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「それで、肝心のお宝情報ですけど……ここだけの話、鑑定スキルを売る人が今この街にいるんですよ」
男は用心棒を見張らせたのに周りをキョロキョロと見渡して小声で話す。
「…鑑定スキル…?なにそれ?」
「物の価値が分かるようになるスキルです。激レアなんですよ、激レア!」
持ってる人は何人か知ってますけど、売る人は初めて見ましたよ!と、男が器用にも小声で興奮する。
…鑑定スキル、ねぇ…激レアっていうけど、その情報で100万円は流石にぼったくり過ぎじゃない?
「今お金持ってます?案内しますよ。早くしないと他の人に先を越されるかもしれないですし」
俺が内心怪しんでると男はそわそわした様子で確認してきた。
「他の人…?」
「そりゃあこんな激レアな情報は中々無いですからねぇ、みんな高値で売ると思いますよ」
買うかどうかは別ですが…と、自分の経験からか皮肉っぽく呟く。
…うーん…まあお金はあるし…どうせだからココは騙されたと思って買おう。
「…場所は?」
「お、行きます?ここから少し距離がありますけど、歩いて行きましょう」
決心した俺が聞くと何故か男は意外そうな顔をした。
そして案内しようと先に歩き出す。
「…なんの情報だったんだ?」
「…あ、えっと…」
「おっとストップです!それ以上は終わってから!今言うにはまだ早いですよ!」
後ろをついて来る用心棒のおじさんの問いに答えようとしたら男が大声で止める。
…そこから歩く事、約15分。
なにやら路地裏の入り組んだ所に入りいかにもな怪しい場所に来てしまう。
「ココです。今日は客は一人なので直ぐに分かるハズですよ」
普通の二階建ての建物の前で男はドアを開けて俺に入るよう手で促す。
「あ、ココからは一人じゃないとダメです」
男は一緒に入ろうとしたおじさんの前に手を出して止めた。
「…あら、珍しい…お客さん?」
ドアが閉まり、どこに行けばいいのか分からずに突っ立ってると階段から誰かが降りてくる。
「…あ、えーと、なんか…スキルが買えるとか聞いて…」
キャバ嬢みたいな露出の多い格好をしている美人なお姉さんの質問に俺は目のやり場に困りながら答えた。
「ああ、なんだ…私のお客さんなのね。じゃあ、こっちへ」
お姉さんは内容を察したように踵を返して二階へと戻って行く。
俺が慌てて階段を登るも既にどこかの部屋に入ったらしく廊下に姿が無い。
…え、どこだ?右か左か?二番目か?最初か?
困惑しながら廊下を歩くと手前のドアが開く。
…あ、ココか。そういや泊まってるのは一人だから適当に開けても良かったのか。
ふとあのお姉さん以外に誰も居ない事を思い出して少し冷静になり、ドアが開いてる部屋へと入る。
「ふふ…それで?なんのスキルが欲しいの?」
美人なお姉さんはベッドに腰掛けて脚を組み、妖艶な笑みを浮かべて俺に問う。
男は用心棒を見張らせたのに周りをキョロキョロと見渡して小声で話す。
「…鑑定スキル…?なにそれ?」
「物の価値が分かるようになるスキルです。激レアなんですよ、激レア!」
持ってる人は何人か知ってますけど、売る人は初めて見ましたよ!と、男が器用にも小声で興奮する。
…鑑定スキル、ねぇ…激レアっていうけど、その情報で100万円は流石にぼったくり過ぎじゃない?
「今お金持ってます?案内しますよ。早くしないと他の人に先を越されるかもしれないですし」
俺が内心怪しんでると男はそわそわした様子で確認してきた。
「他の人…?」
「そりゃあこんな激レアな情報は中々無いですからねぇ、みんな高値で売ると思いますよ」
買うかどうかは別ですが…と、自分の経験からか皮肉っぽく呟く。
…うーん…まあお金はあるし…どうせだからココは騙されたと思って買おう。
「…場所は?」
「お、行きます?ここから少し距離がありますけど、歩いて行きましょう」
決心した俺が聞くと何故か男は意外そうな顔をした。
そして案内しようと先に歩き出す。
「…なんの情報だったんだ?」
「…あ、えっと…」
「おっとストップです!それ以上は終わってから!今言うにはまだ早いですよ!」
後ろをついて来る用心棒のおじさんの問いに答えようとしたら男が大声で止める。
…そこから歩く事、約15分。
なにやら路地裏の入り組んだ所に入りいかにもな怪しい場所に来てしまう。
「ココです。今日は客は一人なので直ぐに分かるハズですよ」
普通の二階建ての建物の前で男はドアを開けて俺に入るよう手で促す。
「あ、ココからは一人じゃないとダメです」
男は一緒に入ろうとしたおじさんの前に手を出して止めた。
「…あら、珍しい…お客さん?」
ドアが閉まり、どこに行けばいいのか分からずに突っ立ってると階段から誰かが降りてくる。
「…あ、えーと、なんか…スキルが買えるとか聞いて…」
キャバ嬢みたいな露出の多い格好をしている美人なお姉さんの質問に俺は目のやり場に困りながら答えた。
「ああ、なんだ…私のお客さんなのね。じゃあ、こっちへ」
お姉さんは内容を察したように踵を返して二階へと戻って行く。
俺が慌てて階段を登るも既にどこかの部屋に入ったらしく廊下に姿が無い。
…え、どこだ?右か左か?二番目か?最初か?
困惑しながら廊下を歩くと手前のドアが開く。
…あ、ココか。そういや泊まってるのは一人だから適当に開けても良かったのか。
ふとあのお姉さん以外に誰も居ない事を思い出して少し冷静になり、ドアが開いてる部屋へと入る。
「ふふ…それで?なんのスキルが欲しいの?」
美人なお姉さんはベッドに腰掛けて脚を組み、妖艶な笑みを浮かべて俺に問う。
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