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「にしても災魔二体に害獣二体って事は残りの奴ら全部来たのか」
「多分ガチでこの拠点潰そうとしてんじゃね?この前は俺らが居なかったとはいえ結構ヤバかったらしいし」
「今回は最後の災魔まで来てるからな…全軍投入なのか総攻撃なのか分からんが、もう様子見せずに全力を出していくパターンなんだろ」
馬車で拠点の反対側にいる委員長達の所へと向かいながら俺らは今回の魔獣の侵攻について話し合った。
「でもま、探しに行く手間が省けて助かるな。こいつら倒したら目的達成だろ?」
「…確かに。そう考えるとなんか名残惜しい気もするな…」
「な。早く元の世界に戻りたい気もするけどまだこの世界に残りたい気持ちもある…」
俺がラッキーと思いながら言うと柴田と藤原は複雑そうに笑いながら後ろ髪引かれるような感じで返す。
「じゃあ一体ぐらい見逃しとくか?そしたらもう少しココに居られるぜ?」
「いや、流石にそこまでしては…な」
「もし今逃して、災魔とかがこの新大陸から離れて世界中を逃げ回られたら面倒だし」
「…それもそうか」
俺のニヤリと笑いながらの提案に藤原が否定的に返すと柴田も拒否るように言う。
「といっても流石に4体相手とかいけんのか?俺が隔離出来るのは3体までだぜ?」
「まあ残る一体は隔離せずに戦う事になるな…柴、お前今どれくらい縛れる?」
藤原が心配そうに確認してくるので俺は4体を同時に相手取った場合を想定しつつ柴田に確認する。
「今は4つまでいける」
「…じゃあ災魔んトコ着いたらダメージに状態異常、範囲攻撃と…あと体重縛ってくれ」
「オッケー。今からでもいいか?」
「そこは任せる」
柴田の返答を聞いて指示を出すと今すぐ行動に移したいようなので…その判断は本人に委ねる事に。
…そして15分後。
「二体いるっつってたのに一体しかいねーな」
「多分分断させたんじゃね?委員長もやりおる」
飯島達のパーティが人型の亡霊っぽいのと戦ってるのを見て俺が聞くと藤原が予想を話して褒める。
「藤」
「おう」
「…あっ!…藤原くん達来てくれたんだ!」
馬車から降りながらが合図を出すと藤原とのスキルの連携で災魔を隔離し、消えた魔獣を探すようにキョロキョロしてた飯島が俺達に気づいた。
「災魔と害獣は俺らが引き受けっから委員長達は周りにいる他の雑魚どもを頼む」
「…ココの魔獣は全然雑魚じゃないんだけど…分かった」
柴田の指示に飯島は複雑そうな顔をしながら反論したがすぐさま了承する。
「で、俺のスキルではこれ以上隔離できねーけどどうすんだ?」
あと一体の…最後の災魔の所に行くと藤原が確認するように聞く。
「体重はもう縛ってるんだよな?」
「おう」
「じゃあ馬車の中に入っててくれ。藤、俺が合図したら害獣を解放して災魔を隔離して欲しいんだが」
「オッケー」
俺の確認に柴田が肯定するので避難するよう指示を出した後に藤原にも指示を出し、魔導兵を召喚して魔法の詠唱をさせた。
「…藤」
「おうよ」
魔導兵達が詠唱を終えたので俺は合図を出して災魔と害獣を入れ替えさせ…
風魔法でつむじ風のような軽い竜巻を起こして魔獣を巻き上げて拠点の外へと運ぶ。
「多分ガチでこの拠点潰そうとしてんじゃね?この前は俺らが居なかったとはいえ結構ヤバかったらしいし」
「今回は最後の災魔まで来てるからな…全軍投入なのか総攻撃なのか分からんが、もう様子見せずに全力を出していくパターンなんだろ」
馬車で拠点の反対側にいる委員長達の所へと向かいながら俺らは今回の魔獣の侵攻について話し合った。
「でもま、探しに行く手間が省けて助かるな。こいつら倒したら目的達成だろ?」
「…確かに。そう考えるとなんか名残惜しい気もするな…」
「な。早く元の世界に戻りたい気もするけどまだこの世界に残りたい気持ちもある…」
俺がラッキーと思いながら言うと柴田と藤原は複雑そうに笑いながら後ろ髪引かれるような感じで返す。
「じゃあ一体ぐらい見逃しとくか?そしたらもう少しココに居られるぜ?」
「いや、流石にそこまでしては…な」
「もし今逃して、災魔とかがこの新大陸から離れて世界中を逃げ回られたら面倒だし」
「…それもそうか」
俺のニヤリと笑いながらの提案に藤原が否定的に返すと柴田も拒否るように言う。
「といっても流石に4体相手とかいけんのか?俺が隔離出来るのは3体までだぜ?」
「まあ残る一体は隔離せずに戦う事になるな…柴、お前今どれくらい縛れる?」
藤原が心配そうに確認してくるので俺は4体を同時に相手取った場合を想定しつつ柴田に確認する。
「今は4つまでいける」
「…じゃあ災魔んトコ着いたらダメージに状態異常、範囲攻撃と…あと体重縛ってくれ」
「オッケー。今からでもいいか?」
「そこは任せる」
柴田の返答を聞いて指示を出すと今すぐ行動に移したいようなので…その判断は本人に委ねる事に。
…そして15分後。
「二体いるっつってたのに一体しかいねーな」
「多分分断させたんじゃね?委員長もやりおる」
飯島達のパーティが人型の亡霊っぽいのと戦ってるのを見て俺が聞くと藤原が予想を話して褒める。
「藤」
「おう」
「…あっ!…藤原くん達来てくれたんだ!」
馬車から降りながらが合図を出すと藤原とのスキルの連携で災魔を隔離し、消えた魔獣を探すようにキョロキョロしてた飯島が俺達に気づいた。
「災魔と害獣は俺らが引き受けっから委員長達は周りにいる他の雑魚どもを頼む」
「…ココの魔獣は全然雑魚じゃないんだけど…分かった」
柴田の指示に飯島は複雑そうな顔をしながら反論したがすぐさま了承する。
「で、俺のスキルではこれ以上隔離できねーけどどうすんだ?」
あと一体の…最後の災魔の所に行くと藤原が確認するように聞く。
「体重はもう縛ってるんだよな?」
「おう」
「じゃあ馬車の中に入っててくれ。藤、俺が合図したら害獣を解放して災魔を隔離して欲しいんだが」
「オッケー」
俺の確認に柴田が肯定するので避難するよう指示を出した後に藤原にも指示を出し、魔導兵を召喚して魔法の詠唱をさせた。
「…藤」
「おうよ」
魔導兵達が詠唱を終えたので俺は合図を出して災魔と害獣を入れ替えさせ…
風魔法でつむじ風のような軽い竜巻を起こして魔獣を巻き上げて拠点の外へと運ぶ。
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