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第二部
あまいもの
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⚠︎閲覧自己責任・性的描写あり
ーーそれは、水を飲むようなもの。
ーー舌が欲するから、甘いものを食べるようなもの。
♡
喉がカラカラに渇いていた。
舌が、喉が、水を欲している。
水が飲みたい。ーー率直にそう、思う。
そしてーー。ぼくは、目の前の光景に目を見開き、耳まで真っ赤になって茹で蛸になる。羞恥で急激な目眩がして、くらくらした。
今、ぼくは、焦燥感に駆られている。
ーーどう、場を収めたらいいのかが分からないからだ。
「……ゆきちゃん……っ」
目の前のよしのさんは、潤んだ瞳で頬を紅潮させて、ぼくに訴える。だけど、その瞳には、ぼくを映していない。映しているのは、ぼくじゃなくて。ーーゆきだった。
全裸なよしのさんは、大きく開脚して、陰部を左右に指で広くと、ぼくに震える声でとある事を言った。よしのさんの女性器は、既に濡れそぼっていて、中までぱっくりと見えて、ひくついている。それが扇情的で、全身で男のぼくを誘う。
「ーーお願い、します……っ……よしのの此処に……ゆきちゃんの……下さいっ……」
「……っ」
本当にどうすればいいのかが分からなかった。どうしろと? と逆に問い掛けたいくらいだ。誰か、誰でもいい。ぼくを。ーー今直ぐにでも、救ってくれっ……!
こうなる事態になったのは。ーー数時間前まで遡る。
☆
ーーよしのさんは、かなとお父さんを失ったトラウマがあり、眠りが比較的、浅い。
そして、とうとう、よしのさんの主治医が、よしのさんに診断名を下した。ーー睡眠障害だ、と。
結果的に、よしのさんの主治医は変わり、処方されている薬も、以前よりも強くて、また違う、新しい薬を処方されたのだ。
その新しい薬は、説明書に、服用時は、薬の副作用で記憶が飛んでしまうという内容だった。
意識があって、活動していても、その自分の行動を記憶として残しておけない。薬により、理性もなく、まるで幼児化するように無邪気な人格となる。ーーお酒で酔った時みたいに。
その事をよしのさんから、不安そうに前以て、報告をされた。でも、ぼくはよしのさんを心配して。ーー薬は飲んだ方がいいと言ったのだ。よしのさんは、怖々と寝る前にその薬を飲む。ぼくはそれを確認してから、いつも通り、一緒によしのさんと寝た。
♡
「ぁ……」
「ーーよしのさん? ……大丈夫ですか?」
よしのさんは、お布団の中で横になって、ぼーっとしている。眠剤が効いている様子だった。ぼくが髪を撫でると、よしのさんはにっこりと微笑んで、こう言ったのである。
「ゆきちゃんだっ……。ゆきちゃん……? どうして、そんなに若くなっちゃったの……?」
ーー何処からどう見ても寝ぼけている。よしのさんは夢の中にいて、夢の中の住人である、昔のゆきに向かって話し掛けている。薬が効いているよしのさんは、無邪気で饒舌で、コロコロと表情が変わった。
「あ、あの……」
「ゆきちゃん……っ……。ねえ、いつもみたいに、ぎゅーって抱き締めて?」
「ーー!!?」
そう言って、ゴソゴソとパジャマを抜き出すよしのさんにぎょっとして、目を白黒とさせるぼく。
「ゆきちゃんも脱いでよ。パジャマ……ねえ……?」
「よ、よしのさ……寝た方が……っ」
「ーーやだやだやだっ!」
よしのさんは駄々っ子のように首を何度も横に振る。
「いつもみたいに、裸同士でぎゅってして寝ないと……寝ないもんっ」
それを言われて、ぼくはリアクションに困り、途方に暮れた。
というより、いつから、ゆきと肉体関係があったのだろうか?
