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おまけ
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「なんで?どうせパセリに商人なんて無理なんだから私達の荷物持ちぐらいには…」
「おいおい!商人をパーティに勧誘とか嘘だろ」
「商人って戦闘能力皆無のお荷物じゃねぇか。俺は嫌だぞ」
「いや、でも荷物持ちぐらいは出来るって!故郷ではいつも荷物持たせてたし!」
お嬢は提案に反対するパーティメンバーを何故か説得しようとした。
「…こいつら何も知らないのか?」
「普通はそんなもんじゃない?」
4人でギャーギャー言い争ってる様子を見ておじさんが眉を寄せながら聞いてくるので、一般人に対する知名度なんて無いに等しい事を告げる。
「うー、うるさい!リーダーである私が決めたんだから、決定!」
「あ、汚ねえ」
「職権濫用だ!」
お嬢が強引に話を進めるも当然ながらパーティメンバーからブーイングを受けた。
「いい?私はアイドルなのよ!?アイドルには荷物持ちが必要でしょ!」
「…なあ、そのアイドルってなんだ?」
歌って踊るだけか?と、俺は元の世界と同じ意味なのかを疑問に思って聞いてみる。
「ふっふーん。ココでのアイドルってのは、支援職のことを指すみたい」
「…支援?」
「そう!私が歌って踊るとパーティが強化される!」
攻撃力だったり防御力だったり、回避力だったり…とにかく色々!と、お嬢は途中で説明をハショった。
「へー、支援タイプか。便利だな」
「でしょ?自分にもバフかかるし、MPを消費せずにHP回復とかも出来るんだから!」
「マジで?」
「敵を挑発して惹きつける事で壁や囮も出来て最大のメリットは、なんと!他の職業と両立可能!」
お嬢は『アイドル』のメリットをこれでもか!と力説してくる。
「すげぇ万能じゃん。じゃあ色んなパーティからも引っ張りだこじゃねぇの?」
「…ま、まあね。でもほら、やっぱり私って人に使われるよりも人を使う方だから…」
「おい。リーダー、そろそろ行くぞ」
「商人の勧誘なんていい加減諦めろ」
あっちも何か予定があるのか話し中に割り込んできた。
「あ!ちょっと待っ…!…私は諦めないからね!絶対にパセリを荷物持ちとしてパーティに入れてやるんだからー!」
お嬢はパーティメンバーに両側から掴まれて引き摺られて叫びながら遠のいて行く。
「…なんとも、強烈な……個性的な少女だったな」
お嬢が居なくなっておじさんは呆れたようにため息を吐きながら最大限オブラートに包んだ表現をする。
「…まあ、昔からあんなだし」
「あの女といい…どうやらお前さんは厄介な星の下に生まれたようだ」
俺は慣れてるからいつも通りで特に何も感じないが、おじさんは初対面だからそう思わないらしく…
あのお姉さんを引き合いに出して憐れむような視線を俺に向けた。
「おいおい!商人をパーティに勧誘とか嘘だろ」
「商人って戦闘能力皆無のお荷物じゃねぇか。俺は嫌だぞ」
「いや、でも荷物持ちぐらいは出来るって!故郷ではいつも荷物持たせてたし!」
お嬢は提案に反対するパーティメンバーを何故か説得しようとした。
「…こいつら何も知らないのか?」
「普通はそんなもんじゃない?」
4人でギャーギャー言い争ってる様子を見ておじさんが眉を寄せながら聞いてくるので、一般人に対する知名度なんて無いに等しい事を告げる。
「うー、うるさい!リーダーである私が決めたんだから、決定!」
「あ、汚ねえ」
「職権濫用だ!」
お嬢が強引に話を進めるも当然ながらパーティメンバーからブーイングを受けた。
「いい?私はアイドルなのよ!?アイドルには荷物持ちが必要でしょ!」
「…なあ、そのアイドルってなんだ?」
歌って踊るだけか?と、俺は元の世界と同じ意味なのかを疑問に思って聞いてみる。
「ふっふーん。ココでのアイドルってのは、支援職のことを指すみたい」
「…支援?」
「そう!私が歌って踊るとパーティが強化される!」
攻撃力だったり防御力だったり、回避力だったり…とにかく色々!と、お嬢は途中で説明をハショった。
「へー、支援タイプか。便利だな」
「でしょ?自分にもバフかかるし、MPを消費せずにHP回復とかも出来るんだから!」
「マジで?」
「敵を挑発して惹きつける事で壁や囮も出来て最大のメリットは、なんと!他の職業と両立可能!」
お嬢は『アイドル』のメリットをこれでもか!と力説してくる。
「すげぇ万能じゃん。じゃあ色んなパーティからも引っ張りだこじゃねぇの?」
「…ま、まあね。でもほら、やっぱり私って人に使われるよりも人を使う方だから…」
「おい。リーダー、そろそろ行くぞ」
「商人の勧誘なんていい加減諦めろ」
あっちも何か予定があるのか話し中に割り込んできた。
「あ!ちょっと待っ…!…私は諦めないからね!絶対にパセリを荷物持ちとしてパーティに入れてやるんだからー!」
お嬢はパーティメンバーに両側から掴まれて引き摺られて叫びながら遠のいて行く。
「…なんとも、強烈な……個性的な少女だったな」
お嬢が居なくなっておじさんは呆れたようにため息を吐きながら最大限オブラートに包んだ表現をする。
「…まあ、昔からあんなだし」
「あの女といい…どうやらお前さんは厄介な星の下に生まれたようだ」
俺は慣れてるからいつも通りで特に何も感じないが、おじさんは初対面だからそう思わないらしく…
あのお姉さんを引き合いに出して憐れむような視線を俺に向けた。
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