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第三部
こぼれおちたかけら
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⚠︎閲覧自己責任・性的描写あり・胸糞表現注意
とある深夜。置時計の秒針の音が聞こえる。寝室の空間が月明かりで照らされる中、かすかの乱れる吐息を聴きながら、僕はベッドにいるかすかを笑顔で見下ろした。
手枷の鎖がじゃらじゃらと軋む音がする。強制的に開脚する足枷をつけた全裸のかすかは動けない姿勢のまま、僕を睨み上げた。
「……ぅっんく……やめろッ」
かすかの後ろの穴には、ある器具の先端のみが生えていた。僕はその先端を摘むように指で持つと、ぐりぐりと刺激する。この器具で刺激する事で、その刺激が前立腺にそのまま届くようになっている。かすかの男性器は、屹立して、途端に固くなった。
「ーー気持ちいいかい? ……かすか?」
「……気持ち、良くないッ……」
素直じゃないかすか。あの初夜の後、大分、後ろを弄る回数を増やしたが、未だに後ろを弄られる事には慣れてない風だった。
「ぁっ……やだっ……」
女性器を模した道具をかすかの男性器に被せる。包み込むように、優しく握ると何度も上下に扱き、出し入れをする。かすかの腰は快感で震え始める。じっとりと太腿は汗をかいていた。
「んっ……あっ……あっ……」
「ふふ。……女の子みたいだね。……かすか」
「ーーぼくは、おとこだッ!」
言われた事が癇に触ったのか、かすかはいきり立つ。必死に与えられる快楽に耐えているようだった。
「ちなみに、えりかとこれ。ーーどっちが気持ちいい?」
「うるさいっ!」
叫ぶかすかに、僕はくすりと笑う。果てる寸前で道具を外すと、射精出来なかった事でもどかしそうに震えるかすか。
「……あっ!」
僕は舌を出して、チロチロと勃起するかすかの物を舐めた。舌を這わせる、舌の動きに合わせて、びくびくと痙攣するかすか。
「あぁっ……やだっ……出ちゃうッ……やだぁっ!」
「ーー出していいよ? かすか」
「……や、だぁッ……うっ……くっ……んんッ!!」
顔を真っ赤にして、ぎゅっと目を閉じると、かすかは果てた。呼吸を整えようとして、胸で呼吸している。先程、遅効性の媚薬も飲ませたので、その効果もある様子だった。
「……あっ!? やだァッ!」
またぐりぐりと後ろに生えている先端を弄ってやると、かすかの物はまた固さを取り戻し、元気になった。かすかが身を捩る度に、鎖の音がする。
繰り返しされる、無限の快楽。日に日に、かすかの体を開いている気はするのだが、一向にかすかは従順にはならなかった。
「ーーやめろっ! もぉ、おかしくなるッ! やだっ!」
「それなら素直になればいいのに……」
「ーー嫌だッ!!!」
「もう一度、舐めてあげるからまた出していいよ。かすか」
「やだぁぁぁっ!」
駄々をこねるように泣き喚くかすか。僕がかすかの男性器に触ると、寝室の扉をノックする音が聞こえて来て返事をする。
「ーーはい」
「ゆき様。深夜に失礼致します。ーー仕事の件で少しご報告があるのですが」
「……そこで話しなよ」
「ーー畏まりました」
扉をノックしたのは、使用人のさいとうだった。
「声、我慢しなくていいよ。……かすか」
「……ッ」
またかすかの後ろを弄る僕。かすかは、首を横に振り、漏れる嬌声を押し殺そうとする。
仕事の用件を報告し終えると、さいとうは下がって行った。
「……はー……急な仕事がまた入った……」
僕は水を差されたような気分になって、体を伸ばす。ばきばきと凝った肩が鳴った。かすかは、行為が終わるのかと思ったのか、期待と不安の込もった眼差しで僕を見上げて来る。そんなかすかに、僕は深い優しいキスをした。
「……んっ……んっ……」
舌で歯列をなぞるようにしてから、かすかの舌を絡ませて吸う。かすかの口内を味わった。かすかがキスで感じる事は知っていた。こういう所はよしのに似ていると思う。唇を離すと銀色の唾液の糸がぷつんと切れる。
「ーー愛してるよ。かすか」
僕は、いつもの言葉を囁きながら、かすかの後ろに生えている器具の先端を掴むとゆっくりと引き抜いた。ひくひくとかすかの後ろの穴はひくつかせている。僕は、ズボンと下着を下ろす。かすかの太腿を掴むと尻を上げさせて、そそり立つ自分の物をゆっくりとかすかの体内へと入れた。以前よりも、僕をすんなりと受け入れるかすかの体。かすかの奥は狭くて、きゅっきゅっと締め付けて来る。
「やだぁぁぁぁぁぁッッッ!!!」
僕との行為には未だに慣れないようで、痛みもあるのか、行為をする度に強烈に嫌がるかすか。だけど、かすかの男性器は反応してそそり立っていた。それが嬉しくて、僕は体を覆い被さるようにしてかすかを抱き締めるとキスをしながら腰を動かした。
室内中にかすかの嬌声と水音が反響する。
「仕事が片付いたら、またいっぱいしようね。かすか……」
「うっぐッ……ひぐっ……うううっ」
黙って揺すぶられるかすかを見下ろしながら、僕はかすかの弱い所を何度も何度も突いて、かすかの性感帯であるうなじに何度も舌を這わせた。
母親のよしのの面影がある、かすか。いつ笑ってくれるのだろうかと思う。素直になって、僕を本当の意味で受け止めてくれる、そんなかすかを夢見て、僕はかすかの中で果てた。
とある深夜。置時計の秒針の音が聞こえる。寝室の空間が月明かりで照らされる中、かすかの乱れる吐息を聴きながら、僕はベッドにいるかすかを笑顔で見下ろした。
手枷の鎖がじゃらじゃらと軋む音がする。強制的に開脚する足枷をつけた全裸のかすかは動けない姿勢のまま、僕を睨み上げた。
「……ぅっんく……やめろッ」
かすかの後ろの穴には、ある器具の先端のみが生えていた。僕はその先端を摘むように指で持つと、ぐりぐりと刺激する。この器具で刺激する事で、その刺激が前立腺にそのまま届くようになっている。かすかの男性器は、屹立して、途端に固くなった。
「ーー気持ちいいかい? ……かすか?」
「……気持ち、良くないッ……」
素直じゃないかすか。あの初夜の後、大分、後ろを弄る回数を増やしたが、未だに後ろを弄られる事には慣れてない風だった。
「ぁっ……やだっ……」
女性器を模した道具をかすかの男性器に被せる。包み込むように、優しく握ると何度も上下に扱き、出し入れをする。かすかの腰は快感で震え始める。じっとりと太腿は汗をかいていた。
「んっ……あっ……あっ……」
「ふふ。……女の子みたいだね。……かすか」
「ーーぼくは、おとこだッ!」
言われた事が癇に触ったのか、かすかはいきり立つ。必死に与えられる快楽に耐えているようだった。
「ちなみに、えりかとこれ。ーーどっちが気持ちいい?」
「うるさいっ!」
叫ぶかすかに、僕はくすりと笑う。果てる寸前で道具を外すと、射精出来なかった事でもどかしそうに震えるかすか。
「……あっ!」
僕は舌を出して、チロチロと勃起するかすかの物を舐めた。舌を這わせる、舌の動きに合わせて、びくびくと痙攣するかすか。
「あぁっ……やだっ……出ちゃうッ……やだぁっ!」
「ーー出していいよ? かすか」
「……や、だぁッ……うっ……くっ……んんッ!!」
顔を真っ赤にして、ぎゅっと目を閉じると、かすかは果てた。呼吸を整えようとして、胸で呼吸している。先程、遅効性の媚薬も飲ませたので、その効果もある様子だった。
「……あっ!? やだァッ!」
またぐりぐりと後ろに生えている先端を弄ってやると、かすかの物はまた固さを取り戻し、元気になった。かすかが身を捩る度に、鎖の音がする。
繰り返しされる、無限の快楽。日に日に、かすかの体を開いている気はするのだが、一向にかすかは従順にはならなかった。
「ーーやめろっ! もぉ、おかしくなるッ! やだっ!」
「それなら素直になればいいのに……」
「ーー嫌だッ!!!」
「もう一度、舐めてあげるからまた出していいよ。かすか」
「やだぁぁぁっ!」
駄々をこねるように泣き喚くかすか。僕がかすかの男性器に触ると、寝室の扉をノックする音が聞こえて来て返事をする。
「ーーはい」
「ゆき様。深夜に失礼致します。ーー仕事の件で少しご報告があるのですが」
「……そこで話しなよ」
「ーー畏まりました」
扉をノックしたのは、使用人のさいとうだった。
「声、我慢しなくていいよ。……かすか」
「……ッ」
またかすかの後ろを弄る僕。かすかは、首を横に振り、漏れる嬌声を押し殺そうとする。
仕事の用件を報告し終えると、さいとうは下がって行った。
「……はー……急な仕事がまた入った……」
僕は水を差されたような気分になって、体を伸ばす。ばきばきと凝った肩が鳴った。かすかは、行為が終わるのかと思ったのか、期待と不安の込もった眼差しで僕を見上げて来る。そんなかすかに、僕は深い優しいキスをした。
「……んっ……んっ……」
舌で歯列をなぞるようにしてから、かすかの舌を絡ませて吸う。かすかの口内を味わった。かすかがキスで感じる事は知っていた。こういう所はよしのに似ていると思う。唇を離すと銀色の唾液の糸がぷつんと切れる。
「ーー愛してるよ。かすか」
僕は、いつもの言葉を囁きながら、かすかの後ろに生えている器具の先端を掴むとゆっくりと引き抜いた。ひくひくとかすかの後ろの穴はひくつかせている。僕は、ズボンと下着を下ろす。かすかの太腿を掴むと尻を上げさせて、そそり立つ自分の物をゆっくりとかすかの体内へと入れた。以前よりも、僕をすんなりと受け入れるかすかの体。かすかの奥は狭くて、きゅっきゅっと締め付けて来る。
「やだぁぁぁぁぁぁッッッ!!!」
僕との行為には未だに慣れないようで、痛みもあるのか、行為をする度に強烈に嫌がるかすか。だけど、かすかの男性器は反応してそそり立っていた。それが嬉しくて、僕は体を覆い被さるようにしてかすかを抱き締めるとキスをしながら腰を動かした。
室内中にかすかの嬌声と水音が反響する。
「仕事が片付いたら、またいっぱいしようね。かすか……」
「うっぐッ……ひぐっ……うううっ」
黙って揺すぶられるかすかを見下ろしながら、僕はかすかの弱い所を何度も何度も突いて、かすかの性感帯であるうなじに何度も舌を這わせた。
母親のよしのの面影がある、かすか。いつ笑ってくれるのだろうかと思う。素直になって、僕を本当の意味で受け止めてくれる、そんなかすかを夢見て、僕はかすかの中で果てた。
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