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…栄養補助食品に始まり、おじさんが消化に良いスープやサラダを作ってあげ…
お腹がいっぱいになったところで女性3人には風呂に入って汚れを落としてもらう。
…衣服は来ていた物を外で一回水洗いしてから洗濯機へと入れて乾燥機で乾かした。
「…ご飯だけでなく、お風呂まで…更には洗濯までしてくれるなんて…!本当に、どう感謝の言葉を申し上げたことか…」
「…別に気にしなくてもいいよ」
「あなたが宮廷魔導師?命を掛けて結界魔法を張り続けるなんて凄い覚悟ね」
判断力も素晴らしい。と、お姉さんはお婆ちゃんの表示を見て褒める。
「この命は愛する国と信じる女神のために捧げると決めていますから」
「…そちらの二人も?」
「はい。師匠に殉ずると決めています」
「私もです。そのためならこの命など惜しくありません」
3人の女性はまるで狂信者のような事を言い出した。
「…なるほど。一人で複数の結界魔法を維持してるかと思っていましたが…それぞれ受け持ちで負担を分散していたとは」
「本来なら結界って維持するのにMPをゴリゴリ削るんだけど…固定式にして消費を最低限にしてるのね」
これなら確かに生きてる限りは維持できる。と、男の言葉にお姉さんは補足説明するように言いながら感心する。
「…おかげで王子達の住居を考えなくて済んだな」
「ほんとよね。城と王宮が無事だと新しく建てる手間や資金の削減にもなるし」
「…あの、そういえば…魔王軍はどうなさったのですか?」
城下町を占領していたはずですが…と、若い女が少しだけ手を挙げて質問してきた。
「魔王軍は私達が倒した。一匹残らずね」
「…!あの魔王軍を…!?」
「一体どうやって…!」
「…残念ですが、そういう事で手続きは今からですけど…この国はこのお兄さんのモノになります」
お姉さんの言葉に驚くお婆ちゃんと若い女性に男が言いづらそうに説明する。
「…へ?」
3人の女性が驚いたように凝視してくるので俺は困惑しながらおじさんを見た。
「…と言っても実質的な統治をするのは逃げ延びた王子や王女だ。権力的にはトップではあるが、口出しする事は多くない…と思いたい」
「…!王子や王女は無事なのですか!?…ああ…!女神様、慈悲をありがとうございます…!」
おじさんが助け船を出すかのように説明してくれるとお婆ちゃんは両手を組んで何故か何もしてない女神に感謝する。
…宗教ってこういう自分に都合良く物事を受け取る人がいるからヤバイ方向に進んでも止まらないんだろうなぁ…
「とりあえず国としての当面の目標は鉱山の早期稼働ね」
「…そうだな。資源を売却して資金を確保しない事には国の立て直しも厳しくなる」
「…鉱山にどうやって鉱石とか掘る施設を作るの?」
「…鉱山というのは既に発掘や選鉱を出来る状態を指すのだが…」
お姉さんの予定に俺が疑問を聞くとおじさんが呆れたように軽く説明してザックリと教えてくれた。
「へー、そうなんだ」
「…ありがたい事に近隣諸国の軍がそれぞれ鉱山を開発してたの」
「なるほど。ソレをそっくり頂いてしまおう…という事ですね?」
「…ふ。土地はこちらの所有だ…勝手に置いて行った機材や施設を返せとは言えまい」
お姉さんが馬鹿にしたような最大限に皮肉を込めたような言い方をすると男とおじさんが理解したように笑う。
「どこまで開発が進んでるかは実際に見ないと分からないけど…情報ではどこも採掘や選鉱は出来る過程までは達してるみたい」
「…そこまで進んでいるのならば製錬は工場に任せれば直ぐに目処がつくんじゃないか?」
「いやぁ…愉快愉快。泥棒が盗もうとして失敗した挙句に敵に塩を送る結果になるなんて…」
お姉さんとおじさんがなにやら難しい話をしていると情報屋の男が悪い笑顔で人の不幸を笑うかのような事を言い出す。
「…問題は工場の確保だが…国内に作るとして必要な数を建てるのに時間はどれくらいかかる?資金は足りるのか?」
「そこは大丈夫。私に考えがあるから…」
おじさんの心配をよそにお姉さんは男のようにニヤリと悪い顔をして笑う。
「…考え?」
「ちょっと………で、手続きの件、急いでね。なるべくなら今日中…遅くとも明日の昼には」
「…!…分かりました」
お姉さんは俺を無視して男に耳打ちしたかと思えば無茶振りを押し付ける。
「…出来る?」
「出来ない事は流石に断りますよ。それにしても、相変わらずの手際の良さ…どこまで見通しているんですか?」
「さあ?女の秘密を暴こうとする男はモテないわよ?」
「肝に命じて置きますよ」
俺が心配になって聞くと男は笑って答えお姉さんに問うも裏のありそうな笑顔での軽口の応酬で終わった。
「じゃあ用も済んだし帰りましょうか」
「…そだね。一緒に来る?明日また戻って来るけど」
…色々と聞きたい事はあるが、モテない男にはなりたくないので我慢して3人の女性を家に誘う。
「…よろしいのですか?」
「…城下町や城がこんな有様だ。王宮にも食料は残ってないだろう…雨風だけ凌げば良いのなら食料は置いて行くが」
「…王子達も居るのですか?」
若い女の確認におじさんが良く分からない事を言うとお婆ちゃんが尋ねてくる。
「ええ、居るわよ。今は私の抱き枕だけど」
「…ええ…まだあの変態と女の子の双子サンドしながら寝てるの…?」
「良いじゃない。癒しの力で疲れもストレスも嫌な事は全部吹っ飛ぶんだから」
お姉さんの発言に俺がヒいたように言ったけど何も感じないかのようにクールな笑顔で返された。
