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…それから一週間後。
「…ん?」
昼食後にいつも通り野郎三人でゲームをしてると駒込から着信が。
「もしもし?」
「海原今柴田と藤原はソコにいるか?魔獣の襲撃だ!」
「…マジで?」
「どした?」
「なんかあったのか?」
俺が電話に出ると駒込が非常事態を報せてくるので『めんどくせー』と思いながら確認したら藤原と柴田が聞いてきた。
「また魔獣の襲撃だと」
「またぁ?」
「間隔短くねー?」
「頼むから早く来てくれ!俺と灰村で害獣二体の相手はキツイ!!」
俺の報告に柴田と藤原もめんどくさそうに言うと駒込は焦ったように救援要請を出してくる。
「害獣?」
俺が駒込に聞き返すも電話が切れてしまう。
「…おい、なんかまたアッチから来てくれてんぞ」
「マジ?飛んで火に入る夏の虫じゃねーか」
「んじゃ行くか。逃げられる前に」
「「おう」」
スマホをポケットに入れながらそう伝えると柴田が嬉しそうに立ち上がり、藤原も急かすように言いながら立ち上がるので俺らは駒込の所へと急ぐ事に。
「…おお、アレが害獣か」
「でーけー…結構なデカさだな」
「つーかアレ、もしかして外の掘りに埋まってあのデカさなのか?」
「あっ!海原!」
俺らが壁の向こう側に顔らしきモノが見える魔獣に驚きながら話していると小林が俺らに気づく。
「今外で駒込と灰村が戦ってるんだけど…!」
「んじゃ俺らが引き継ぐか。海」
「おう」
小林は焦ったように俺らに近づいて状況を話すので藤原が適当な感じで言って合図を出し、俺らのスキルの連携で魔獣二体を隔離した。
「…えっ…!?消えた…!?」
「小林、灰村と駒込を迎えに行ってくれ」
「分かった!」
驚く小林に俺が指示を出すと何も聞かずに即座に動いてくれ、外へと駆け出す。
「…ん?」
「どした柴?」
「委員長から電話だ。…もしもし?」
俺らが駒込達が戻って来るのを待っていると今度は柴田のスマホに着信が。
「…は!?マジで?」
「…アッチもなんかあったのか?」
「アッチには災魔が来てたりしてな」
「挟み撃ちかよ。俺らからしたら飛んで火に入る夏の虫なのにな」
「…委員長んトコには災魔が二体攻めて来てんだと」
「「マジで!?」」
柴田の驚く反応を見て俺が聞くと藤原が笑いながら予想するので俺も笑いながら言うと、マジで予想通りだったらしく俺と藤原の反応が被る。
「…藤、お前最大何体隔離出来る?」
「前と同じ。3グループで6体まで」
「…4体相手は、ギリギリ…イケるかぁ…?」
俺が確認すると藤原は他のパーティで全然成長しなかった事を告げるので俺は考えるように呟く。
「…ん?」
昼食後にいつも通り野郎三人でゲームをしてると駒込から着信が。
「もしもし?」
「海原今柴田と藤原はソコにいるか?魔獣の襲撃だ!」
「…マジで?」
「どした?」
「なんかあったのか?」
俺が電話に出ると駒込が非常事態を報せてくるので『めんどくせー』と思いながら確認したら藤原と柴田が聞いてきた。
「また魔獣の襲撃だと」
「またぁ?」
「間隔短くねー?」
「頼むから早く来てくれ!俺と灰村で害獣二体の相手はキツイ!!」
俺の報告に柴田と藤原もめんどくさそうに言うと駒込は焦ったように救援要請を出してくる。
「害獣?」
俺が駒込に聞き返すも電話が切れてしまう。
「…おい、なんかまたアッチから来てくれてんぞ」
「マジ?飛んで火に入る夏の虫じゃねーか」
「んじゃ行くか。逃げられる前に」
「「おう」」
スマホをポケットに入れながらそう伝えると柴田が嬉しそうに立ち上がり、藤原も急かすように言いながら立ち上がるので俺らは駒込の所へと急ぐ事に。
「…おお、アレが害獣か」
「でーけー…結構なデカさだな」
「つーかアレ、もしかして外の掘りに埋まってあのデカさなのか?」
「あっ!海原!」
俺らが壁の向こう側に顔らしきモノが見える魔獣に驚きながら話していると小林が俺らに気づく。
「今外で駒込と灰村が戦ってるんだけど…!」
「んじゃ俺らが引き継ぐか。海」
「おう」
小林は焦ったように俺らに近づいて状況を話すので藤原が適当な感じで言って合図を出し、俺らのスキルの連携で魔獣二体を隔離した。
「…えっ…!?消えた…!?」
「小林、灰村と駒込を迎えに行ってくれ」
「分かった!」
驚く小林に俺が指示を出すと何も聞かずに即座に動いてくれ、外へと駆け出す。
「…ん?」
「どした柴?」
「委員長から電話だ。…もしもし?」
俺らが駒込達が戻って来るのを待っていると今度は柴田のスマホに着信が。
「…は!?マジで?」
「…アッチもなんかあったのか?」
「アッチには災魔が来てたりしてな」
「挟み撃ちかよ。俺らからしたら飛んで火に入る夏の虫なのにな」
「…委員長んトコには災魔が二体攻めて来てんだと」
「「マジで!?」」
柴田の驚く反応を見て俺が聞くと藤原が笑いながら予想するので俺も笑いながら言うと、マジで予想通りだったらしく俺と藤原の反応が被る。
「…藤、お前最大何体隔離出来る?」
「前と同じ。3グループで6体まで」
「…4体相手は、ギリギリ…イケるかぁ…?」
俺が確認すると藤原は他のパーティで全然成長しなかった事を告げるので俺は考えるように呟く。
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