71 / 71
71 触って、舐めて、ときどき噛んで……
しおりを挟む
乳母の墓は、両親の墓の隣に埋葬されました。
乳母は、母様の妹で、子供を死産で亡くし、嫁ぎ先から追い出された侯爵家の娘でした。
子を産む時に、子宮を無くし、離縁されたのです。
生きて行くためには、この先、どこかの邸の使用人になるしかなくなる未来に、絶望していたようです。
母様は不憫な妹を我が子の乳母になりたいかと尋ねたらしい。
子が生まれてくることを楽しみにしていた母様の妹は、姉の元で乳母になることを選んだ。乳母の生い立ちは、母様とあり、悲しい別れがあったので、我が家にやって来たのです。
兄様は乳母の乳で育ったそうです。
母様は侯爵家の娘で、父様は公爵家の嫡男だったのです。
そんな経歴があったことは、乳母の母、わたし達の祖母が葬儀の席に現れて知りました。
今は、仲良く姉妹が墓地に並んで埋葬されています。
母様は、気心の知れた妹が、子供の世話をしてくれていたので、医師という激務をこなしていたのだと知りました。
乳母は凡人の兄様を、よく心配していたそうです。
母様もわたしが普通の子と違った記憶力のいい子だと知って、わたしの持ち得た未知数の可能性を伸ばしたいと、妹に話して、兄様の事をよく見ていてやって欲しいと、妹に頼んだそうです。
乳母の葬儀の時に、祖母に聞きました。
わたしは入院中の兄様にも話しました。
兄様は何も言わずに、頷いておりました。
両親の愛、乳母の愛を噛みしめているように見えました。
そんな兄様は、入院中に公爵家の嫡男として自覚と覚悟をしっかりと持ったようでした。
裁判が終わってから、兄様は燃えてしまった邸に、新しく邸を建て直しています。
建築中の為、使用人と領地に行かれました。
資金援助をしていた伯爵家の会社を自分の持ち物に名義変更などもしたそうです。
貿易会社を手に入れ、そちらの運営もしなくてはならなくなり、使用人の数を増やしたそうです。
今まで、執事がしていた仕事も習い、学び始めているそうです。
兄様は兄様の歩みで、仕事も進めていけばいいと思っています。
幸い、執事は父様が健在だった頃からいた逸材だったらしく、兄様が療養中もプロートニク公爵家は、守られていたそうです。
シリピリー皇女様の婚約解消の話し合いは、滞りなく行われて、無事に両家合意の元、婚約解消となりました。
シリピリー様は、ケロッとしております。
ゴルド様の名前は、シリピリー様から聞かなくなりました。
只今、皇帝陛下と皇妃様は、新たな婚約者候補を探しております。
シリピリー様は、暫くは恋人はいらないと言っております。
お菓子作りに興味を持たれて、シェフに習っています。シリピリー様に誘われて、わたしもお菓子作りに参加しております。
アメリア様は口を開けば、シェック・シャイン公爵令息の話ばかりしております。
植えられた愛の種は確実に生長して、愛の花が満開になりそうです。
この頃は、早く結婚したいと言っております。
シオンの近衛騎士団長のクラース殿が隣にいても、全く、意識をしておりません。
恋とは摩訶不思議です。
わたしとシオンは、仲良く妊活しております。
一つ驚いたことは、シオンが小さな剣とナイフをプレゼントしてくださったのです。
「母上も、自衛のために持っている。アナも自衛のために欲しいのならば、持ってもよい」と宝石で飾られたオモチャのような剣とナイフをくださいました。
そして、念願のシオンとの対決をしてみることにしたのです。
「手加減はいりません。わたしも手加減をしません」
わたしは大きな声で、宣言しました。
模造刀を使って、向かい合いました。
とてもワクワクします。
シオンはさすが、姿勢がとても綺麗です。
わたしもいいでしょう?
