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次の日。
なんとか朝早く起きる事が出来た俺はホームセンターみたいな店を探した。
目的は商品を買った時に運ぶためのリヤカーを見るため。
…一応リヤカーとかの運搬道具?を売ってる店を見つけたが…
買う事は出来なかった。
コレ、良いなぁ…と思った物はどれも1000ゼベル超え。
つまりは上等な物なので10万円以上もするのだ。
かといって安物は見た目からして小さいし耐久力がなさそうだし、で買いたくない。
…しょうがないので一日50ゼベルでレンタルする事に。
一日借りるだけで5000円ってなかなかの値段じゃないか…と朝っぱらからテンションダウンだ。
ただでさえ田舎まで十数kmもあるというのに…
果たして今日中に帰ってこれるのやら。
とりあえず地図を片手にリヤカーにバッグを乗せて街を出発。
…近道として山道を通ったり、途中休憩をはさみながら進む事約三時間とちょっと過ぎ。
おそらく街道を通るよりもだいぶ早く村に到着できた。
「…ふう、やっと着いた…少し休んでから市場に行くか」
俺は直接市場には行かずに先に休憩するために村の集会所のような所へと向かう。
「おお、にいちゃん!どうした?都会では仕事を見つけられなかったのか?」
「昨日の今日で帰ってくるなんて、都会の厳しさを実感したか?」
道中、俺が住ませて貰っていた家の近くの爺さん達と遭遇した。
「あ、いえ…商人をやろうかな、と思って仕入れに」
「仕入れ?商人が?直接に?こりゃあ珍しい!」
この村に戻って来た理由を話すと何故か驚かれた。
「…珍しいの?」
「そりゃあ、なぁ…商人ってのはだいたい運び屋に指図して商品を運ばせてるモンだよ」
「商人が荷物を持って歩くと賊に襲われて危険だ、って話だぞ」
だから運び屋も護衛を連れて移動してるもんさ。と爺さん達は俺がやってる事がどれだけ馬鹿げた事なのかを教えてくれる。
「賊って…来る最中は見なかったけど…」
「そりゃ空っぽの荷車を襲ってもしょうがないだろう」
「奴らは荷物を確認してから襲いにくるんだ、もし荷物を乗せたら街道以外は通らない方が良い」
「街道だって絶対に安全ってワケではないから過信は禁物だぞ」
爺さん達は俺を心配してくれているようだが…話を聞くに不安しか生まれない。
…今日中に帰れるか、と心配してたが…そもそも無事に帰れるかも怪しくなってきたな…
「とりあえず暗くなる前には街に着くよう心がけた方が良い」
「そうだ。間に合わないと思ったら下手に外に出ずに一泊して明るくなってから出た方が安全だ」
「なるほど…勉強になるなぁ、ありがとうございます」
あ、それとあの漬物…とても美味しかったです。とお礼を言った後に貰い物の話にシフトして雑談しながら集会所へと向かった。
そして集会所で色んな人と話して一時間ほど休憩した後に今回の目的である市場へと移動する。
なんとか朝早く起きる事が出来た俺はホームセンターみたいな店を探した。
目的は商品を買った時に運ぶためのリヤカーを見るため。
…一応リヤカーとかの運搬道具?を売ってる店を見つけたが…
買う事は出来なかった。
コレ、良いなぁ…と思った物はどれも1000ゼベル超え。
つまりは上等な物なので10万円以上もするのだ。
かといって安物は見た目からして小さいし耐久力がなさそうだし、で買いたくない。
…しょうがないので一日50ゼベルでレンタルする事に。
一日借りるだけで5000円ってなかなかの値段じゃないか…と朝っぱらからテンションダウンだ。
ただでさえ田舎まで十数kmもあるというのに…
果たして今日中に帰ってこれるのやら。
とりあえず地図を片手にリヤカーにバッグを乗せて街を出発。
…近道として山道を通ったり、途中休憩をはさみながら進む事約三時間とちょっと過ぎ。
おそらく街道を通るよりもだいぶ早く村に到着できた。
「…ふう、やっと着いた…少し休んでから市場に行くか」
俺は直接市場には行かずに先に休憩するために村の集会所のような所へと向かう。
「おお、にいちゃん!どうした?都会では仕事を見つけられなかったのか?」
「昨日の今日で帰ってくるなんて、都会の厳しさを実感したか?」
道中、俺が住ませて貰っていた家の近くの爺さん達と遭遇した。
「あ、いえ…商人をやろうかな、と思って仕入れに」
「仕入れ?商人が?直接に?こりゃあ珍しい!」
この村に戻って来た理由を話すと何故か驚かれた。
「…珍しいの?」
「そりゃあ、なぁ…商人ってのはだいたい運び屋に指図して商品を運ばせてるモンだよ」
「商人が荷物を持って歩くと賊に襲われて危険だ、って話だぞ」
だから運び屋も護衛を連れて移動してるもんさ。と爺さん達は俺がやってる事がどれだけ馬鹿げた事なのかを教えてくれる。
「賊って…来る最中は見なかったけど…」
「そりゃ空っぽの荷車を襲ってもしょうがないだろう」
「奴らは荷物を確認してから襲いにくるんだ、もし荷物を乗せたら街道以外は通らない方が良い」
「街道だって絶対に安全ってワケではないから過信は禁物だぞ」
爺さん達は俺を心配してくれているようだが…話を聞くに不安しか生まれない。
…今日中に帰れるか、と心配してたが…そもそも無事に帰れるかも怪しくなってきたな…
「とりあえず暗くなる前には街に着くよう心がけた方が良い」
「そうだ。間に合わないと思ったら下手に外に出ずに一泊して明るくなってから出た方が安全だ」
「なるほど…勉強になるなぁ、ありがとうございます」
あ、それとあの漬物…とても美味しかったです。とお礼を言った後に貰い物の話にシフトして雑談しながら集会所へと向かった。
そして集会所で色んな人と話して一時間ほど休憩した後に今回の目的である市場へと移動する。
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