よしのさんは、学生時代の時点でぼくの父と交際していた筈なのに。
未だに、よしのさんとゆきの関係性、繋がりが明確に分かっていないぼく。
結局、よしのさんに、半ば強制的に、衣服を脱がされて、全裸で添い寝をする事となったのだ。
ぼくの首に顔を埋めて、ぼくの臭いを嗅ぐよしのさんが恥ずかしくて、いたたまれなくて、気が付けば、下半身が反応してた。
何とか、よしのさんが寝静まるまで、耐えた。耐え続けた。
そうして、よしのさんが寝静まると、黙々とよしのさんに下着を履かせて、パジャマを着せる。ーーぼくは、これは、薬の副作用で仕方ない事だと思っただから、通常時のよしのさんには打ち明ける事をしなかった。
だけど。ーーそれが逆に良くなかったのかもしれない。
♡
別の晩。よしのさんが薬を飲み始めて、早一週間が経っていて、今日もよしのさんと全裸で添い寝をするぼくは、途方に暮れていた。
「ゆきちゃん……」
「はい?」
「キスして……?」
ぼくは内心、ぎくりとする。ーー親子でそんな事、出来る訳がない。ぎこちなく、よしのさんへと返答するぼく。
「だ、駄目です……」
「ーーどうして?」
「えっと……」
「いつもは、直ぐキスしてくれるのに……」
寂しそうに眉を下げるよしのさんにぼくは言葉を詰まらせる。ーー本当にどうすればいいのかが分からなかった。
「きょ、今日は、そういう、気分に、なれなくて……」
とってつけた返答をするぼくに、よしのさんは拗ねた様子で、ぼくにそっと顔を近付ける。そして。ーー自らぼくの唇に自分の唇を重ねて来た。固まるぼくは、これがキスだと認識するまで体感で数秒は掛かった。それは長いキスで唇を舌で舐められて、驚いて口を開けると、よしのさんの熱い舌がそっと入って来た。
ーーぼくにとっての、初めてのキスであり、初めてのキスは、深いキスだった。
「ーーッッッ!? んっ……はっ……まっ……待って……よしのさっ……」
もごもごとそれだけ言っただけで、無駄な抵抗で終わるぼく。歯列を舌で舐められて味わうように、舌と舌が絡み合う。ぼくはこの時点でパニックになっていた。こんなキスをぼくは知らない。
「はぁっ……はぁっ……。待って……っ。ーー本当に待って! よしのさんっ」
乱れた呼吸のまま、唇を離して、切迫しながら、よしのさんに向き直るぼく。お布団の上で座る、全裸のよしのさんの唇からは唾液がとろりと零れていた。それを見て、ぼくは情欲をそそられる。つい、そそれられてしまって、内心、またぎくりとした。
よしのさんの目は眠剤によって。ーーとろんとしていた。
「ゆきちゃん……っ」
「は、はい……?」
ーー今度は何だ? 早く寝てくれ。頼むから。本当に頼むから寝てくれよ。ぼくは明日、部活で朝が早いんだ。ーーそう、切実に思う。
「えっち、したい……」
「ーーへ?」
言葉の意味が分からなかった。その言葉を理解するまで、時間が掛かった。数分は掛かったとは思う。言葉の意味が分かると、脳裏によしのさんとゆきが台所で睦み合う映像が蘇った。
ーーあれ、の事……ッ!?
「だ、駄目、ですっ! ーー寝て、下さいッ! ーー今直ぐにっ!」
ぼくは全力で拒否をした。だけど、よしのさんは泣き出しそうな顔をする。ショックを受けたような顔をして、ぼくは言い知れない罪悪感に駆られた。
「何で、駄目なの……?」
「え、えっと……もう、夜も遅い、し」
「いつもみたいにおねだりすれば、してくれる? ゆきちゃん……っ」
「ーーえ?」
よしのさんは、そう言うと、緩慢な動作で、開脚させた。羞恥で脚を震わせながら、震える指で小陰唇を左右に開く。中までぱっくりと開いた女性器を見て、ぼくは思考が停止した。その後、瞬時にかーっと顔に熱が込もり、勢い良く視線を逸らした。頭の中は、真っ白で一杯になる。ーーバッチリ、見た。見てしまった。女の人のソレを。
現在、室内の電気は煌々とつけられている。室内は明るい。ちなみに補足すると、電気をつけたのは、数分前のよしのさんである。だから、これは不可抗力であり、ぼくは悪くはない。ーー絶対に悪くないっ!! 寧ろ、ぼくは被害者だっ!!
「ーーお願い、します……っ……よしのの此処に……ゆきちゃんの……下さいっ……」
ーー普段、一体、どんな会話をしていたら、そんなやり取りになるんだっっっ!?
