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…結局、寝ずにずっと戦い続けて夜が明ける。
「ちっくしょー!なんだよこいつ!どうやったら倒せんだよ!」
「諦めないで!まだ回復アイテムはいっぱいあるわ!こちらが優勢よ!」
「そうだ!集中しろ!気を抜いたら死ぬぞ!」
「分かってらぁ!うおおお!!こうなりゃ限界まで何回でもぶち込んでやらぁ!」
…ついには前衛の一人が弱音を零し、やけくそのような状態になる。
「!みんな!気をつけて!」
更に戦う事数時間。
ドラゴンが羽ばたいてその巨体を浮かせると、エネルギーみたいな物を球体状に集束させ始めた。
「…おいおい…なんだあれ…?」
「みな!集まれ!アレはヤバイ!」
浮いてるドラゴンとどんどん大きくなっていく球体に、俺と前衛の人達がなす術なくただ見上げてると後衛の一人が号令をかけた。
一応俺も魔物と共にみんなと一緒に集まる。
「…あれは、一体…」
「くるぞ!!」
前衛の一人が訪ねると後衛の一人が叫ぶ。
…すると、直ぐに上から物凄い衝撃が襲っててきて地面に叩きつけられた。
「っ…!まじかよ…!」
いち早く立ち上がった前衛達が周りを見て驚いたように呟く。
「…聖女達のプロテクションバリアが無ければ全滅だった…」
「…来ます!」
俺が立ち上がる頃にはみんなは降りてきたドラゴンとの戦いを再開しており…
急いでその場から離れ、遅れて周りを見ると…木も斜面も何も無い。
下にはクレーターのように凹んだ大地と…上を向くと本来なら位置的に見えないはずの向こう側の山が見えた。
「…え?」
…そして俺はみんなにかなり遅れて気づく。
半日かけて登って来たはずの山が無くなっている事に。
「おいおい、そろそろ楽しんでる余裕が無くなってきたぜ!」
「…どうせ死ぬのならこいつだけは道連れだ!」
「おっほー!いいねぇ!このドラゴンや有名なみなさんとご心中だなんて、傭兵冥利に尽きるってもんだ!」
「…私の全てをかけてでも、このドラゴンはここで…!!」
ガンガン回復アイテムが溶けていく中、一向に弱る気配を見せずに戦い続けるドラゴンにみんなは本気で死を覚悟し始めた。
…更に辺りが暗くなり、夜が更けても相変わらず戦いは終わらない。
…不思議と戦場にいるからなのか…
喉の渇きや空腹は感じても、トイレに行きたいとかは全く思わない。
このドラゴンと戦い始めて、朝になれば三日目だ。
普通ならば毎日最低でも二回はトイレに行くのに…二日半もトイレに行かなくても平気。
「っ…!回復アイテムが…!回復アイテムを頂戴!」
「…はい」
「残りは!?あとどれくらい残ってるの!?」
夕方まではまだ余裕があり優しかった聖女も…
今は余裕が無いからか鬼のような形相で必死に役割を果たしながら聞いてくる。
「…もう、残り少し…」
「…いよいよ、ね…!でもあのドラゴンもようやく弱って来たわ…!」
「もう少しだ!奴は弱っている!この勢いで押し切る!…今だ!叩き込むぞ!」
「おう!」
…こっちの回復アイテムも少なくなってきたけど、あのドラゴンも弱って来ている。
「…あ、そろそろ罠が、使えるんじゃ…」
「罠!そうね!罠があったわ!」
「罠か!弱っている今なら効くはずだ!」
残りの回復アイテムを整理してると大量の罠を発見したのでそう伝えると、聖女がみんなに伝え…
希望を見い出せたかのような雰囲気になった。
「ちっくしょー!なんだよこいつ!どうやったら倒せんだよ!」
「諦めないで!まだ回復アイテムはいっぱいあるわ!こちらが優勢よ!」
「そうだ!集中しろ!気を抜いたら死ぬぞ!」
「分かってらぁ!うおおお!!こうなりゃ限界まで何回でもぶち込んでやらぁ!」
…ついには前衛の一人が弱音を零し、やけくそのような状態になる。
「!みんな!気をつけて!」
更に戦う事数時間。
ドラゴンが羽ばたいてその巨体を浮かせると、エネルギーみたいな物を球体状に集束させ始めた。
「…おいおい…なんだあれ…?」
「みな!集まれ!アレはヤバイ!」
浮いてるドラゴンとどんどん大きくなっていく球体に、俺と前衛の人達がなす術なくただ見上げてると後衛の一人が号令をかけた。
一応俺も魔物と共にみんなと一緒に集まる。
「…あれは、一体…」
「くるぞ!!」
前衛の一人が訪ねると後衛の一人が叫ぶ。
…すると、直ぐに上から物凄い衝撃が襲っててきて地面に叩きつけられた。
「っ…!まじかよ…!」
いち早く立ち上がった前衛達が周りを見て驚いたように呟く。
「…聖女達のプロテクションバリアが無ければ全滅だった…」
「…来ます!」
俺が立ち上がる頃にはみんなは降りてきたドラゴンとの戦いを再開しており…
急いでその場から離れ、遅れて周りを見ると…木も斜面も何も無い。
下にはクレーターのように凹んだ大地と…上を向くと本来なら位置的に見えないはずの向こう側の山が見えた。
「…え?」
…そして俺はみんなにかなり遅れて気づく。
半日かけて登って来たはずの山が無くなっている事に。
「おいおい、そろそろ楽しんでる余裕が無くなってきたぜ!」
「…どうせ死ぬのならこいつだけは道連れだ!」
「おっほー!いいねぇ!このドラゴンや有名なみなさんとご心中だなんて、傭兵冥利に尽きるってもんだ!」
「…私の全てをかけてでも、このドラゴンはここで…!!」
ガンガン回復アイテムが溶けていく中、一向に弱る気配を見せずに戦い続けるドラゴンにみんなは本気で死を覚悟し始めた。
…更に辺りが暗くなり、夜が更けても相変わらず戦いは終わらない。
…不思議と戦場にいるからなのか…
喉の渇きや空腹は感じても、トイレに行きたいとかは全く思わない。
このドラゴンと戦い始めて、朝になれば三日目だ。
普通ならば毎日最低でも二回はトイレに行くのに…二日半もトイレに行かなくても平気。
「っ…!回復アイテムが…!回復アイテムを頂戴!」
「…はい」
「残りは!?あとどれくらい残ってるの!?」
夕方まではまだ余裕があり優しかった聖女も…
今は余裕が無いからか鬼のような形相で必死に役割を果たしながら聞いてくる。
「…もう、残り少し…」
「…いよいよ、ね…!でもあのドラゴンもようやく弱って来たわ…!」
「もう少しだ!奴は弱っている!この勢いで押し切る!…今だ!叩き込むぞ!」
「おう!」
…こっちの回復アイテムも少なくなってきたけど、あのドラゴンも弱って来ている。
「…あ、そろそろ罠が、使えるんじゃ…」
「罠!そうね!罠があったわ!」
「罠か!弱っている今なら効くはずだ!」
残りの回復アイテムを整理してると大量の罠を発見したのでそう伝えると、聖女がみんなに伝え…
希望を見い出せたかのような雰囲気になった。
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