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第十六章
5 カウントダウン
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午後から光輝さんと和真さんとティファさんと三人に連れられて、温泉の近場を散策に出かけた晴輝と輝明は、夕方、目をキラキラさせながら帰ってきた。
ただ歩いて来ただけだと言っていたが、日常と違う場所に出かけたことが楽しかったようだ。
戻って来た二人をバイキングに連れて行く。
和真さんもティファさんも、一緒なので部屋からテーブルの予約をした。
六人座れる座席は、テーブルを二つ並べる事になる。
夕方の早い時間だったので、比較的空いていた。
輝明は車の中で眠っていたと言っていたが、晴輝は眠らなかったらしい。
お風呂の時間まで起きていられるだろうか?
和真さんもティファさんも、世話を焼いてくれるので、光輝さんと二人で来る時よりも、わたしは楽ができる。
食事を取ってもらって、晴輝はガツガツ食べる。輝明は食べる量はいつもとあまり変わらない。
2歳に満たないので、食べる物も限られてくる。
晴輝が光輝さんとティファさんと料理を取りに行く時に、「ぼくも」と席を立とうとしたけれど、わたしは、輝明のお皿にイチゴを載せた。
「ママと一緒に食べよう」
「うん、ママといる」
もうお腹はいっぱいのはずだ。
真似をしたくても、まだ幼い子供だから、無理をするとお腹を壊す。
戻って来た晴輝は、アイスクリームを持っていた。光輝さんは、輝明用に少なめのアイスの器を持っていてくれた。
「パパ、ありがとう」
「どういたしまして」
スプーンを受け取った輝明は、ゆっくり食べ始めた。
いつの間にか、アイスクリームが〆のサインになっている。
「ママは、これをもう1皿食べなさい」
置かれたお皿は、ステーキだ。
ここのお肉は有名だと言っていた。
「ありがとう」
他にもフルーツの盛り合わせが置かれた。
イチゴとメロンがたっぷり載っている。
和真さんが置いてくれた。
「美緒ちゃん、しっかり食べて」
「ありがとう」
美味しいお肉を食べて、フルーツに手を伸ばす。
この季節はイチゴが甘い。メロンは完熟だし、甘さが違う二つのフルーツを堪能する。
最後は無糖炭酸水で口をサッパリさせて、冷めた紅茶を飲んだ。
皆も、フルーツに手を伸ばしている。
お手拭きで、輝明の口と手を拭き、水を飲ます。
「ごちそうさま」
「ごちそうさま」
輝明が真似て、その後に「ぼくもごちそうさま」と晴輝も食事を終えた。
自分で口と手を拭いている。
フルーツもなくなり、テーブルのお皿は空っぽになった。
「部屋まで送るよ」
「助かる」
【晴輝、おいで】
【はい】
晴輝はティファさんと手を繋いでいる。
どうやら、二人の時は英語で会話しているようだ。
輝明は、光輝さんが抱いている。
少々、疲れているのだろう。
お腹も膨れて、眠りそうだ。
部屋に入ると、和真さんとティファさんは、晴輝と輝明に「おやすみ」と言って出て言った。二人とも「おやすみ」と返事をした。
お風呂は光輝さんが入れてくれる。
わたしは、その間に、歯磨きをして、口の中をサッパリさせる。
二人のパジャマは、水野さんが用意してくれている。
わたしはバスタオルを持って、お風呂場に向かう。
三人で温泉に入っている。
気持ち良さそうだ。
もう少し時期がずれていたら、わたしも温泉に入れたけれど、まだシャワーしか浴びられない。
「ママ」
先に出てくるのは、輝明だ。
頭からシャワーを浴びて、わたしの所に歩いてくる。
バスタオルで包むと体を、髪をしっかり拭いて、体も拭く。オムツを履かせ、パジャマを着せる。パジャマを着ると、次は晴輝が出てくる。
バスタオルでしっかり拭いて、パンツを履かせる。後は、自分で着てくれる。
眠る前に、歯磨きをさせる。最初は自分でさせて、わたしが仕上げ磨きをする。
順番に仕上げ磨きをすると、うがいをさせる。