いっぱい練習したんですもの。
簡単には負けないわ。
互いに、隙を狙っているので、なかなか始まりません。
なので、わたしから打ち込みました。
わたしの力一杯の一打を、シオンは片手で受け止めました。
完全に完敗です。
「シオン、せめて、剣で受け止めて」
「アナに怪我をさせるつもりはないからね」
シオンは、わたしから模造刀を取り上げると、わたしを抱きしめました。
固い筋肉が、わたしの胸を押してきます。
「シオンの筋肉、好き」
「筋肉だけが好きなのか?」
「シオンが好きだから、シオンの一部の筋肉が好きなのよ」
シオンがキスをしてくる。
甘くて、激しくて、わたしの思考をめちゃくちゃにしてしまう。
もうシオンしか考えられなくなる。
「寝室に行こう。アナと繋がりたい」
「わたしも、シオンが欲しい」
わたしを抱き上げたシオンに抱きつく。
わたしはシオンに愛を教わって、シオンの愛に溺れている。
これほどの愛情を、わたしは知らなかった。
初めの頃のお医者さんごっこも楽しかったけれど、今はシオンに抱かれる喜びを知ってしまった。
好きがいっぱいになると、愛が生まれて、愛が生まれると欲張りになる。
今のわたしは、とても欲張りだ。
ベッドに倒れ込み、シオンはわたしのドレスを楽しそうに脱がしている。
わたしも手を伸ばして、シオンの服を脱がしている。
見えてきた、鍛えられた筋肉に触れると嬉しくなる。
シオンはわたしを喜ばせるために、先に脱いでくれた。
腕に触れて、胸に触れる。引き締まった腹筋はうっとりしてしまう。
撫でて、摘まんで、唇を寄せる。
舐めて、少しだけ噛みついてみる。
ああ、固い。
素敵で綺麗な筋肉。体のバランスが絶妙にいいのだ。
シオンが楽しそうにわたしを見ている。
「存分に楽しんだか?」
「ええ」
「次は俺の番だぞ」
「はい」
今度はシオンがわたしに触れてくる。
シオンに触られるところから、熱を帯びてくる。
もっともっと愛してください。
シオンに抱かれると、わたしの中が幸せに包まれる。
わたしは必死にシオンにしがみつく。
二人が一つになると、安心する。
愛されていると実感する。
「シオン、好き、愛してる」
「ああ、アナを愛している」
キスはわたしを狂わす媚薬。
「シオン、わたしを連れ戻してくれて、ありがとう」
「俺の半身だ。アナに襲われてから、アナにしか欲情しなくなった」
わたしは貫かれながら、微笑んだ。
襲ったのはわたし。
お医者さんごっこのつもりだったけれど、シオンの裸が綺麗だったのよ。
触って、舐めて、ときどき噛んで、その綺麗な体に、わたしの印を付けたの。
全て思い出した、わたしは、あの時のわたしの感情も覚えている。
シオンを誰にも渡したくなかったの。
わたしだけのシオンでいて欲しかったのよ。
これからも、わたしだけのシオンでいてね。
わたしはシオンの胸にキスをした。
わたしを見たシオンは、微笑んでキスをくれた。
終
参考書 聖書
最後まで最後まで読んでくださりありがとうございます。
これにて、『愛されたいわたしは幸せになりたい』完結しました。
感想などありましたら、どうぞ書いてください。
できましたら、最初から読み返していただけたら嬉しく思います。
私はWordで書いていますが、なんと書いた文章を読んでくれるシステムがあり、それで推敲から完成までの手直しなどを行っています。
漢字の読み方が違っていたりしますが、声で聞くのは、いいですね。
明日から、
ホラー部門で『声』という、全然怖くないお話を5話載せます。
全く怖くないので、ちょっと見てくださると嬉しいです。
文字少ないです。
それが終わったら、
『聖女なのに魔王に溺愛されています』を投稿をします。
こちらは長編です。
ギリギリR15で連載したいと思います。
ストーリーは全く違います。
ファンタジーで、載せていきます。
毎日、一話、予約投稿、朝の7時に上がるようにするつもりです。