お腹がいっぱいになったところで女性3人には風呂に入って汚れを落としてもらう。
…衣服は来ていた物を外で一回水洗いしてから洗濯機へと入れて乾燥機で乾かした。
「…ご飯だけでなく、お風呂まで…更には洗濯までしてくれるなんて…!本当に、どう感謝の言葉を申し上げたことか…」
「…別に気にしなくてもいいよ」
「あなたが宮廷魔導師?命を掛けて結界魔法を張り続けるなんて凄い覚悟ね」
判断力も素晴らしい。と、お姉さんはお婆ちゃんの表示を見て褒める。
「この命は愛する国と信じる女神のために捧げると決めていますから」
「…そちらの二人も?」
「はい。師匠に殉ずると決めています」
「私もです。そのためならこの命など惜しくありません」
3人の女性はまるで狂信者のような事を言い出した。
「…なるほど。一人で複数の結界魔法を維持してるかと思っていましたが…それぞれ受け持ちで負担を分散していたとは」
「本来なら結界って維持するのにMPをゴリゴリ削るんだけど…固定式にして消費を最低限にしてるのね」
これなら確かに生きてる限りは維持できる。と、男の言葉にお姉さんは補足説明するように言いながら感心する。
「…おかげで王子達の住居を考えなくて済んだな」
「ほんとよね。城と王宮が無事だと新しく建てる手間や資金の削減にもなるし」
「…あの、そういえば…魔王軍はどうなさったのですか?」
城下町を占領していたはずですが…と、若い女が少しだけ手を挙げて質問してきた。
「魔王軍は私達が倒した。一匹残らずね」
「…!あの魔王軍を…!?」
「一体どうやって…!」
「…残念ですが、そういう事で手続きは今からですけど…この国はこのお兄さんのモノになります」
お姉さんの言葉に驚くお婆ちゃんと若い女性に男が言いづらそうに説明する。
「…へ?」
3人の女性が驚いたように凝視してくるので俺は困惑しながらおじさんを見た。
「…と言っても実質的な統治をするのは逃げ延びた王子や王女だ。権力的にはトップではあるが、口出しする事は多くない…と思いたい」
「…!王子や王女は無事なのですか!?…ああ…!女神様、慈悲をありがとうございます…!」
おじさんが助け船を出すかのように説明してくれるとお婆ちゃんは両手を組んで何故か何もしてない女神に感謝する。
…宗教ってこういう自分に都合良く物事を受け取る人がいるからヤバイ方向に進んでも止まらないんだろうなぁ…
「とりあえず国としての当面の目標は鉱山の早期稼働ね」
「…そうだな。資源を売却して資金を確保しない事には国の立て直しも厳しくなる」
「…鉱山にどうやって鉱石とか掘る施設を作るの?」
「…鉱山というのは既に発掘や選鉱を出来る状態を指すのだが…」
お姉さんの予定に俺が疑問を聞くとおじさんが呆れたように軽く説明してザックリと教えてくれた。
「へー、そうなんだ」
「…ありがたい事に近隣諸国の軍がそれぞれ鉱山を開発してたの」
「なるほど。ソレをそっくり頂いてしまおう…という事ですね?」
「…ふ。土地はこちらの所有だ…勝手に置いて行った機材や施設を返せとは言えまい」
お姉さんが馬鹿にしたような最大限に皮肉を込めたような言い方をすると男とおじさんが理解したように笑う。
「どこまで開発が進んでるかは実際に見ないと分からないけど…情報ではどこも採掘や選鉱は出来る過程までは達してるみたい」
「…そこまで進んでいるのならば製錬は工場に任せれば直ぐに目処がつくんじゃないか?」
「いやぁ…愉快愉快。泥棒が盗もうとして失敗した挙句に敵に塩を送る結果になるなんて…」
お姉さんとおじさんがなにやら難しい話をしていると情報屋の男が悪い笑顔で人の不幸を笑うかのような事を言い出す。
「…問題は工場の確保だが…国内に作るとして必要な数を建てるのに時間はどれくらいかかる?資金は足りるのか?」
「そこは大丈夫。私に考えがあるから…」
おじさんの心配をよそにお姉さんは男のようにニヤリと悪い顔をして笑う。
「…考え?」
「ちょっと………で、手続きの件、急いでね。なるべくなら今日中…遅くとも明日の昼には」
「…!…分かりました」
お姉さんは俺を無視して男に耳打ちしたかと思えば無茶振りを押し付ける。
「…出来る?」
「出来ない事は流石に断りますよ。それにしても、相変わらずの手際の良さ…どこまで見通しているんですか?」
「さあ?女の秘密を暴こうとする男はモテないわよ?」
「肝に命じて置きますよ」
俺が心配になって聞くと男は笑って答えお姉さんに問うも裏のありそうな笑顔での軽口の応酬で終わった。
「じゃあ用も済んだし帰りましょうか」
「…そだね。一緒に来る?明日また戻って来るけど」
…色々と聞きたい事はあるが、モテない男にはなりたくないので我慢して3人の女性を家に誘う。
「…よろしいのですか?」
「…城下町や城がこんな有様だ。王宮にも食料は残ってないだろう…雨風だけ凌げば良いのなら食料は置いて行くが」
「…王子達も居るのですか?」
若い女の確認におじさんが良く分からない事を言うとお婆ちゃんが尋ねてくる。
「ええ、居るわよ。今は私の抱き枕だけど」
「…ええ…まだあの変態と女の子の双子サンドしながら寝てるの…?」
「良いじゃない。癒しの力で疲れもストレスも嫌な事は全部吹っ飛ぶんだから」
お姉さんの発言に俺がヒいたように言ったけど何も感じないかのようにクールな笑顔で返された。
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