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…翌日。
「ぎゃー!嘘だろコイツ!ドーム売りやがった!」
「よっしゃ!東京行くぜ!」
「やめろぉ!このハイエナどもが!」
「…ん?」
朝食後に引き続きゲームをしてると拠点の方から灰村が馬に乗ってやって来る。
「…お前ら、魔獣の相手はどうした?まさか逃したのか?」
「アッチの中で戦ってる最中だけど」
「…あの中か」
「おい待て!何するつもりだ?」
灰村の問いに俺が土で出来たドームを指差すとソコに向かうので俺は制止しながら尋ねた。
「俺の獲物をお前らに取られてたまるか。この前のリベンジをしねぇとどうにも腹の虫が治まらねぇ」
「まあいいけど…お前拠点の防衛はいいのか?深山や女子達もいるんだぜ?委員長と駒込と小林の三人であのボンクラどもをカバーできると思うか?」
「…チッ…」
灰村が戦いたい理由を話すので俺は納得しつつも確認すると、やはり他のクラスメイト達は役立たず判定なのか大人しくなって舌打ちする。
「ん?」
すると俺のスマホに着信が。
「…もしもし?」
「あっ、海原灰村ソッチにいる?また魔獣の群れが近くで確認されたんだって!」
「マジ?おい灰村、拠点の近くで魔獣の群れが見つかったってよ」
「マジか。このタイミングだったら多分害獣や災魔達の仕業だろーな」
「藤のスキルで隔離されてんのによくもまあ魔獣どもをけしかけられるな…どんな技や方法を使ってんだ?」
小林の報告を俺がそのまま灰村に伝えると藤原が予想しながら言い、柴田は不思議そうに首を傾げた。
「…くっ…しょうがねぇ、今回は譲ってやる。ただし、逃したら次は俺に譲れよ」
「はいはい」
灰村が苦渋の決断のような感じで言うのを俺は『次なんてねーよ』と思いながら適当にあしらうように返す。
「にしても災魔とかは本気で俺らを潰しにかかってんな」
「漫画やゲームと違って戦力を逐次投入しないあたり魔獣のくせに無い知恵を絞った感じがするわ」
ゲームを再開しながら柴田が拠点の方を見て言うと藤原は馬鹿にしたように魔獣を褒める。
「でもなんでわざわざアッチから攻めて来たんだろーな?俺らからしたらありがてーけども」
「待ってたら一体ずつ各個撃破されていくだけだから団結して逆に攻める事にしたんじゃね?分からんけど」
俺もゲームを再開しながら疑問を聞くと藤原が適当な感じで答えた。
「つーか疑問なのはなんで災魔や害獣がこの拠点を知ってたのか…だよな」
「あー、確かに。災魔や害獣が攻めてきてからだもんな。魔獣の襲撃が増えたのも」
「俺らがこの拠点を作った時とかこの前まで周りに魔獣なんてほとんどいなかったのにな…やっぱあの皇帝に化けてた魔獣が位置をバラしたのか?」
柴田の疑問に藤原が災魔や害獣と最近多発する魔獣の襲撃を関連づけて言うので俺はふと思いついた予想を話す。
「…そうか、その可能性もあるな」
「王様とか皇帝に化けてる奴は多少頭の回るヤツだったしな…もしかしたらあの時倒してなければ今回更に災魔が二体増えてたりして」
「いや、多分今回の襲撃は本気っぽいからな…むしろ俺らが他の災魔を倒しまくったせいで、後に引けない覚悟でのワンチャン玉砕特攻してきた可能性もあるぞ」
「…神風特攻かよ…」
柴田が賛同するように返すと藤原は笑いながらもしもの仮定の話をするが柴田に否定され、なんとも言えない顔で呟いた。
「ぎゃー!嘘だろコイツ!ドーム売りやがった!」
「よっしゃ!東京行くぜ!」
「やめろぉ!このハイエナどもが!」
「…ん?」
朝食後に引き続きゲームをしてると拠点の方から灰村が馬に乗ってやって来る。
「…お前ら、魔獣の相手はどうした?まさか逃したのか?」
「アッチの中で戦ってる最中だけど」
「…あの中か」
「おい待て!何するつもりだ?」
灰村の問いに俺が土で出来たドームを指差すとソコに向かうので俺は制止しながら尋ねた。
「俺の獲物をお前らに取られてたまるか。この前のリベンジをしねぇとどうにも腹の虫が治まらねぇ」
「まあいいけど…お前拠点の防衛はいいのか?深山や女子達もいるんだぜ?委員長と駒込と小林の三人であのボンクラどもをカバーできると思うか?」
「…チッ…」
灰村が戦いたい理由を話すので俺は納得しつつも確認すると、やはり他のクラスメイト達は役立たず判定なのか大人しくなって舌打ちする。
「ん?」
すると俺のスマホに着信が。
「…もしもし?」
「あっ、海原灰村ソッチにいる?また魔獣の群れが近くで確認されたんだって!」
「マジ?おい灰村、拠点の近くで魔獣の群れが見つかったってよ」
「マジか。このタイミングだったら多分害獣や災魔達の仕業だろーな」
「藤のスキルで隔離されてんのによくもまあ魔獣どもをけしかけられるな…どんな技や方法を使ってんだ?」
小林の報告を俺がそのまま灰村に伝えると藤原が予想しながら言い、柴田は不思議そうに首を傾げた。
「…くっ…しょうがねぇ、今回は譲ってやる。ただし、逃したら次は俺に譲れよ」
「はいはい」
灰村が苦渋の決断のような感じで言うのを俺は『次なんてねーよ』と思いながら適当にあしらうように返す。
「にしても災魔とかは本気で俺らを潰しにかかってんな」
「漫画やゲームと違って戦力を逐次投入しないあたり魔獣のくせに無い知恵を絞った感じがするわ」
ゲームを再開しながら柴田が拠点の方を見て言うと藤原は馬鹿にしたように魔獣を褒める。
「でもなんでわざわざアッチから攻めて来たんだろーな?俺らからしたらありがてーけども」
「待ってたら一体ずつ各個撃破されていくだけだから団結して逆に攻める事にしたんじゃね?分からんけど」
俺もゲームを再開しながら疑問を聞くと藤原が適当な感じで答えた。
「つーか疑問なのはなんで災魔や害獣がこの拠点を知ってたのか…だよな」
「あー、確かに。災魔や害獣が攻めてきてからだもんな。魔獣の襲撃が増えたのも」
「俺らがこの拠点を作った時とかこの前まで周りに魔獣なんてほとんどいなかったのにな…やっぱあの皇帝に化けてた魔獣が位置をバラしたのか?」
柴田の疑問に藤原が災魔や害獣と最近多発する魔獣の襲撃を関連づけて言うので俺はふと思いついた予想を話す。
「…そうか、その可能性もあるな」
「王様とか皇帝に化けてる奴は多少頭の回るヤツだったしな…もしかしたらあの時倒してなければ今回更に災魔が二体増えてたりして」
「いや、多分今回の襲撃は本気っぽいからな…むしろ俺らが他の災魔を倒しまくったせいで、後に引けない覚悟でのワンチャン玉砕特攻してきた可能性もあるぞ」
「…神風特攻かよ…」
柴田が賛同するように返すと藤原は笑いながらもしもの仮定の話をするが柴田に否定され、なんとも言えない顔で呟いた。
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