そう、ぼくは心の中で全力で叫び、この場から一目散に逃げ出したくなった。
あのゆきを。ーーぼくは、全力で恨んだ。
ーーそれは、水を飲むようなもの。
ーー舌が欲するから、甘いものを食べるようなもの。
♡
喉がカラカラに渇いていた。
舌が、喉が、水を欲している。
水が飲みたい。ーー率直にそう、思う。
そしてーー。ぼくは、目の前の光景に目を見開き、耳まで真っ赤になって茹で蛸になる。羞恥で急激な目眩がして、くらくらした。
今、ぼくは、焦燥感に駆られている。
ーーどう、場を収めたらいいのかが分からないからだ。
「……ゆきちゃん……っ」
目の前のよしのさんは、潤んだ瞳で頬を紅潮させて、ぼくに訴える。だけど、その瞳には、ぼくを映していない。映しているのは、ぼくじゃなくて。ーーゆきだった。
全裸なよしのさんは、大きく開脚して、陰部を左右に指で広くと、ぼくに震える声でとある事を言った。よしのさんの女性器は、既に濡れそぼっていて、中までぱっくりと見えて、ひくついている。それが扇情的で、全身で男のぼくを誘う。
「ーーお願い、します……っ……よしのの此処に……ゆきちゃんの……下さいっ……」
「……っ」
本当にどうすればいいのかが分からなかった。どうしろと? と逆に問い掛けたいくらいだ。誰か、誰でもいい。ぼくを。ーー今直ぐにでも、救ってくれっ……!
こうなる事態になったのは。ーー数時間前まで遡る。
☆
ーーよしのさんは、かなとお父さんを失ったトラウマがあり、眠りが比較的、浅い。
そして、とうとう、よしのさんの主治医が、よしのさんに診断名を下した。ーー睡眠障害だ、と。
結果的に、よしのさんの主治医は変わり、処方されている薬も、以前よりも強くて、また違う、新しい薬を処方されたのだ。
その新しい薬は、説明書に、服用時は、薬の副作用で記憶が飛んでしまうという内容だった。
意識があって、活動していても、その自分の行動を記憶として残しておけない。薬により、理性もなく、まるで幼児化するように無邪気な人格となる。ーーお酒で酔った時みたいに。
その事をよしのさんから、不安そうに前以て、報告をされた。でも、ぼくはよしのさんを心配して。ーー薬は飲んだ方がいいと言ったのだ。よしのさんは、怖々と寝る前にその薬を飲む。ぼくはそれを確認してから、いつも通り、一緒によしのさんと寝た。
♡
「ぁ……」
「ーーよしのさん? ……大丈夫ですか?」
よしのさんは、お布団の中で横になって、ぼーっとしている。眠剤が効いている様子だった。ぼくが髪を撫でると、よしのさんはにっこりと微笑んで、こう言ったのである。
「ゆきちゃんだっ……。ゆきちゃん……? どうして、そんなに若くなっちゃったの……?」
ーー何処からどう見ても寝ぼけている。よしのさんは夢の中にいて、夢の中の住人である、昔のゆきに向かって話し掛けている。薬が効いているよしのさんは、無邪気で饒舌で、コロコロと表情が変わった。
「あ、あの……」
「ゆきちゃん……っ……。ねえ、いつもみたいに、ぎゅーって抱き締めて?」
「ーー!!?」
そう言って、ゴソゴソとパジャマを抜き出すよしのさんにぎょっとして、目を白黒とさせるぼく。
「ゆきちゃんも脱いでよ。パジャマ……ねえ……?」
「よ、よしのさ……寝た方が……っ」
「ーーやだやだやだっ!」
よしのさんは駄々っ子のように首を何度も横に振る。
「いつもみたいに、裸同士でぎゅってして寝ないと……寝ないもんっ」
それを言われて、ぼくはリアクションに困り、途方に暮れた。
というより、いつから、ゆきと肉体関係があったのだろうか?
