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おまけ その2
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「そ、そうか…不良はドクロとか好きだもんな…あ、いや、すまん。今のは言葉の綾だ。灰村は不良じゃなくて少し変わってるだけだもんな」
「チッ!」
教師のなんとも言えないような顔での腫れ物を扱うかのような発言に灰村は不機嫌な顔で舌打ちしてドカッ!と荒っぽく椅子に座る。
「アイツの態度ヤバくねー?」
「世渡りの下手さがヤベーな」
「おい!藤原!柴田!聞こえてんぞ!言いたい事があるならハッキリ言ったらどうだ!?」
柴田と藤原がコソコソと灰村の態度の悪さについて話してると灰村はまたして立ち上がって怒鳴り出した。
「静かに!灰村、座れ!」
「チッ…!てめーら後で覚えてろよ…!」
担任が怒るように命令すると灰村は怒りながら座る。
「全く…もう高校生だというのに小学生みたいな…では気をとりなおして朝のホームルームを始める…前に転入生を紹介する」
「「「転入生?」」」
担任は呆れたように呟いて意外な事を言い出し、クラスの中がざわつく。
「入ってくれ」
「うむ」
「「「「は?」」」」
担任がクラスのドアを開けながら言うと永江が返事をしながら入って来て…
永江の正体を知ってる俺らはみんな呆気に取られたような反応になった。
…かと思いきや女子達の方を見ると深山や佐藤、小林達は笑っている。
「妾の名は永江。『永江 深亜』じゃ。知り合いもおろうが、今日からよろしく頼むぞ」
「じゃあ席は…」
「アッチ。海殿の後ろがよいぞ」
「じゃあそこにしよう。海原、廊下の机と椅子を持って行ってくれ」
永江が自己紹介をすると担任が席をどこにするか迷い、永江の指名を受け入れて俺に指示を出す。
「えー…俺がー?しゃーねーな…」
「すまんな」
しょうがなく後ろのドアから廊下に出ると机や椅子の予備がすぐそこに用意されてたので教室の中に入れてると…
「永江さん、よろしくね」
「うむ」
「ミアちゃん隣だね」
「うむ!」
永江は何故か俺の席に座って前の清水や隣の斉藤と仲良く話し始める。
「いや、ソコ俺の席だから」
「む。そうであったか」
「海原は後ろの席で良いんじゃない?一番後ろの方が良いでしょ?」
「まあ別にいいけど…」
「やった!海原君ありがと!」
俺がツッコむと永江が立ち上がり、清水が俺の方を移動させるように言い出すので了承すると斉藤が嬉しそうにお礼を言う。
「…お前たち…昨日なにかあったのか?なんか急にえらく距離感が縮まってるが…」
「昨日というか…まあ、はい」
「色々あって」
その様子を見た担任が不思議そうに聞くので清水が困ったように呟いて肯定するので俺も適当に返す。
「そうか。青春っていいもんだなぁ…っと、まずい。これからホームルームを始める!」
担任は納得したように呟いて眩しそうに目を細めながら言うとチャイムが鳴るので焦り出した。
「チッ!」
教師のなんとも言えないような顔での腫れ物を扱うかのような発言に灰村は不機嫌な顔で舌打ちしてドカッ!と荒っぽく椅子に座る。
「アイツの態度ヤバくねー?」
「世渡りの下手さがヤベーな」
「おい!藤原!柴田!聞こえてんぞ!言いたい事があるならハッキリ言ったらどうだ!?」
柴田と藤原がコソコソと灰村の態度の悪さについて話してると灰村はまたして立ち上がって怒鳴り出した。
「静かに!灰村、座れ!」
「チッ…!てめーら後で覚えてろよ…!」
担任が怒るように命令すると灰村は怒りながら座る。
「全く…もう高校生だというのに小学生みたいな…では気をとりなおして朝のホームルームを始める…前に転入生を紹介する」
「「「転入生?」」」
担任は呆れたように呟いて意外な事を言い出し、クラスの中がざわつく。
「入ってくれ」
「うむ」
「「「「は?」」」」
担任がクラスのドアを開けながら言うと永江が返事をしながら入って来て…
永江の正体を知ってる俺らはみんな呆気に取られたような反応になった。
…かと思いきや女子達の方を見ると深山や佐藤、小林達は笑っている。
「妾の名は永江。『永江 深亜』じゃ。知り合いもおろうが、今日からよろしく頼むぞ」
「じゃあ席は…」
「アッチ。海殿の後ろがよいぞ」
「じゃあそこにしよう。海原、廊下の机と椅子を持って行ってくれ」
永江が自己紹介をすると担任が席をどこにするか迷い、永江の指名を受け入れて俺に指示を出す。
「えー…俺がー?しゃーねーな…」
「すまんな」
しょうがなく後ろのドアから廊下に出ると机や椅子の予備がすぐそこに用意されてたので教室の中に入れてると…
「永江さん、よろしくね」
「うむ」
「ミアちゃん隣だね」
「うむ!」
永江は何故か俺の席に座って前の清水や隣の斉藤と仲良く話し始める。
「いや、ソコ俺の席だから」
「む。そうであったか」
「海原は後ろの席で良いんじゃない?一番後ろの方が良いでしょ?」
「まあ別にいいけど…」
「やった!海原君ありがと!」
俺がツッコむと永江が立ち上がり、清水が俺の方を移動させるように言い出すので了承すると斉藤が嬉しそうにお礼を言う。
「…お前たち…昨日なにかあったのか?なんか急にえらく距離感が縮まってるが…」
「昨日というか…まあ、はい」
「色々あって」
その様子を見た担任が不思議そうに聞くので清水が困ったように呟いて肯定するので俺も適当に返す。
「そうか。青春っていいもんだなぁ…っと、まずい。これからホームルームを始める!」
担任は納得したように呟いて眩しそうに目を細めながら言うとチャイムが鳴るので焦り出した。
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