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2 奔放なプリューム
3 奔放のプリューム(3)
しおりを挟むワンピースを脱がされ、上半身裸のアルシナシオンの大きな手が、胸を優しく愛撫しながら、深く口づけをされる。イグレシア殿下とした口づけより深く激しい。体が熱くて、下半身が疼く。たった一度結ばれただけの場所が、男の熱を欲しがっている。
「もどかしいわ」
アルシナシオンはプリュームの胸ばかりを吸ったり噛んだり、指先で弄ったり揉んだりするだけで、下肢には触れてくれない。
「ここは触られていないだろう?」
「ないわよ。どこもかしこも」
アルシナシオンは笑いながら、胸をカリッと噛んだ。それだけでお腹の中がキュッと疼く。
「ああっ、アルシナシオン、そこじゃないわ。私を貫いて」
「そう慌てるな」
両手で体の輪郭をなぞりながら、アルシナシオンの唇がお臍を舐めて、クスッと笑う。
パンティの上から、アルシナシオンが花園の上を噛む。
「もう、ぐしょぐしょだな」
「媚薬なんか食べさせるからよ」
「あれはただのチョコレートだ」
アルシナシオンは一気にパンティを脱がせ、自分も下着を脱いでしまう。
「ああ、大っきい」
黒く変色した筋張った物に、手を伸ばすと、アルシナシオンは触れさせてくれた。
「大きくて硬いのね」
「もっと大きくなるぜ」
アルシナシオンはプリュームの手の上から、扱き始めた。大きな性器がもっと大きくなっていく。夢中で見ていると、白濁がプリュームの顔にかかった。
「っ!」
「すまねえ」
タオルで顔を拭ってくれた。ベタつく顔をアルシナシオンは舐め取ってくれる。
「プリュームは俺を欲しいんだよな?」
「抱き合うってどんなのか教えて」
「いいともさ」
プリュームにキスをすると、アルシナシオンは小さな尖りを指先で摘まむと、体がもっと疼いて、喘ぎ声があがる。指先で先端を転がしながら、初めてを失っただけの入り口に指を入れて、そこを柔らかく解していく。
「いきなり入れて痛かっただろう?」
「夢中だったから。逃げられる前に入れたかったの」
またアルシナシオンは笑った。
「プリュームらしいが、男はデリケートなんだよ。起つものも起たなくなるぞ」
「殿下は起たなくなったのかしら?」
「そこまでは知らねぇが、あんまり無茶な事をするな。嫁に行けなくなるぞ」
男の太い指が、体内を行き来する。いつの間にか、指は二本になり、入り口の周りを撫でている。
「ああん、そこは駄目よ」
「ここがプリュームのいい場所だ。自分で触れたくなったら、ここに触るといい」
「……自分でなんて触らないわ」
「そろそろ入れるぞ」
「いいわよ」
アルシナシオンの性器は、また大きくなっていた。筋張った硬い物が、入ってくる。
「痛いわ」
「俺のは大きいからな・・・・・・止めるか?」
「続けて」
「とんだお嬢様だ」
アルシナシオンは、ゆっくり進めてくれている。狭い隧道を広げられて、プリュームはアルシナシオンの肩をつかみ、握りしめている。
「呼吸は止めるな。ふうふうとな」
「分かったわ」
プリュームは言われた通りに呼吸を整えた。
すべて入ったのか、抱きしめられて、胸がキュンとする。
「プリューム、俺のところに婚約破棄の書状が届いたが、本気で婚約破棄するのか?今、こうして抱き合っているのに」
「男性としての魅力はアルシナシオン様の方が上ね。殿下と抱き合っても、こんなに気持ち良くはなかったわ」
「気持ち良くすればいいのか?期待してくれ」
アルシナシオンはプリュームの両足を抱え上げて大きく開くと、狭い隧道を最初は優しく動きながら、二人の蜜で濡れだした頃から、激しく腰を使い、プリュームの弱い場所を突いたり、これ以上入らない奥の隙間まで蹂躙したりした。
「アルシナシオン、ああっ、駄目よ、ああああん」
プリュームは高い声を上げて、何度もイキ、何度も意識を奪われそうになった。
体の奥にアルシナシオンの証を受け止めて、アルシナシオンに荒い呼吸のまま抱きしめられている。
幸せだわ。
イグレシア王子と抱き合った時より、満足しているし満たされている。
「私、アルシナシオンの方が好きだわ。でも、アリエーテの幸せを邪魔したいの」
「困ったお嬢ちゃんだな。アリエーテに恨みでもあるのか?」
「私よりいい物を持っているの。それを奪いたいの」
「欲しい物があるなら、買ってやるぞ」
「買ってくれるの?」
「結婚するなら、準備をしよう」
「少し考えさせて」
「体の相性は抜群にいいぞ。したくなったら、いつでも来たらいい」
二戦が始まって、プリュームはアルシナシオンにしがみつく。
「好きだぜ、プリューム」
キスをされながら、今度はゆっくり抱き合う。
「たぶん私も好きよ」
「たぶんは邪魔だ。イグレシア王子には近づくな。寂しさなら埋めてやる。嫉妬なら嫉妬できないほど愛してやる」
「アルシナシオン」
プリュームは初めて、本物の愛情を知った気がした。
幼いときから、可愛がられてきた優しいお兄さんが婚約者になったとき、確かに嬉しかった。いつから、こんなに性格が曲がってしまったのだろう。
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