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「えー、そお?」
「ダンジョンとかに行きたいんならギルドに行った方が良くね?」
「…ギルドでパーティメンバーを集めるの大変だし…」
「…まあそのスキルじゃな…」
「確かに難しいかもな」
俺の提案に小林は沈んだようにボソッと呟き、柴田が同情するように返すと藤原も同じ感じで賛同する。
「うーん……じゃあ駒込に頼んでみるか?アイツならオッケーすんじゃね?」
「駒込って…あの野球部の?」
「そーそー。爽やかナイスガイのアイツなら体育会系だし、波長も合うんじゃね?」
「電話してみっか」
…流石にアウトドア派で体育会系女子の小林はインドア派の俺らには手が余るので…
同じ体育会系の駒込に小林の面倒を押し付ける事にした。
「…オッケーだと」
「じゃあ海頼むぜ」
「また俺かよ」
部屋の外で電話をしてた柴田が戻って来て結果を報告すると藤原がサラッと押し付けて来るので俺は呆れながら返す。
「お前の方が慣れてんだろ?」
「…しょうがねーな…」
小林の手前言い争うワケにはいかないので俺が折れてスキルの連携であと一つの拠点へと移動する。
「…また場所変わってる…」
「小林、コッチ」
「あ、うん」
驚いたように周りを見渡しながら呟く小林に指示すると素直について来た。
「流石に俺らインドア派だから週の半分以上外で遊ぶのはキツイわけよ。体力の問題じゃなくてゲームへの欲求が、な」
「…そうなんだ…変わってるね」
俺が誤解されないように駒込を紹介した理由を世間話のテイで話すと心外な事を言われ『お前もじゃ!』と言いたい気持ちをなんとか抑えながら外に出る。
「よー駒込。急に悪ぃな」
「まあ高木の件があるからな」
「とりあえず当面の生活費はやるが、無駄遣いすんなよ」
「マジで!?金くれんの!?」
ギルドの建物に入って手を上げて挨拶すると駒込は借り的な事を話すので金の入った袋をテーブルの上に置くと驚きながら金と俺を交互に見て確認する。
「そりゃ女子に貧乏な暮らしをさせるワケにはいかんだろ。…パパ活とかされても困るしな…」
「…ああ…なるほどね…」
俺が後半を小林に聞こえないよう小声でボソッと言うと駒込は納得したように呟く。
「小林。もし金に困ったり食うモンに困ったら俺のあの家に来いよ」
「えっ!ほんと!?」
「クラスメイトが貧困女子ってのもアレだからな。まあ俺の知らない所でそうなってる分には知ったこっちゃねーけど」
「…その優しさを俺たちにも少しは分けてくれよ」
俺の保険的な提案に小林が喜ぶので勘違いされないように理由を話すと駒込が弄るように返す。
「んじゃお前も一緒に住むか?」
「マジで!?いいの!?」
「他の奴らがオッケーすればな」
俺が提案すると駒込は立ち上がって興奮したように確認してくるので俺は一応同居人の許可が必要だと告げた。
「…物凄く、ものすっごくありがたい申し出だけど、今はいい。やっぱ男なら一人で自立してこそ…だろ?」
駒込は冷静になって座った後に柴田や藤原にも見習って貰いたいほどの立派な心がけをニヤリと笑いながら言う。
「おーおー、立派立派。でもソコに女子供を養う分の余裕が無いのがまだまだ子供だな、甘い!甘いぞ駒込!」
「な、なんだってー!…まだまだ、修行不足、という事か…ガクッ」
俺が賞賛しつつもボケを入れると駒込も乗っかってきて両手をダランと下げながらテーブルに顔を横向きに乗せる。
「ダンジョンとかに行きたいんならギルドに行った方が良くね?」
「…ギルドでパーティメンバーを集めるの大変だし…」
「…まあそのスキルじゃな…」
「確かに難しいかもな」
俺の提案に小林は沈んだようにボソッと呟き、柴田が同情するように返すと藤原も同じ感じで賛同する。
「うーん……じゃあ駒込に頼んでみるか?アイツならオッケーすんじゃね?」
「駒込って…あの野球部の?」
「そーそー。爽やかナイスガイのアイツなら体育会系だし、波長も合うんじゃね?」
「電話してみっか」
…流石にアウトドア派で体育会系女子の小林はインドア派の俺らには手が余るので…
同じ体育会系の駒込に小林の面倒を押し付ける事にした。
「…オッケーだと」
「じゃあ海頼むぜ」
「また俺かよ」
部屋の外で電話をしてた柴田が戻って来て結果を報告すると藤原がサラッと押し付けて来るので俺は呆れながら返す。
「お前の方が慣れてんだろ?」
「…しょうがねーな…」
小林の手前言い争うワケにはいかないので俺が折れてスキルの連携であと一つの拠点へと移動する。
「…また場所変わってる…」
「小林、コッチ」
「あ、うん」
驚いたように周りを見渡しながら呟く小林に指示すると素直について来た。
「流石に俺らインドア派だから週の半分以上外で遊ぶのはキツイわけよ。体力の問題じゃなくてゲームへの欲求が、な」
「…そうなんだ…変わってるね」
俺が誤解されないように駒込を紹介した理由を世間話のテイで話すと心外な事を言われ『お前もじゃ!』と言いたい気持ちをなんとか抑えながら外に出る。
「よー駒込。急に悪ぃな」
「まあ高木の件があるからな」
「とりあえず当面の生活費はやるが、無駄遣いすんなよ」
「マジで!?金くれんの!?」
ギルドの建物に入って手を上げて挨拶すると駒込は借り的な事を話すので金の入った袋をテーブルの上に置くと驚きながら金と俺を交互に見て確認する。
「そりゃ女子に貧乏な暮らしをさせるワケにはいかんだろ。…パパ活とかされても困るしな…」
「…ああ…なるほどね…」
俺が後半を小林に聞こえないよう小声でボソッと言うと駒込は納得したように呟く。
「小林。もし金に困ったり食うモンに困ったら俺のあの家に来いよ」
「えっ!ほんと!?」
「クラスメイトが貧困女子ってのもアレだからな。まあ俺の知らない所でそうなってる分には知ったこっちゃねーけど」
「…その優しさを俺たちにも少しは分けてくれよ」
俺の保険的な提案に小林が喜ぶので勘違いされないように理由を話すと駒込が弄るように返す。
「んじゃお前も一緒に住むか?」
「マジで!?いいの!?」
「他の奴らがオッケーすればな」
俺が提案すると駒込は立ち上がって興奮したように確認してくるので俺は一応同居人の許可が必要だと告げた。
「…物凄く、ものすっごくありがたい申し出だけど、今はいい。やっぱ男なら一人で自立してこそ…だろ?」
駒込は冷静になって座った後に柴田や藤原にも見習って貰いたいほどの立派な心がけをニヤリと笑いながら言う。
「おーおー、立派立派。でもソコに女子供を養う分の余裕が無いのがまだまだ子供だな、甘い!甘いぞ駒込!」
「な、なんだってー!…まだまだ、修行不足、という事か…ガクッ」
俺が賞賛しつつもボケを入れると駒込も乗っかってきて両手をダランと下げながらテーブルに顔を横向きに乗せる。
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