その後に、ドライヤーで髪を乾かす。二人一度に済ませてしまうと、晴輝はトイレに入っていった。
晴輝が出てくると、輝明も真似てトイレに入る。
寝る支度を済ませると、晴輝と輝明は光輝さんに「おやすみ」と言って、甘えてから、わたしの所に戻ってくる。
「ベッドで寝ようか?」
「「はい」」
二人をダッブルベッドに寝かせて、添い寝をする。
子守歌を歌っている間に、二人とも眠ってしまった。
三歳になったら、絵本を読んであげようと思っているけれど、寝付きは二人ともいいので、すぐに眠ってしまう。
今日は特に疲れていたのだと思う。
わたしは寝室から出た。
部屋には、光輝さんしかいない。
皆には食事に行ってもらった。
今のうちにシャワーを浴びて、サッパリさせる。
光輝さんは、もうパーティーの準備を始めている。
お風呂から出て、バスローブを着ると、洗面所に置いておいた化粧品で肌を潤す。櫛で髪を梳かして、ドライヤーをかける。
それからお化粧をして、パーティー用に髪も整える。
そこまでしてから、彩花を寝かせている部屋に戻ると、光輝さんが彩花をあやしていた。
「おしめは替えておいた。お腹が空いたのかな?」
「ありがとう」
彩花を受け取って、お乳をあげる。
「彩花、お腹が減ったの?」
大きな目に涙が溜まっている。
お乳を飲ませる時の歌を歌う。
光輝さんは、わたしの隣に座って、その様子をじっと見ている。
両乳のオッパイをたっぷり飲むと、縦抱きにして、背中をさする。
小さくゲップをした彩花を、光輝さんが抱いていてくれる。
わたしはパーティーの準備を始める。
今夜は座って話をして、カウントダウンをして、乾杯をして解散になる。
今夜は紺色のドレスを着よう。夜、冷えるかもしれないので、カシミヤのショールを持って行こう。
スーツケースからいる物を出して、ベッドに並べる。
ブラジャーを付けて、ストッキングを履くと、背後から抱きしめられた。
「愛している」
「わたしも」
キスを交わし、抱きしめ合う。
「今夜は紺にするのか?」
「変かな?」
「新年だから、明るい色にした方がいいだろう」
「うん」
光輝さんは、スーツケースから白地にオールドローズの柄のあるドレスを取り出した。
白いショールから、淡いピンクのボレロに交換した。
「さあ、着なさい」
「はい」
ドレスがゴージャスになって、華やかだ。
袖もあるので、寒くはない。
光輝さんは、宝石箱からダイヤモンドのネックレスとイヤリングを出した。それをわたしに付けてくれる。
髪留めもそれに合わせて出すと、わたしに手渡した。
部屋に人の気配が戻って来た。
光輝さんが部屋から出て行った。
急いで髪型を変更する。
バックにスマホとハンカチと生理用品と口紅を入れて、胸には母乳パットもしっかり入れておく。
わたしはメイクの仕上げをした。
付け睫毛をして、ポイントメイクをしっかりして、紅を引いた。
準備ができたら、ベビーベッドに寝ている彩花を見る。
ぐっすり眠っている。
「行ってきます」
彩花に小さく囁いて、部屋を出た。扉は開けておく。
「子供達は皆、寝ています。パーティーの間、よろしくお願いします」
光輝さんが言って、わたしは、三人に頭を下げた。
「「「畏まりました」」」
三人は頭を下げた。
「それでは、行こうか」
「はい」
わたしは光輝さんの腕に手を絡めた。
「「「行ってらっしゃいませ」」」
「「行ってきます」」
SPが二人、部屋の外を守ってくれる。
「お願いします」と頭を下げて、背後から多岐さんと男性SPが付いてくる。
ただ歩いて来ただけだと言っていたが、日常と違う場所に出かけたことが楽しかったようだ。
戻って来た二人をバイキングに連れて行く。
和真さんもティファさんも、一緒なので部屋からテーブルの予約をした。
六人座れる座席は、テーブルを二つ並べる事になる。
夕方の早い時間だったので、比較的空いていた。
輝明は車の中で眠っていたと言っていたが、晴輝は眠らなかったらしい。
お風呂の時間まで起きていられるだろうか?
