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第1章

18 レッスン   ♡♡♡

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 髪を乾かした後、私はネグリジェに着替えた。

 着替えている間、レインは待っていてくれている。

 夜も遅くなっている。

 そろそろ眠る時間だ。

 ガウンを着て、部屋に戻ると、レインはドレッサーの前で目を閉じて眠っている?

 じっと動かないので、心配になって、静かに近づく。

 顔を覗き込むと、レインの目が開いた。


「寝ていたの?」

「いいや?ニナの着替えを想像していた」


 パッと頬が熱くなる。

 レインは私のきっと赤くなっている頬に、触れるだけのキスをした。


「では、寝室に行こう」

「はい」


 レインは立ち上がると、私と手を繋ぎ、部屋の中を横断して電気を消すと廊下に出た。

 廊下は暗い。

 月明かりで照らされている廊下を歩いて行く。

 廊下には明かりは少ない。所々に常備灯のような灯りはあるが、足下を照らすほどは明るくはない。

 廊下には、所々に小さな窓はあるが、大きな窓はない。

 窓からチラリと外を見やると、城壁には電気が点っている。

 今も、隣国の侵入者がないのか、監視をしているようだ。

 辺境区は夜も眠らない土地のようだ。


「この辺境区を守る事は、ブルーリングス王国を守る事にもなるが、同時にニクス王国を守る事になる。ブルーリングス王国は、ニクス王国の領地の一部を貰い受けているからね」

「あの砦は、夜も眠らないのね?」

「ああ、交代制で24時間守り続けている。早く、ブリッサ王国と友好国として、平和条約を正式に結ばなくてはならない」

「レインの仕事は、まだ大変なのね?」

「夜は眠れる。騎士団が守ってくれている」


 窓を通り過ぎ、レインの部屋に到着した。


「部屋を隣に移動させよう。移動が面倒だ」

「そうね」


 私の部屋は、来客用の部屋だ。なので、広くて何でもある。

 けれど、この宮殿の主の部屋から離れた部屋である事は、当然のことだ。

 初めて来た者を、王の近くには置かない。

 初めて来た者が、どんな人となりをしているのか、先ず調べることは、貴族の邸でも当然されることだ。

 けれど、私とレインは、今日、結婚をした。

 夫婦になったのなら、夫婦の部屋に移動しても許されるであろう。

 明日は引っ越しかしら?

 レインは仕事があるから、アニーに手伝ってもらって、引っ越しをしよう。

 私は今、迷っていることがある。

 両親にレインと結婚した事を告げるかどうか?

 レインは、きっと国王陛下に伝えるだろう。

 国王陛下から父に伝わることは、予想済みだ。ならば、自分の言葉で告げた方がいいのだろうか?

 伝えることにためらいを持つのは、やはり妹のリリーの存在だ。

 リリーが、ここにやって来たら、リリーにレインを奪われてしまう。

 リリーも正当なブルーリングス王国の血族なのだから。

 私は早く、レインと結ばれたい。

 リリーに奪われる前に、レインに私を手放せないほど愛されなくては、とても不安だ。

 寝室に到着して、私はガウンを脱ぐと、ガウンを畳んで、ベッドに上がって待っているレインの隣に、横になる。


「レイン、私を抱いて」

「可愛い事を言う」


 レインは私に口づけをしてくる。

 熱いほどの舌が、私の舌と絡み合う。

 気持ちがよくて、秘所から蜜が出てきてしまう。

 片手で私を抱きしめながら、片手は、私の胸を揉んでいる。

 決して大きくはない胸でも、胸を揉まれると、また蜜で濡れてくる。

 きっと、私の秘所は、蜜でぐっしょり濡れてしまっていると思う。

 キスだけで、頭がぼんやりしてきて、身体が震えた。

 身体から力が抜けてしまった。

 レインは、身体を起こすと、私のネグリジェを巻くって、下履きを脱がしてしまう。

 レインは、私の膝を立てさせると、足を開いた。 

 やっと抱いてもらえると、心が歓喜に震える。

 いきなり大きな物で貫かれるかと思ったのに、レインは私の秘所にキスをして、舌先で秘所を舐めている。


「あん!レイン、恥ずかしいわ」

「ニナの初めては、全てもらう」

「貫いて」

「焦るな」


 レインの指が、二本入ってきて、私の腰は自然に動いてしまう。

 三本の指が入ってくる。

 さすがに、三本の指はきつい。

 でも、痛いと言えば、優しいレインは、きっと止めてしまう。

 私は両腕で、顔を覆った。

 苦悶に満ちた顔は見せられない。

 三本の指は、ゆっくり、入り口を広げている。

 最初は痛みだけだったのに、いつの間にか、痛みは消えている。

 心地いい快感が押し寄せてくる。

 身体が震えて、蜜が出た。

 私は呼吸を乱しながら、顔を覆っていた両腕を広げて、喘いでいる。


「ニナ、もらうぞ」


 ぐったりと力が抜けた私にレインは、囁いた。

 私は、もうレインの物なのに。全てを捧げているのに、どうして許可がいるのだろう?

 秘所に熱い塊が触れて、少しずつ体に入ってくる。

 もらうというのは、私の処女ね。

 もう夫婦なんだから、許可なんかいらないのよ。

 偽物ではなく、本当に抱かれたい。

 痛みはないが、お腹の中にレインが入ってくる。

 その圧迫感は、凄まじく、身体をくねらすが、レインは、私の膝裏を持ち、ゆっくり体重を掛けてくる。

 逃げ出したくないのに、両手が彷徨う。

 その手をレインは握ってくれた。

 真剣な眼差しが、私をじっと見ていた。


「ニナ、俺が分かるか?これが本当に抱かれている感覚だ」


 私は何度も頷く。


「痛くはないか?」

「痛くはなかった。でも、レインでいっぱいよ」

「二人が一つになったのだ」

「ありがとう」


 私を本当に抱いてくれて、ありがとう。

 偽物の愛情ではない。

 レインは私を愛してくれて、痛みもなく、私を抱いてくれている。


「嬉しい」

「そうだ、嬉しい。俺も嬉しい」


 結ばれたまま、レインは私を抱きしめた。

 身体の中で、レインが動いたが、強く抱きしめられる事の方が嬉しかった。

 少しずつレインの大きさに慣れてきた。


「動くぞ」


 私は頷いた。

 ゆっくりレインは動いている。

 私を気遣っている動きに、レインの優しさを感じる。

 私から出て行く感じと、入ってくる感じが繰り返されている。

 レインの顔を見れば、レインは私にキスをした。


「平気か?もっと動いても大丈夫そうだな?」

「痛くないわ」


 レインは微笑んで、徐々に動きを速くしていった。

 何度も最奥を押されて、私は快感に震える。

 結ばれる事は、少しも怖くなくて、よかった。

 きっとレインだから、怖くなく、痛くもなかったのね。

 何度も甘い快感が訪れ、震える私の奥に、初めて熱いしぶきを感じた。
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