よしのさんは、学生時代の時点でぼくの父と交際していた筈なのに。
未だに、よしのさんとゆきの関係性、繋がりが明確に分かっていないぼく。
結局、よしのさんに、半ば強制的に、衣服を脱がされて、全裸で添い寝をする事となったのだ。
ぼくの首に顔を埋めて、ぼくの臭いを嗅ぐよしのさんが恥ずかしくて、いたたまれなくて、気が付けば、下半身が反応してた。
何とか、よしのさんが寝静まるまで、耐えた。耐え続けた。
そうして、よしのさんが寝静まると、黙々とよしのさんに下着を履かせて、パジャマを着せる。ーーぼくは、これは、薬の副作用で仕方ない事だと思っただから、通常時のよしのさんには打ち明ける事をしなかった。
だけど。ーーそれが逆に良くなかったのかもしれない。
♡
別の晩。よしのさんが薬を飲み始めて、早一週間が経っていて、今日もよしのさんと全裸で添い寝をするぼくは、途方に暮れていた。
「ゆきちゃん……」
「はい?」
「キスして……?」
ぼくは内心、ぎくりとする。ーー親子でそんな事、出来る訳がない。ぎこちなく、よしのさんへと返答するぼく。
「だ、駄目です……」
「ーーどうして?」
「えっと……」
「いつもは、直ぐキスしてくれるのに……」
寂しそうに眉を下げるよしのさんにぼくは言葉を詰まらせる。ーー本当にどうすればいいのかが分からなかった。
「きょ、今日は、そういう、気分に、なれなくて……」
とってつけた返答をするぼくに、よしのさんは拗ねた様子で、ぼくにそっと顔を近付ける。そして。ーー自らぼくの唇に自分の唇を重ねて来た。固まるぼくは、これがキスだと認識するまで体感で数秒は掛かった。それは長いキスで唇を舌で舐められて、驚いて口を開けると、よしのさんの熱い舌がそっと入って来た。
ーーぼくにとっての、初めてのキスであり、初めてのキスは、深いキスだった。
「ーーッッッ!? んっ……はっ……まっ……待って……よしのさっ……」
もごもごとそれだけ言っただけで、無駄な抵抗で終わるぼく。歯列を舌で舐められて味わうように、舌と舌が絡み合う。ぼくはこの時点でパニックになっていた。こんなキスをぼくは知らない。
「はぁっ……はぁっ……。待って……っ。ーー本当に待って! よしのさんっ」
乱れた呼吸のまま、唇を離して、切迫しながら、よしのさんに向き直るぼく。お布団の上で座る、全裸のよしのさんの唇からは唾液がとろりと零れていた。それを見て、ぼくは情欲をそそられる。つい、そそれられてしまって、内心、またぎくりとした。
よしのさんの目は眠剤によって。ーーとろんとしていた。
「ゆきちゃん……っ」
「は、はい……?」
ーー今度は何だ? 早く寝てくれ。頼むから。本当に頼むから寝てくれよ。ぼくは明日、部活で朝が早いんだ。ーーそう、切実に思う。
「えっち、したい……」
「ーーへ?」
言葉の意味が分からなかった。その言葉を理解するまで、時間が掛かった。数分は掛かったとは思う。言葉の意味が分かると、脳裏によしのさんとゆきが台所で睦み合う映像が蘇った。
ーーあれ、の事……ッ!?
「だ、駄目、ですっ! ーー寝て、下さいッ! ーー今直ぐにっ!」
ぼくは全力で拒否をした。だけど、よしのさんは泣き出しそうな顔をする。ショックを受けたような顔をして、ぼくは言い知れない罪悪感に駆られた。
「何で、駄目なの……?」
「え、えっと……もう、夜も遅い、し」
「いつもみたいにおねだりすれば、してくれる? ゆきちゃん……っ」
「ーーえ?」
よしのさんは、そう言うと、緩慢な動作で、開脚させた。羞恥で脚を震わせながら、震える指で小陰唇を左右に開く。中までぱっくりと開いた女性器を見て、ぼくは思考が停止した。その後、瞬時にかーっと顔に熱が込もり、勢い良く視線を逸らした。頭の中は、真っ白で一杯になる。ーーバッチリ、見た。見てしまった。女の人のソレを。
現在、室内の電気は煌々とつけられている。室内は明るい。ちなみに補足すると、電気をつけたのは、数分前のよしのさんである。だから、これは不可抗力であり、ぼくは悪くはない。ーー絶対に悪くないっ!! 寧ろ、ぼくは被害者だっ!!
「ーーお願い、します……っ……よしのの此処に……ゆきちゃんの……下さいっ……」
ーー普段、一体、どんな会話をしていたら、そんなやり取りになるんだっっっ!?
そう、ぼくは心の中で全力で叫び、この場から一目散に逃げ出したくなった。
あのゆきを。ーーぼくは、全力で恨んだ。
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