予約投稿は、とても細かい作業なので、日付がずれていたり、時間がずれていたりするかもしれませんが、載っていないときは、毎日、確認で見ていますので、時間は遅くなりますが、必ず一話あがるようにします。
宜しければ読んでいただけると嬉しいです。
乳母は、母様の妹で、子供を死産で亡くし、嫁ぎ先から追い出された侯爵家の娘でした。
子を産む時に、子宮を無くし、離縁されたのです。
生きて行くためには、この先、どこかの邸の使用人になるしかなくなる未来に、絶望していたようです。
母様は不憫な妹を我が子の乳母になりたいかと尋ねたらしい。
子が生まれてくることを楽しみにしていた母様の妹は、姉の元で乳母になることを選んだ。乳母の生い立ちは、母様とあり、悲しい別れがあったので、我が家にやって来たのです。
兄様は乳母の乳で育ったそうです。
母様は侯爵家の娘で、父様は公爵家の嫡男だったのです。
そんな経歴があったことは、乳母の母、わたし達の祖母が葬儀の席に現れて知りました。
今は、仲良く姉妹が墓地に並んで埋葬されています。
母様は、気心の知れた妹が、子供の世話をしてくれていたので、医師という激務をこなしていたのだと知りました。
乳母は凡人の兄様を、よく心配していたそうです。
母様もわたしが普通の子と違った記憶力のいい子だと知って、わたしの持ち得た未知数の可能性を伸ばしたいと、妹に話して、兄様の事をよく見ていてやって欲しいと、妹に頼んだそうです。
乳母の葬儀の時に、祖母に聞きました。
わたしは入院中の兄様にも話しました。
兄様は何も言わずに、頷いておりました。
両親の愛、乳母の愛を噛みしめているように見えました。
そんな兄様は、入院中に公爵家の嫡男として自覚と覚悟をしっかりと持ったようでした。
裁判が終わってから、兄様は燃えてしまった邸に、新しく邸を建て直しています。
建築中の為、使用人と領地に行かれました。
資金援助をしていた伯爵家の会社を自分の持ち物に名義変更などもしたそうです。
貿易会社を手に入れ、そちらの運営もしなくてはならなくなり、使用人の数を増やしたそうです。
今まで、執事がしていた仕事も習い、学び始めているそうです。
兄様は兄様の歩みで、仕事も進めていけばいいと思っています。
幸い、執事は父様が健在だった頃からいた逸材だったらしく、兄様が療養中もプロートニク公爵家は、守られていたそうです。
シリピリー皇女様の婚約解消の話し合いは、滞りなく行われて、無事に両家合意の元、婚約解消となりました。
シリピリー様は、ケロッとしております。
ゴルド様の名前は、シリピリー様から聞かなくなりました。
只今、皇帝陛下と皇妃様は、新たな婚約者候補を探しております。
シリピリー様は、暫くは恋人はいらないと言っております。
お菓子作りに興味を持たれて、シェフに習っています。シリピリー様に誘われて、わたしもお菓子作りに参加しております。
アメリア様は口を開けば、シェック・シャイン公爵令息の話ばかりしております。
植えられた愛の種は確実に生長して、愛の花が満開になりそうです。
この頃は、早く結婚したいと言っております。
シオンの近衛騎士団長のクラース殿が隣にいても、全く、意識をしておりません。
恋とは摩訶不思議です。
わたしとシオンは、仲良く妊活しております。
一つ驚いたことは、シオンが小さな剣とナイフをプレゼントしてくださったのです。
「母上も、自衛のために持っている。アナも自衛のために欲しいのならば、持ってもよい」と宝石で飾られたオモチャのような剣とナイフをくださいました。
そして、念願のシオンとの対決をしてみることにしたのです。
「手加減はいりません。わたしも手加減をしません」
わたしは大きな声で、宣言しました。
模造刀を使って、向かい合いました。
とてもワクワクします。
シオンはさすが、姿勢がとても綺麗です。
わたしもいいでしょう?
