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…それから二日後。
「おい石上。おめーマジふざけんなよ」
「お?どした海原?なーに怒ってんだよ」
飯島から『石上達のパーティが帰還した』と電話があったのでギルドに行き、石上に文句を言うと石上はおちゃらけたように笑いながら返す。
「そりゃ怒るわ。壁も畑も誰が直すと思ってんだよ、しかもおめー依頼無視したろ?」
「あー、ゴメンゴメン。まさか寝てる最中にくるなんて夢にも思わないワケじゃん?ソレに『餅は餅屋』って言うぐらいだし俺達素人がやってもなー…ってお前もそう思わねー?」
俺が怒ってる理由を話すも石上は軽い感じで上辺だけの謝罪をしてから言い訳をしてくる。
「…そういうのはな、一回受けて無理でした。って諦めた後に言う事だろ?」
「うーわ海原ってマジメ君なのな、意外。もしかして委員長と同じく勉強に励むタイプ?もっと楽に考えた方が良いって」
俺の呆れながらの注意にも石上は本気にせずに笑いながら弄るように返した。
「お前…そんな甘い考えで世の中渡って行けると思ってんのか?」
「ははは!なに言っちゃってんの?俺らまだ学生よ?高校生の青春なんて今しか無いんだから目一杯楽しまねーとつまんねー大人になるだけよん?」
「チッ…コイツ話が通じねーわ。田村、お前ちょっと来い」
「えっ?ぼ、僕…?」
俺は石上との会話を諦めてイジメ問題を確かめるべく建物の外を指しながら田村を呼ぶ。
「おーおー田村ちゃんにお呼びがかかったぞ」
「田村、俺達の分まで頑張って海原に叱られて来いよ!」
「しっかりな。頼んだぜ!田村。ははは!」
俺が田村に標的を移したと勘違いしたのか石上、山本、木崎は弄るように言いながら笑う。
「な、なんで僕が…」
田村は納得いかないように呟くも俺のあとをついてくる。
「…田村、お前イジメられてるって聞いたけどマジか?」
「え!?だ、誰からそんな事を…!?」
建物の裏の方に移動して兵に周りを見張らせてから聞くと田村は驚きながら情報元を確認した。
「灰村」
「い、イジメだなんてそんな…僕はイジメられてなんか…」
「じゃあ俺らの勘違いか。すまんな、灰村にも一応誤解だったって言っとくわ」
「う、うん…お願い…」
俺が名前を挙げると田村が否定するので俺はとりあえず謝って訂正する事を告げる。
「まあなんかあれば言ってくれ」
「う、うん…」
「一応言っとくが、被害者が周りに助けを求めねーと動きようがねーぞ?察して動いた結果が今回みてーな『勘違い正義マン』案件だからな」
「うん…」
「じゃあな」
…当事者である田村が被害者では無い、と否定する以上俺にはもう何も出来ないので簡単なアドバイスだけして帰宅した。
「おっ、おかえりー」
「お。藤、戻って来てたのか」
「今さっきな。もうアイツらと遠出はしたくねーわ」
家に帰ると藤原が出迎えてくるので俺が軽く驚きながら聞くと藤原は呆れたように愚痴りだす。
「そういやイジメのやつ。今さっき田村に聞いたら否定されたわ」
「…マジ?じゃあ俺らの勘違いだったってこと?」
「そうなるな。委員長や柴にも電話しねーと…あと灰村にも言っとかねーとな…はーメンド…」
「マジか…俺らと同じノリだったのかよ…」
俺の報告に藤原が確認するので肯定すると反省するかのように呟く。
「おい石上。おめーマジふざけんなよ」
「お?どした海原?なーに怒ってんだよ」
飯島から『石上達のパーティが帰還した』と電話があったのでギルドに行き、石上に文句を言うと石上はおちゃらけたように笑いながら返す。
「そりゃ怒るわ。壁も畑も誰が直すと思ってんだよ、しかもおめー依頼無視したろ?」
「あー、ゴメンゴメン。まさか寝てる最中にくるなんて夢にも思わないワケじゃん?ソレに『餅は餅屋』って言うぐらいだし俺達素人がやってもなー…ってお前もそう思わねー?」
俺が怒ってる理由を話すも石上は軽い感じで上辺だけの謝罪をしてから言い訳をしてくる。
「…そういうのはな、一回受けて無理でした。って諦めた後に言う事だろ?」
「うーわ海原ってマジメ君なのな、意外。もしかして委員長と同じく勉強に励むタイプ?もっと楽に考えた方が良いって」
俺の呆れながらの注意にも石上は本気にせずに笑いながら弄るように返した。
「お前…そんな甘い考えで世の中渡って行けると思ってんのか?」
「ははは!なに言っちゃってんの?俺らまだ学生よ?高校生の青春なんて今しか無いんだから目一杯楽しまねーとつまんねー大人になるだけよん?」
「チッ…コイツ話が通じねーわ。田村、お前ちょっと来い」
「えっ?ぼ、僕…?」
俺は石上との会話を諦めてイジメ問題を確かめるべく建物の外を指しながら田村を呼ぶ。
「おーおー田村ちゃんにお呼びがかかったぞ」
「田村、俺達の分まで頑張って海原に叱られて来いよ!」
「しっかりな。頼んだぜ!田村。ははは!」
俺が田村に標的を移したと勘違いしたのか石上、山本、木崎は弄るように言いながら笑う。
「な、なんで僕が…」
田村は納得いかないように呟くも俺のあとをついてくる。
「…田村、お前イジメられてるって聞いたけどマジか?」
「え!?だ、誰からそんな事を…!?」
建物の裏の方に移動して兵に周りを見張らせてから聞くと田村は驚きながら情報元を確認した。
「灰村」
「い、イジメだなんてそんな…僕はイジメられてなんか…」
「じゃあ俺らの勘違いか。すまんな、灰村にも一応誤解だったって言っとくわ」
「う、うん…お願い…」
俺が名前を挙げると田村が否定するので俺はとりあえず謝って訂正する事を告げる。
「まあなんかあれば言ってくれ」
「う、うん…」
「一応言っとくが、被害者が周りに助けを求めねーと動きようがねーぞ?察して動いた結果が今回みてーな『勘違い正義マン』案件だからな」
「うん…」
「じゃあな」
…当事者である田村が被害者では無い、と否定する以上俺にはもう何も出来ないので簡単なアドバイスだけして帰宅した。
「おっ、おかえりー」
「お。藤、戻って来てたのか」
「今さっきな。もうアイツらと遠出はしたくねーわ」
家に帰ると藤原が出迎えてくるので俺が軽く驚きながら聞くと藤原は呆れたように愚痴りだす。
「そういやイジメのやつ。今さっき田村に聞いたら否定されたわ」
「…マジ?じゃあ俺らの勘違いだったってこと?」
「そうなるな。委員長や柴にも電話しねーと…あと灰村にも言っとかねーとな…はーメンド…」
「マジか…俺らと同じノリだったのかよ…」
俺の報告に藤原が確認するので肯定すると反省するかのように呟く。
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