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「どうした?」
「『どうした』じゃねーよ!おめーが危ねーと思って慌てて体重縛ったんだぞ!」
「は?なんで?」
「重量が減った方が事故った時の重傷率が減るからに決まってんだろ!」
「魔法で調整してっから安心安全だぞ。実際試して何の問題も無かったし」
「…そーいやおめーはそーゆーやつだったな…」
ツッコミを入れるような柴田に俺が『何言ってんだコイツ?』と思いながら返すと呆れたようにため息混じりに呟いた。
「つーかあんなんマジでやるとかおめー頭大丈夫か?」
「あ?喧嘩売ってんのか?」
「心配してんだよ。人間大砲なんてネタを実際にやるとか誰だって頭の心配するだろーが」
柴田の確認に俺がイラッと来て聞くと呆れたように返す。
「ネタの割に効率的で合理的だから試したんだよ。移動時間は早いに越した事はねーからな」
「まあ…そうだけど…女子とか王子とかみたいに移動した方が良かったんじゃね?」
わざわざあんな危険な事を試さなくてもよ…と、柴田は珍しくしつこいぐらいに俺の身を案じてるかのような事を言ってくる。
「俺自身はアレできねーんだよ。それにもし失敗しても深山が居るし」
「…あ、そっか。確かに…なんだ心配して損したわ」
俺の発言を聞いて柴田は何故かため息を吐いてガッカリしたように返す。
「…なに?お前もしかして少し見ない間にソッチに…?」
「ちげーよ!おめーが死んだら住む所と飯を自分で調達しないといけなくなるからメンドクセーって思っただけで!」
俺が弄るように少し距離を取りながら聞くと柴田はツッコむように力いっぱい否定しながら本音を話した。
「それにしては心配し過ぎじゃね?」
「…おめーが非常識過ぎるからだろ。…俺も常識に染まっちまったな…」
「うわ、ウザッ」
「ひでぇ!」
柴田の黄昏るようなフッと笑っての呟きに俺が思わず心の声を漏らすとまたしてもツッコむように反応する。
…昼食後。
「おっ、海原。コッチ来てたのか」
防壁の様子を見に行こうと歩いていると駒込に声をかけられた。
「壁の修復とかしねーといけねーからな」
「うっ……すまんな」
「まあお前だけのせいってワケじゃねーし。石上達は居るか?」
「アイツらは物資の受け取りに行ってる」
「チッ…逃げられたか…運の良い奴らめ」
俺が来た理由を話すと駒込が気まずそうに謝るのでフォローするように返して尋ねるも、どうやらこの拠点には居ないようなので俺は舌打ちする。
「まあいいか…それより小林は元気か?」
「ああ、おかげで毎日めっちゃ元気だぞ。ところで物は相談なんだが…」
俺の問いに駒込は笑って返した後に目を泳がせながら話を切り出す。
「なんだ?また武器か?小林の分とか?」
「いや…生活費が少なくなってきてな…ちょーっと都合つけてくれないか?」
「無駄遣いすんな、って言ったよな?」
「無駄遣いはしてない。ただ…予想以上に食費がかかってな…一応これが小林が付けた帳簿だ」
俺が確認すると駒込は金を要求してくるので呆れたように返すとノートを渡してきた。
「…食費で約20万?円換算か?」
「ああ。その方が分かりやすいって言ってな」
「…消耗品代とか雑費とか服代とか結構だな…金貨一万じゃ足りなかったか」
「ココじゃ毎日食品の値段が変わるんだ。ギルドの報酬だけじゃ宿代含めて食うだけでギリギリ…それに育ち盛り二人だとやっぱ食費が足りなくて、な…」
俺の確認に駒込が理由を話すので他の項目を見ると女子の生活に必要な物を揃えるだけで結構な金が飛んでいってるようで…
帳簿を見ながら呟くと駒込がこの拠点の現状を話し出した。
「『どうした』じゃねーよ!おめーが危ねーと思って慌てて体重縛ったんだぞ!」
「は?なんで?」
「重量が減った方が事故った時の重傷率が減るからに決まってんだろ!」
「魔法で調整してっから安心安全だぞ。実際試して何の問題も無かったし」
「…そーいやおめーはそーゆーやつだったな…」
ツッコミを入れるような柴田に俺が『何言ってんだコイツ?』と思いながら返すと呆れたようにため息混じりに呟いた。
「つーかあんなんマジでやるとかおめー頭大丈夫か?」
「あ?喧嘩売ってんのか?」
「心配してんだよ。人間大砲なんてネタを実際にやるとか誰だって頭の心配するだろーが」
柴田の確認に俺がイラッと来て聞くと呆れたように返す。
「ネタの割に効率的で合理的だから試したんだよ。移動時間は早いに越した事はねーからな」
「まあ…そうだけど…女子とか王子とかみたいに移動した方が良かったんじゃね?」
わざわざあんな危険な事を試さなくてもよ…と、柴田は珍しくしつこいぐらいに俺の身を案じてるかのような事を言ってくる。
「俺自身はアレできねーんだよ。それにもし失敗しても深山が居るし」
「…あ、そっか。確かに…なんだ心配して損したわ」
俺の発言を聞いて柴田は何故かため息を吐いてガッカリしたように返す。
「…なに?お前もしかして少し見ない間にソッチに…?」
「ちげーよ!おめーが死んだら住む所と飯を自分で調達しないといけなくなるからメンドクセーって思っただけで!」
俺が弄るように少し距離を取りながら聞くと柴田はツッコむように力いっぱい否定しながら本音を話した。
「それにしては心配し過ぎじゃね?」
「…おめーが非常識過ぎるからだろ。…俺も常識に染まっちまったな…」
「うわ、ウザッ」
「ひでぇ!」
柴田の黄昏るようなフッと笑っての呟きに俺が思わず心の声を漏らすとまたしてもツッコむように反応する。
…昼食後。
「おっ、海原。コッチ来てたのか」
防壁の様子を見に行こうと歩いていると駒込に声をかけられた。
「壁の修復とかしねーといけねーからな」
「うっ……すまんな」
「まあお前だけのせいってワケじゃねーし。石上達は居るか?」
「アイツらは物資の受け取りに行ってる」
「チッ…逃げられたか…運の良い奴らめ」
俺が来た理由を話すと駒込が気まずそうに謝るのでフォローするように返して尋ねるも、どうやらこの拠点には居ないようなので俺は舌打ちする。
「まあいいか…それより小林は元気か?」
「ああ、おかげで毎日めっちゃ元気だぞ。ところで物は相談なんだが…」
俺の問いに駒込は笑って返した後に目を泳がせながら話を切り出す。
「なんだ?また武器か?小林の分とか?」
「いや…生活費が少なくなってきてな…ちょーっと都合つけてくれないか?」
「無駄遣いすんな、って言ったよな?」
「無駄遣いはしてない。ただ…予想以上に食費がかかってな…一応これが小林が付けた帳簿だ」
俺が確認すると駒込は金を要求してくるので呆れたように返すとノートを渡してきた。
「…食費で約20万?円換算か?」
「ああ。その方が分かりやすいって言ってな」
「…消耗品代とか雑費とか服代とか結構だな…金貨一万じゃ足りなかったか」
「ココじゃ毎日食品の値段が変わるんだ。ギルドの報酬だけじゃ宿代含めて食うだけでギリギリ…それに育ち盛り二人だとやっぱ食費が足りなくて、な…」
俺の確認に駒込が理由を話すので他の項目を見ると女子の生活に必要な物を揃えるだけで結構な金が飛んでいってるようで…
帳簿を見ながら呟くと駒込がこの拠点の現状を話し出した。
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