和真さんもティファさんも、世話を焼いてくれるので、光輝さんと二人で来る時よりも、わたしは楽ができる。
食事を取ってもらって、晴輝はガツガツ食べる。輝明は食べる量はいつもとあまり変わらない。
2歳に満たないので、食べる物も限られてくる。
晴輝が光輝さんとティファさんと料理を取りに行く時に、「ぼくも」と席を立とうとしたけれど、わたしは、輝明のお皿にイチゴを載せた。
「ママと一緒に食べよう」
「うん、ママといる」
もうお腹はいっぱいのはずだ。
真似をしたくても、まだ幼い子供だから、無理をするとお腹を壊す。
戻って来た晴輝は、アイスクリームを持っていた。光輝さんは、輝明用に少なめのアイスの器を持っていてくれた。
「パパ、ありがとう」
「どういたしまして」
スプーンを受け取った輝明は、ゆっくり食べ始めた。
いつの間にか、アイスクリームが〆のサインになっている。
「ママは、これをもう1皿食べなさい」
置かれたお皿は、ステーキだ。
ここのお肉は有名だと言っていた。
「ありがとう」
他にもフルーツの盛り合わせが置かれた。
イチゴとメロンがたっぷり載っている。
和真さんが置いてくれた。
「美緒ちゃん、しっかり食べて」
「ありがとう」
美味しいお肉を食べて、フルーツに手を伸ばす。
この季節はイチゴが甘い。メロンは完熟だし、甘さが違う二つのフルーツを堪能する。
最後は無糖炭酸水で口をサッパリさせて、冷めた紅茶を飲んだ。
皆も、フルーツに手を伸ばしている。
お手拭きで、輝明の口と手を拭き、水を飲ます。
「ごちそうさま」
「ごちそうさま」
輝明が真似て、その後に「ぼくもごちそうさま」と晴輝も食事を終えた。
自分で口と手を拭いている。
フルーツもなくなり、テーブルのお皿は空っぽになった。
「部屋まで送るよ」
「助かる」
【晴輝、おいで】
【はい】
晴輝はティファさんと手を繋いでいる。
どうやら、二人の時は英語で会話しているようだ。
輝明は、光輝さんが抱いている。
少々、疲れているのだろう。
お腹も膨れて、眠りそうだ。
部屋に入ると、和真さんとティファさんは、晴輝と輝明に「おやすみ」と言って出て言った。二人とも「おやすみ」と返事をした。
お風呂は光輝さんが入れてくれる。
わたしは、その間に、歯磨きをして、口の中をサッパリさせる。
二人のパジャマは、水野さんが用意してくれている。
わたしはバスタオルを持って、お風呂場に向かう。
三人で温泉に入っている。
気持ち良さそうだ。
もう少し時期がずれていたら、わたしも温泉に入れたけれど、まだシャワーしか浴びられない。
「ママ」
先に出てくるのは、輝明だ。
頭からシャワーを浴びて、わたしの所に歩いてくる。
バスタオルで包むと体を、髪をしっかり拭いて、体も拭く。オムツを履かせ、パジャマを着せる。パジャマを着ると、次は晴輝が出てくる。
バスタオルでしっかり拭いて、パンツを履かせる。後は、自分で着てくれる。
眠る前に、歯磨きをさせる。最初は自分でさせて、わたしが仕上げ磨きをする。
順番に仕上げ磨きをすると、うがいをさせる。
その後に、ドライヤーで髪を乾かす。二人一度に済ませてしまうと、晴輝はトイレに入っていった。
晴輝が出てくると、輝明も真似てトイレに入る。
寝る支度を済ませると、晴輝と輝明は光輝さんに「おやすみ」と言って、甘えてから、わたしの所に戻ってくる。