いっぱい練習したんですもの。
簡単には負けないわ。
互いに、隙を狙っているので、なかなか始まりません。
なので、わたしから打ち込みました。
わたしの力一杯の一打を、シオンは片手で受け止めました。
完全に完敗です。
「シオン、せめて、剣で受け止めて」
「アナに怪我をさせるつもりはないからね」
シオンは、わたしから模造刀を取り上げると、わたしを抱きしめました。
固い筋肉が、わたしの胸を押してきます。
「シオンの筋肉、好き」
「筋肉だけが好きなのか?」
「シオンが好きだから、シオンの一部の筋肉が好きなのよ」
シオンがキスをしてくる。
甘くて、激しくて、わたしの思考をめちゃくちゃにしてしまう。
もうシオンしか考えられなくなる。
「寝室に行こう。アナと繋がりたい」
「わたしも、シオンが欲しい」
わたしを抱き上げたシオンに抱きつく。
わたしはシオンに愛を教わって、シオンの愛に溺れている。
これほどの愛情を、わたしは知らなかった。
初めの頃のお医者さんごっこも楽しかったけれど、今はシオンに抱かれる喜びを知ってしまった。
好きがいっぱいになると、愛が生まれて、愛が生まれると欲張りになる。
今のわたしは、とても欲張りだ。
ベッドに倒れ込み、シオンはわたしのドレスを楽しそうに脱がしている。
わたしも手を伸ばして、シオンの服を脱がしている。
見えてきた、鍛えられた筋肉に触れると嬉しくなる。
シオンはわたしを喜ばせるために、先に脱いでくれた。
腕に触れて、胸に触れる。引き締まった腹筋はうっとりしてしまう。
撫でて、摘まんで、唇を寄せる。
舐めて、少しだけ噛みついてみる。
ああ、固い。
素敵で綺麗な筋肉。体のバランスが絶妙にいいのだ。
シオンが楽しそうにわたしを見ている。
「存分に楽しんだか?」
「ええ」
「次は俺の番だぞ」
「はい」
今度はシオンがわたしに触れてくる。
シオンに触られるところから、熱を帯びてくる。
もっともっと愛してください。
シオンに抱かれると、わたしの中が幸せに包まれる。
わたしは必死にシオンにしがみつく。
二人が一つになると、安心する。
愛されていると実感する。
「シオン、好き、愛してる」
「ああ、アナを愛している」
キスはわたしを狂わす媚薬。
「シオン、わたしを連れ戻してくれて、ありがとう」
「俺の半身だ。アナに襲われてから、アナにしか欲情しなくなった」
わたしは貫かれながら、微笑んだ。
襲ったのはわたし。
お医者さんごっこのつもりだったけれど、シオンの裸が綺麗だったのよ。
触って、舐めて、ときどき噛んで、その綺麗な体に、わたしの印を付けたの。
全て思い出した、わたしは、あの時のわたしの感情も覚えている。
シオンを誰にも渡したくなかったの。
わたしだけのシオンでいて欲しかったのよ。
これからも、わたしだけのシオンでいてね。
わたしはシオンの胸にキスをした。
わたしを見たシオンは、微笑んでキスをくれた。
終
参考書 聖書
最後まで最後まで読んでくださりありがとうございます。
これにて、『愛されたいわたしは幸せになりたい』完結しました。
感想などありましたら、どうぞ書いてください。
できましたら、最初から読み返していただけたら嬉しく思います。
私はWordで書いていますが、なんと書いた文章を読んでくれるシステムがあり、それで推敲から完成までの手直しなどを行っています。
漢字の読み方が違っていたりしますが、声で聞くのは、いいですね。
明日から、
ホラー部門で『声』という、全然怖くないお話を5話載せます。
全く怖くないので、ちょっと見てくださると嬉しいです。
文字少ないです。
それが終わったら、
『聖女なのに魔王に溺愛されています』を投稿をします。
こちらは長編です。
ギリギリR15で連載したいと思います。
ストーリーは全く違います。
ファンタジーで、載せていきます。
毎日、一話、予約投稿、朝の7時に上がるようにするつもりです。
予約投稿は、とても細かい作業なので、日付がずれていたり、時間がずれていたりするかもしれませんが、載っていないときは、毎日、確認で見ていますので、時間は遅くなりますが、必ず一話あがるようにします。
宜しければ読んでいただけると嬉しいです。
1
お気に入りに追加
1,983
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(114件)
あなたにおすすめの小説
『別れても好きな人』
設樂理沙
ライト文芸
大好きな夫から好きな女性ができたから別れて欲しいと言われ、離婚した。
夫の想い人はとても美しく、自分など到底敵わないと思ったから。
ほんとうは別れたくなどなかった。
この先もずっと夫と一緒にいたかった……だけど世の中には
どうしようもないことがあるのだ。
自分で選択できないことがある。
悲しいけれど……。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
登場人物紹介
戸田貴理子 40才
戸田正義 44才
青木誠二 28才
嘉島優子 33才
小田聖也 35才
2024.4.11 ―― プロット作成日
💛イラストはAI生成自作画像
【完結】嫌われ令嬢、部屋着姿を見せてから、王子に溺愛されてます。
airria
恋愛
グロース王国王太子妃、リリアナ。勝ち気そうなライラックの瞳、濡羽色の豪奢な巻き髪、スレンダーな姿形、知性溢れる社交術。見た目も中身も次期王妃として完璧な令嬢であるが、夫である王太子のセイラムからは忌み嫌われていた。
どうやら、セイラムの美しい乳兄妹、フリージアへのリリアナの態度が気に食わないらしい。
2ヶ月前に婚姻を結びはしたが、初夜もなく冷え切った夫婦関係。結婚も仕事の一環としか思えないリリアナは、セイラムと心が通じ合わなくても仕方ないし、必要ないと思い、王妃の仕事に邁進していた。
ある日、リリアナからのいじめを訴えるフリージアに泣きつかれたセイラムは、リリアナの自室を電撃訪問。
あまりの剣幕に仕方なく、部屋着のままで対応すると、なんだかセイラムの様子がおかしくて…
あの、私、自分の時間は大好きな部屋着姿でだらけて過ごしたいのですが、なぜそんな時に限って頻繁に私の部屋にいらっしゃるの?
