526 / 556
526
しおりを挟む
「ああ?なんで俺が片言のお喋りに付き合わないといけねぇんだ。そんな義理はねぇ」
「うーん…とりあえずその邪神を倒さないといけないって事?」
「じゃあ次の目標はその邪神?」
灰村が喧嘩腰で返すと佐藤は考えるように次の敵を定めるように言うと飯島が確認した。
「清水、その邪神について占えねーか?」
「ええ?」
「もしかしたら少しだけでもなんか分かるかもしんねーし」
「…分かった」
柴田の確認に清水は困惑した様子を見せるも藤原が後押しするように言うので水晶玉を取り出しながら了承する。
「…あ。え…?うそ…!」
「どした?」
「やっぱ次の敵は邪神で正解か?」
スキルを使った清水が信じられないものを見たかのように驚くので俺が聞くと藤原は笑いながら確認した。
「ううん…邪神はもう倒されてるみたい」
「「「「「…は?」」」」」
清水の報告にその場にいる野郎全員の反応と言葉が被る。
「なんか…100年以上前?に、この世界の神に戦いを挑んだらしく…」
「ち、ちょっと待て。神?神って俺らをこの世界に連れて来た?」
「多分その神」
清水が説明するように話し出すと石井が話の途中で割り込んで確認し、清水は肯定した。
「邪神と神が戦ったのかよ」
「じゃあ俺ら要らねーじゃん。なんのために連れて来られたんだよ」
「なんか神は邪神に力の一部を封じられたんだって。多分私達が呼ばれたのはその所為かも?」
藤原の愚痴に清水は続きを話して予想する。
「おいおい、神弱くねーか?それとも邪神が強かったのか?」
「でも邪神は倒されてんだろ?じゃあ神が弱いだけじゃね?」
「…じゃあ俺らは神を倒した邪神を倒したヤツを倒さないといけない…って事か?」
石井が微妙な顔で馬鹿にするような感じで言うと藤原もディスるように言い、駒込が情報を整理した。
「…ややこしいな。清水、結局邪神は誰に倒されたんだ?」
「…死皇帝」
「「「「…はっ?」」」」
柴田の問いに清水は『言っていいの…?』みたいな若干困惑したような反応を見せながら言うと、俺を含めたその場のみんなが同じ反応をする。
「激しい戦いの末、神の力の一部を封印する事に成功した邪神は調子に乗って死皇帝や死大帝に戦いを挑んだらしいけど、最初に会った死皇帝に完膚なきまでにボコボコにされ…死ぬ前の悪あがきで自分の四肢をバラして本体を自己封印させて生き延びようとしたけど、時すでに遅しで失敗。死皇帝によって倒された…だって」
俺らの衝撃が覚めやらぬ中、清水はスキルの効果で分かったんであろう情報を言い切った。
「…ちょっと待て。どういう事だ?」
「死皇帝ってアレだよな?ドロウィンの博物館に展示されてた…」
「…ねえ、ミミちゃんが着けてるソレ、『死皇帝』だよね…?」
「…ホントだ…」
「え、でもコレ…貰ったのって半年ぐらい前じゃ…」
あまりの衝撃的な内容に俺らはまだ情報が呑み込めずに漠然とした様子で話し合う。
「信じられない気持ちは分かるけど…最後の方話すね。その邪神がバラバラにした四肢は災魔と害獣になって封印された本体を復活させるために活動してたんだって」
「…む、無駄ぁ~」
「…死んでる主人のために料理を作り続けるロボットのような悲しさがあるね…」
清水が情報を全て話すと石井が微妙にツッコむような感じで言い、飯島はなんとも言えない感じで呟く。
「うーん…とりあえずその邪神を倒さないといけないって事?」
「じゃあ次の目標はその邪神?」
灰村が喧嘩腰で返すと佐藤は考えるように次の敵を定めるように言うと飯島が確認した。
「清水、その邪神について占えねーか?」
「ええ?」
「もしかしたら少しだけでもなんか分かるかもしんねーし」
「…分かった」
柴田の確認に清水は困惑した様子を見せるも藤原が後押しするように言うので水晶玉を取り出しながら了承する。
「…あ。え…?うそ…!」
「どした?」
「やっぱ次の敵は邪神で正解か?」
スキルを使った清水が信じられないものを見たかのように驚くので俺が聞くと藤原は笑いながら確認した。
「ううん…邪神はもう倒されてるみたい」
「「「「「…は?」」」」」
清水の報告にその場にいる野郎全員の反応と言葉が被る。
「なんか…100年以上前?に、この世界の神に戦いを挑んだらしく…」
「ち、ちょっと待て。神?神って俺らをこの世界に連れて来た?」
「多分その神」
清水が説明するように話し出すと石井が話の途中で割り込んで確認し、清水は肯定した。
「邪神と神が戦ったのかよ」
「じゃあ俺ら要らねーじゃん。なんのために連れて来られたんだよ」
「なんか神は邪神に力の一部を封じられたんだって。多分私達が呼ばれたのはその所為かも?」
藤原の愚痴に清水は続きを話して予想する。
「おいおい、神弱くねーか?それとも邪神が強かったのか?」
「でも邪神は倒されてんだろ?じゃあ神が弱いだけじゃね?」
「…じゃあ俺らは神を倒した邪神を倒したヤツを倒さないといけない…って事か?」
石井が微妙な顔で馬鹿にするような感じで言うと藤原もディスるように言い、駒込が情報を整理した。
「…ややこしいな。清水、結局邪神は誰に倒されたんだ?」
「…死皇帝」
「「「「…はっ?」」」」
柴田の問いに清水は『言っていいの…?』みたいな若干困惑したような反応を見せながら言うと、俺を含めたその場のみんなが同じ反応をする。
「激しい戦いの末、神の力の一部を封印する事に成功した邪神は調子に乗って死皇帝や死大帝に戦いを挑んだらしいけど、最初に会った死皇帝に完膚なきまでにボコボコにされ…死ぬ前の悪あがきで自分の四肢をバラして本体を自己封印させて生き延びようとしたけど、時すでに遅しで失敗。死皇帝によって倒された…だって」
俺らの衝撃が覚めやらぬ中、清水はスキルの効果で分かったんであろう情報を言い切った。
「…ちょっと待て。どういう事だ?」
「死皇帝ってアレだよな?ドロウィンの博物館に展示されてた…」
「…ねえ、ミミちゃんが着けてるソレ、『死皇帝』だよね…?」
「…ホントだ…」
「え、でもコレ…貰ったのって半年ぐらい前じゃ…」
あまりの衝撃的な内容に俺らはまだ情報が呑み込めずに漠然とした様子で話し合う。
「信じられない気持ちは分かるけど…最後の方話すね。その邪神がバラバラにした四肢は災魔と害獣になって封印された本体を復活させるために活動してたんだって」
「…む、無駄ぁ~」
「…死んでる主人のために料理を作り続けるロボットのような悲しさがあるね…」
清水が情報を全て話すと石井が微妙にツッコむような感じで言い、飯島はなんとも言えない感じで呟く。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
309
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる