッシュ達も、遅れて城へと入った。
【メルサバ城 城内】
門を潜り、ロビーらしき所に出ると、外国の大豪邸(マンション)にあるような、丸い階段とマカロンタワーのような像がで迎えてくれた。
内装は全体的に広く、やはりファンシーなピンクや青などが使われている。更に、いらっしゃいませと出迎えてくれたメイド達も、ロリータメイド服のような物を身に纏っており、髪留めやカチューシャには皆揃ってスィーツの飾りが付いている。
まるでお菓子の国にでもやって来たようだ。
「異国の城はこんなにも可愛らしいのでありんすなぁ」
「ここがお家だなんて、リオさんが羨ましいです」
「にしても、じぃじとリュー君、何したんやろ」
「特に私達、悪いことしてないし……」
ノエルは、何故二人が用件も言わずに連れられたのか考えていると、2階の白い扉から、メアらしき悲鳴が聞こえて来た。
それを聞いたタクマは、急いで向かった。
急ぎつつもゆっくりと歩き、目の前の扉を3回ノックする。すると、部屋の奥から「は~あ~い~」と可愛らしい声が返事をした。
「お、おじゃましま……ベリルッ!」
扉を開けたと同時に、白の美しいドレスを着たメアが飛び出して来た。いきなりの出来事に、タクマはそのままぶつかり、メアに馬乗りされてしまった。
レディに対して言うと失礼になるからアレだが、結構な重さがタクマの腹にかかる。
「も、もう嫌じゃ!妾は黒がいいの!真っ黒がいいのじゃ!」
「駄目よそれじゃあ、黒は夜見当たらなくなっちゃうわ。もしかして、他の色の方が良かった?」
「いや~!他もやだ~!」
メアは、泣きながらスカートを掴み、ドレスを持って追いかけるクルクル髪の貴族、もといウルク王妃から逃げる。
その間、馬乗りにされていたタクマは見向きもされず、逃げ回る度、何度も踏みつけられる。
「ぎゃっ!ぶへっ!ぬぉっ!」
「あー……止めるべきでありんしょうか……」
「な、なら!私がメアちゃんの代わりやります!」
転んでしまったメアを庇うように、ノエルはウルク王妃の前に立った。するとウルク王妃は、ノエルの手を握り「可愛い!」と言い出した。
「あ、あなた!もしかして、ノエちん!?」
「は、はい……」
「いや~ん!まさかあのおにゃん娘アイドルが降臨するなんて!良いわ!とびっきりのお下がり持ってくるから!」
「あ、ちょっと……うわぁぁぁぁぁ!!」
ノエルは、ウルク王妃に連れ去られ、王妃の部屋に閉じ込められてしまった。そしてその数秒後、部屋から「アーン!そこはダメぇぇぇ!!」と、どこか楽しそうな声が聞こえて来た。
「……さて、リュウヤ達迎えに行くで」
「え、ノエル放っとくの?」
「楽しそうだし、良いでありんしょう?」
おタツは、部屋の奥で行われている何かを想像しつつ、クスクスと笑う。
そして、多分大丈夫だと踏んだタクマは、後ろで見守っていたメイドに話を聞くことにした。
「あの、眼帯した爺ちゃんと、番長っぽい風貌の人見ませんでした?」
「眼帯のご老人……と言えば、フラッシュ兵長が連れてきた?」
「えぇ、ウチの夫と、その付き人でありんす」
二人の容姿を伝えると、メイドは見たかなぁと、可愛らしく唇に指を当てて呟いた。
すると、その隣に居たギャルのような日焼け肌のメイドが「あ、あのイケメン君でしょぉ?ウチ知ってるよーん!」と言ってきた。
「刀や和装は珍しいから、きっと見たら忘れないと思うのじゃが、一体何処に向かったのじゃ?」
「イケメン君は兵寮の特別室、ハンサムおじさんならフラッシュさんの部屋に入ってくの見たよ」
「ホンマか!?そうと決まればウチらはリュウヤの所に行ってくるで」
ナノがそう言うと、おタツとメアも黙って頷いた。よほどフラッシュには会いたくないようだ。
そうして、タクマは一旦分かれて行動する事にした。
そして数分後、近くの兵士からの情報などを頼りに、フラッシュの部屋の前に到着した。
扉の前には「スーパーヒーロー フラッシュ」と大きく書かれた板が入れられている。
「うげっ、ここもヒーロー色だ……」
一瞬引いたが、中に吾郎が居るなら行くしかない。タクマは、ゆっくりと3回ノックした。が、返事がない。
もう一度ノックしてみるが、誰も来ない。
仕方がないので、タクマはゆっくりと扉を開けてみた。すると……
「むんっ!はぁっ!」
「何の、これしき」
吾郎とフラッシュは上着を脱ぎ、何故かマッスルポーズで筋肉の対決をしていた。
両者とも腹筋が六つに割れており、特に吾郎は、かつて人斬りだった時に受けた古傷に貫禄がかかっており、すごくカッコいい。
そして、筋肉でのテレパシーが通じたのか、両者とも満足げに握手を交わした。
「……見なかったことにしよ」
タクマはそっと、扉を閉じた。
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