「ベッドで寝ようか?」
「「はい」」
二人をダッブルベッドに寝かせて、添い寝をする。
子守歌を歌っている間に、二人とも眠ってしまった。
三歳になったら、絵本を読んであげようと思っているけれど、寝付きは二人ともいいので、すぐに眠ってしまう。
今日は特に疲れていたのだと思う。
わたしは寝室から出た。
部屋には、光輝さんしかいない。
皆には食事に行ってもらった。
今のうちにシャワーを浴びて、サッパリさせる。
光輝さんは、もうパーティーの準備を始めている。
お風呂から出て、バスローブを着ると、洗面所に置いておいた化粧品で肌を潤す。櫛で髪を梳かして、ドライヤーをかける。
それからお化粧をして、パーティー用に髪も整える。
そこまでしてから、彩花を寝かせている部屋に戻ると、光輝さんが彩花をあやしていた。
「おしめは替えておいた。お腹が空いたのかな?」
「ありがとう」
彩花を受け取って、お乳をあげる。
「彩花、お腹が減ったの?」
大きな目に涙が溜まっている。
お乳を飲ませる時の歌を歌う。
光輝さんは、わたしの隣に座って、その様子をじっと見ている。
両乳のオッパイをたっぷり飲むと、縦抱きにして、背中をさする。
小さくゲップをした彩花を、光輝さんが抱いていてくれる。
わたしはパーティーの準備を始める。
今夜は座って話をして、カウントダウンをして、乾杯をして解散になる。
今夜は紺色のドレスを着よう。夜、冷えるかもしれないので、カシミヤのショールを持って行こう。
スーツケースからいる物を出して、ベッドに並べる。
ブラジャーを付けて、ストッキングを履くと、背後から抱きしめられた。
「愛している」
「わたしも」
キスを交わし、抱きしめ合う。
「今夜は紺にするのか?」
「変かな?」
「新年だから、明るい色にした方がいいだろう」
「うん」
光輝さんは、スーツケースから白地にオールドローズの柄のあるドレスを取り出した。
白いショールから、淡いピンクのボレロに交換した。
「さあ、着なさい」
「はい」
ドレスがゴージャスになって、華やかだ。
袖もあるので、寒くはない。
光輝さんは、宝石箱からダイヤモンドのネックレスとイヤリングを出した。それをわたしに付けてくれる。
髪留めもそれに合わせて出すと、わたしに手渡した。
部屋に人の気配が戻って来た。
光輝さんが部屋から出て行った。
急いで髪型を変更する。
バックにスマホとハンカチと生理用品と口紅を入れて、胸には母乳パットもしっかり入れておく。
わたしはメイクの仕上げをした。
付け睫毛をして、ポイントメイクをしっかりして、紅を引いた。
準備ができたら、ベビーベッドに寝ている彩花を見る。
ぐっすり眠っている。
「行ってきます」
彩花に小さく囁いて、部屋を出た。扉は開けておく。
「子供達は皆、寝ています。パーティーの間、よろしくお願いします」
光輝さんが言って、わたしは、三人に頭を下げた。
「「「畏まりました」」」
三人は頭を下げた。
「それでは、行こうか」
「はい」
わたしは光輝さんの腕に手を絡めた。
「「「行ってらっしゃいませ」」」
「「行ってきます」」
SPが二人、部屋の外を守ってくれる。
「お願いします」と頭を下げて、背後から多岐さんと男性SPが付いてくる。
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