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。
獣人公爵のエスコート
ざっく
恋愛
デビューの日、城に着いたが、会場に入れてもらえず、別室に通されたフィディア。エスコート役が来ると言うが、心当たりがない。
将軍閣下は、番を見つけて興奮していた。すぐに他の男からの視線が無い場所へ、移動してもらうべく、副官に命令した。
軽いすれ違いです。
書籍化していただくことになりました!それに伴い、11月10日に削除いたします。
このたび、あこがれ騎士さまの妻になりました。
若松だんご
恋愛
「リリー。アナタ、結婚なさい」
それは、ある日突然、おつかえする王妃さまからくだされた命令。
まるで、「そこの髪飾りと取って」とか、「窓を開けてちょうだい」みたいなノリで発せられた。
お相手は、王妃さまのかつての乳兄弟で護衛騎士、エディル・ロードリックさま。
わたしのあこがれの騎士さま。
だけど、ちょっと待って!! 結婚だなんて、いくらなんでもそれはイキナリすぎるっ!!
「アナタたちならお似合いだと思うんだけど?」
そう思うのは、王妃さまだけですよ、絶対。
「試しに、二人で暮らしなさい。これは命令です」
なーんて、王妃さまの命令で、エディルさまの妻(仮)になったわたし。
あこがれの騎士さまと一つ屋根の下だなんてっ!!
わたし、どうなっちゃうのっ!? 妻(仮)ライフ、ドキドキしすぎで心臓がもたないっ!!
9番と呼ばれていた妻は執着してくる夫に別れを告げる
風見ゆうみ
恋愛
幼い頃から言いたいことを言えずに、両親の望み通りにしてきた。
結婚だってそうだった。
良い娘、良い姉、良い公爵令嬢でいようと思っていた。
夫の9番目の妻だと知るまでは――
「他の妻たちの嫉妬が酷くてね。リリララのことは9番と呼んでいるんだ」
嫉妬する側妃の嫌がらせにうんざりしていただけに、ターズ様が側近にこう言っているのを聞いた時、私は良い妻であることをやめることにした。
※最後はさくっと終わっております。
※独特の異世界の世界観であり、ご都合主義です。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。
身代わり婚~暴君と呼ばれる辺境伯に拒絶された仮初の花嫁
結城芙由奈
恋愛
【決してご迷惑はお掛けしません。どうか私をここに置いて頂けませんか?】
妾腹の娘として厄介者扱いを受けていたアリアドネは姉の身代わりとして暴君として名高い辺境伯に嫁がされる。結婚すれば幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱いていたのも束の間。望まぬ花嫁を押し付けられたとして夫となるべく辺境伯に初対面で冷たい言葉を投げつけらた。さらに城から追い出されそうになるものの、ある人物に救われて下働きとして置いてもらえる事になるのだった―。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
誤字報告
27話
純血→純潔
べっちー様へ
誤字報告ありがとうございます。
誤字報告
13話
ホーク→フォーク
べっちー様へ
誤字報告ありがとうございます。
素敵なお話をありがとうございました。マリアナてあシオンの子が生まれ、兄様が幸せに再婚するまでのお話をできれば読みたかったです。もし可能でしたら後日談としてUPしていただけましたら幸いです。
ユタリカ様へ
コメントありがとうございます。
この話は、恋愛大賞用に書いた話なので、どこかで終わらなくてはならなくて。
そうですね。
たぶん、マリアナは隠し扉の位置を、全て見つけ出すと思います。
そこから、こっそり、抜け出して、アルギュロスの邸に足繁く通い、アルギュロスの仕事の手伝いをしているような気がします。
「私、仕事は早いのよ」って。
どこかで書けそうなら、書いてみたいと思います。
ありがとうございました。m(_ _)m